Notes.

ポケモン\遊戯王\型月\ゲーム\アニメ\その他諸々

【ドラマCD版】Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ 購入&聴き終りました

どうも。

 

前回書いたとおりですが、今回は本日発売(日付的には昨日)となった蒼銀のドラマCDを通して聴き終えたので簡易的な感想をと。

 

f:id:kishinox:20171026005150j:image 

結局ゲーマーズで買いました。絵カッコイイっすよねこれ。

パッケージは結構コンパクトな構成で、従来のスタママやドラマCD版Zero、EXTRAの様な正方形ではなくドラマCD版のGarden of Avalonと同じスマートなタイプですね。個人的にはこっちの方が好みです。

 

言うに及ばずですが、蒼銀のフラグメンツはFateの原典たるSNの更に基となった「旧Fate」をOVA化に辺り更に基にした再構築された「Prototype」…がメディア展開していないのに何故かその前日譚が商業作品化されたという一見意味不明な経歴により誕生した作品。

完結はとうの1年前に済んでいますが、完結から1年という速さでコミカライズよりも先にドラマCD化決定という流れを経て遂に今回発売。1年経つんですけどマテリアルまだですか

 

そして、今回のドラマCDは

 

www.youtube.com

 

↑のCMでも事前に告知があったように、話の流れを時系列順に再構成しての展開という事で。

 

でまぁ、聞いたんですが、確かにその告知通り

 

冒頭は1巻の沙条姉妹の独白→死者は蘇らない/徒波の彼方より七つの首、十の王冠が顕れる/汝の名は敵対者/此処に逆説を以て、失われた主の寵愛を証明せん。

という流れからの、原作ではちゃんと描かれなかった愛歌お姉ちゃんによるセイバー召喚の儀式(この時アニメ版アポクリやZeroみたいに複数のマスターの掛け声でという演出でしたね)→静謐召喚→ジキル召喚...

 

と、確かに原作ではかなりバラバラだった話の流れがちゃんと時系列毎に整理されていましたね。

 

原作を何回も読んだ身からしてもぶっちゃけ言うと、蒼銀は時系列がバラケ過ぎていて一連の流れとして内容が読み込みづらかったので、こうして時系列毎に直してくれた方が良い感じかなと思いました。

蒼銀は別にDDDや空の境界みたいに叙述トリックが仕込まれている作品でもなしなので、やはり時系列順の方が頭に入りやすいかなと再認識しましたので、個人的にはこれだけでも既に結構満足ではあったりします。

 

聴いてる時は原作の単行本の方と照らし合わせながら聴いていたんですが、然し改めて時系列順で通して聴くとこれマジ原作超時系列バラバラっすね...「あ、このシーンの次ってここになるんだ」と感じる面も。

一巻の次は三巻その次は四巻更に次は一巻...と、結構照らし合わせながら読むのは大忙しな感じでした。

 

原作と照らし合わせた感じ、台詞が削られている面もあれば加筆されていたり、キャラの台詞と地の文を上手いこと繋げていた印象ですかね。

蒼銀は結構地の文の癖が強いですが、ドラマCDというキャラの台詞に寄る展開が主となる媒体に落とし込んだ形としては上手く出来ていたかなと思いました。

巽が聖杯戦争に参加を決意するシーンなど、原作の様に地の文が有った方が良いという面も無論有りますが、音楽も雰囲気に合っていて全体的には良かったかなと思いますね。

 

最近事件簿などで多用されている(初出自体はSNですが)「境界記録帯(ゴーストライナー)」というワードも入れられていたり、サーヴァントとは英霊の影法師たる存在であるという部分も組み込まれていたりと正にドラマCD化に辺り再構成した感じですね。

蒼銀本編の話とは関係ないですが、先日の英霊剣豪でもサーヴァント=英霊の影法師という表現を強調されていましたが、Fakeで死徒が地球(星の代弁者である真祖)の影法師だとも言われていて、鬼と英霊はある意味で似ているという話も有りましたが、吸血鬼であり死徒もある意味で英霊ないしサーヴァントと似ている存在なんじゃないかという気がしました。なので、この辺り二十七祖と英霊召喚の共存に関係ありそうかなと考えています。

 

関係無い話は兎も角として、あとは原作だと(そこまで)描写が無かった先の愛歌お姉ちゃんの召喚の儀、ナイジェルと召喚後のブリュンヒルデなどの新規シーンの追加やアーラシュVSブリュンヒルデ戦なんかもしっかりしていたので良かったかなと思います。

 

大体原作と同じ流れで(古びた一冊のノートから抜粋)もちゃんと入っていてちょっと笑いましたが、でも正直「これ要る?」というか...まぁ、あそこまでほぼフルで入れなくて良い気もしますかね...

 

サーヴァント勢や沙条姉妹etc...一部キャラは既にボイスが付けられていましたが、今回新規で声が付いた人物が多数、そしてボイス有りの蒼銀のフラグメンツとしては今回初のメディア展開でしたが、沙条パパの圧倒的トワイス感がヤバいですねあれは。

EXTRAに引き続きで東地さんは出演されているので、トワイスみが強いというか。物凄く熾天の座で待ってそう(KONAMI

 

あと、声が付いて自分の中で印象が変わったのが仁賀征爾なんですが、原作だと出番はホントあれだけなので個人的にはFakeのギルの召喚者並にあんまりキャラとして立っていない印象だったワケなんですが、今回聴いたら中の人迫真の演技で思いの外ハッチャていたキャラで吃驚しました。

 

そういやキャラのボイスで言えば、最後の方でモーセも喋っていましたがどのキャストの方が演じられたのかって明記されてないですね。個人的にこの辺りの要素(モーセやネフェルタリ、ルキウスなどのボイスが付く)もドラマCDを聴く楽しみではあったんですが、予想より割とあっさりな感。ネフェルタリが喋る件辺りとかあそこまでバッサリいくとは意外でした。

 

 

本日ツイートされていましたが、モーセ役はどうやら緒方さんだったようですね。確かに普通に考えれば一連のシーンの流れ的には緒方さんですわね。

とはいえ、今回モーセが緒方さんだったのは伊勢三少年役だったからこそであり、ネフェルタリのシーンが全カットだったので、これは今後皇帝ルキウスとアーサーの対峙のシーンも割とバッサリ切られそうな予感。

 

で、話としては聖杯戦争四日目、ライダー・オジマンディアス召喚までで第一巻終了と。

 

一通り聞いた感じ、全体的に結構良かったですね。

何というか、蒼銀はコミカライズや映像化よりもドラマCDという媒体の方が合っている気がします。英霊伝承も話の構成自体は悪くなかった(話の構成自体は)ので、桜井さんの作風がドラマCD媒体は合っているのかもかなと。

 

f:id:kishinox:20171026005317j:image 

そしてEXTRAやZeroでは無かった、桜井さん書き下ろしの小説付きと。

一巻は「コンビニエンス・ストア」と「鎧纏わぬ私」の二つ。それぞれ20頁、10頁程の厚さ。

以前インタビューで、蒼銀の連載が終わった後も断片(フラグメンツ)を提供したいと述べられていましたが、確かに完結した後もなおこの様に本編で描かれなかったお話としては良い物でした。はい。

 

ボイス有りという点もですが、時系列に沿っての展開で原作よりもインプットし易さを感じたので、入りとしてもドラマCDは結構良いのではないかなと感じました

そんな具合で、蒼銀ドラマCD一巻中々に良かったです

 

 

そして、発表されたドラマCD2巻の発売日。...いや、早くないですか?二カ月位しか間無いってボイスはもう録ってあるんですかね。

まぁ、早いのは良いことですね、勢いが損なわれないので良いんですが、あのマテリアルは一体いつry

 

という事で第二巻は12月27日という事で、アポクリの円盤と同時という。そして、冬コミもすぐ訪れるので年末に集中し過ぎィ!。

 

 

 

そして、HFの第三週目特典も公開されましたが、いやー本当にHFは一体計何回行けばいいんでしょうね。これでまだ三週目という事実。

須藤さんのイラストですし結構行くつもりですが、然しそこは描くのは桜ではないんですね。

 

未来福音の複製原画よりマシ(マシとは)な気はしますが、でも総数で言ったら大差ないような...こうなると最後の周は全10種類位に増えてそうですね。

 

そんな訳で、蒼銀のドラマCDの感想でした。次も多分近い内に更新するかなと思います。