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Fate/strange Fake 4巻 読了しました。気になる点だけ。

どうもどうも。早いものでもうエイプリルフールから1週間が経ち、ぐだぐだ明治維新が全然ぐだぐだしてなく、流石帝都聖杯奇譚を書かれた事だけある経験値先生のシリアス寄りのシナリオだなというのと、土方さんがまさかのCV星野さんというのも合わさり、めちゃくちゃカッコイイっすね...キングが大好きなので、やっぱ星野さんカッコイイなと。

 

と、ぐだぐだ明治維新がちゃんとしているのに驚きですが、前置きはさて置きタイトルの通り、つい昨日発売されました「Fate/strange Fake 4巻」に関しての記事になります。

 

『5冊で終わると思ったから買ったのに!』と思った方々には申し訳有りませんが、もう数冊お付き合いいただけると幸いです......!

 

あと数冊で終わるんですかね....?(疑問)

 

 

うん、無理(無理)

 

まぁ、一応あと9冊までの刊行に収めたなら数冊になりますからね(白目)

 

でも、個人的にはFakeは滅茶苦茶面白いので、何巻でも続けて頂いて全然構わないんですけどね(ぶっちゃけ、出来るだけ長く続いてくれた方が嬉しい)

 

 

4巻単体で記事にするつもりは無かったのですが、Fakeのいつもの型月ネタを盛り込んでいる部分で気になった部分があるので、それだけ。(作中内の型月ネタ纏めみたいなのは三巻毎の区切り位でやろうかなって思ってます)

内容の感想に関しては、相変わらずの面白さと描写の上手さ且つ四巻目で”まだ”誰も退場しないとは流石の成田先生ですね。

いや、今回も本当に面白かったですし、吃驚した点も結構ありましたね。今からもう五巻の発売が待ちきれないです。

 

まぁ、でもせっかくなので一応

 

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今回この二人と

 

 

 

アルケイデスの隠されたもう一つの宝具が明かされました

 

『天つ風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラー)』

 

其は、「十二の栄光」「射殺す百頭」とも異なる宝具にして、敵の宝具を”奪い取る”能力との事。

これにより、作中内ではアルケイデスに対して「悪霧は倫敦の暁に滅び逝きて」を発動し、”ホンモノの魔”である「真性悪魔」ではないものの「幻想種」としての第六架空要素と化したジャック・ザ・リッパーのその能力そのものを簒奪するというもの。

 

かなりチート宝具ですが、これは可能であればどの辺りまで奪えて且つ自らのモノとして使えるんでしょうかね?例えば「日輪よ、具足となれ」といった常時発動系の宝具や、それこそ「無限の剣製」や「光輝の大複合神殿」といった固有結界(各々の術者の心象風景あってのモノなので微妙な感じはしますが)や、真名開放系でも自らを宝具そのものとする「人よ、神を繋ぎ止めよう」などの宝具も奪えるのかなと。

まぁ、神々の復讐者となった彼が神に連なるモノの宝具を奪い且つ自らが使うという事はしない様な気はしますが、そこまで詳細に語られていないので現状では色々と詳細は不明ですね。

 

あとは、「十二の栄光」の更なる能力として、ヘラクレスが生前乗り越えた「十二の試練」の最後の試練である「ケルベロス」を召喚ないし使役する事も可能の様ですね。

アルケイデス、実質宝具15個使用可能(敵の物も使える)という、復讐者と化してもスーパーチート状態でヤバいすな。

 

ジャックの宝具も中々に強力と思いますが、プレラーティに至っては現在の霊長の世の為に適した物理法則が支配する「世界の織物(テクスチャー)」”そのものを騙す”大魔術。

世界のテクスチャーを騙す...とは、また斬新な宝具が出てきたなと思いましたが、これはどうやらあくまで「幻術」であり。まほよで青子が第五魔法により時間そのものを飛ばした事や人理焼却式・ゲーティアが行おうとした時間逆行とは異なるので、一定時間が経過すると世界の修正力により効力は失われるみたいな感じっぽいですね。

 

そして、新たなキャラ

 

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サンジェルマン伯爵

 

の登場と。

 

以前のFakeにて

 

「ええと、まずはキシュアの御老体でしょ?享楽主義者のサンジェルマン、悠久を生きる御伽の魔女...あ、今はもう悠久を『生きた』かな?あとは、モナコの金持ち吸血種とか......どこかの学校にいたすっごく古い方言(ゴドーワード)を使う先生とか......先生といえば、あとは私の魔術のお師匠様達とか......」

 

「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」「マインスターの魔女?(有珠の母親?)」「ヴァン=フェム」「玄霧皐月」「蒼崎橙子さん」etc...フランチェスカをギャフンと言わせたレベルで殺した大物人物達と並べて名を上げられてはいましたが、お前...出るのか...と、何らかの形で今後触れられるだろうとは思っていましたが、もう直接登場するとは吃驚ですね。

 

アヤカが夢(?)という形でサンジェルマン伯爵を認識していたのに対し、彼の方は既にアヤカの事を認識していましたが、これは未来視etcの概念が関係あるのか、或いは「夢に介入する」という形ですが、かつて「花の魔術師マーリン」や「人理焼却式・ゲーティア」がそういった形で介入を可能としていましたが、これ「単独顕現」的なモノが関係あるのか。(サンジェルマン伯爵といえば、時間軸を超越するタイムトラベラー的存在でもありますし)

 

と、色々と考えましたが、プロローグ以外での登場は無かったので、今後に期待ですね。

 

ただ、サンジェルマン伯爵といえば、彼の「魔術王ソロモン」と面識があったり、「アトラス院」や「西欧財閥」「ヴァン・ホーエンハイムパラケルスス」etcが練成に成功し、「ムーンセル」を構成する物質でもある錬金術の基本にして最奥である「賢者の石(フォトニック結晶体)」とも関係が有ったりと、型月世界的にも結構重要な人物だと思うので、今後が楽しみです。

 

 

...と、そんなこんなで新たな宝具や新キャラも判明しながらも、偽りの聖杯戦争二日目/四巻目で誰一人として脱落者が出なかったりなスノーフィールドの聖杯戦争ですが、取りあえずは先ず

 

「あなたが着くまでは手を出さないから安心なさい。みんなで、復讐を果たしましょう?」

 「.......あの礼儀知らずで、恩知らずな二人にね」

 「気にしなくていいよ。彼女が睨んでるの僕らじゃ無くて、地上にいる二人だし」

 真下でそんな苦情を言われているとは知らぬまま、フィリアの身体に取り憑いた『それ』は、まるで自分自身を慈しむかのような声で、遥か西にある台風に呼びかけた。

「ここまで来たらすぐに元の容に戻してあげるから......」

 

 

「楽しみにしてなさい、天の牡牛(グガランナ)!」

 

...という事で、かつて「ハルリ・ボルザーグ」が、真なるバーサーカーを召喚する際にアインツベルンのホムンクルス、フィリアに憑依した「女神」なる存在は、「最高神アフラ=マズダー」ではなく、恐らくメソポタミア神話における「女神イシュタル」...?(二人というのは、ギルとエルキドゥのことでしょうね)

 

との事で、フィリアは彼の「神造兵装・グガランナ」をこの偽りの聖杯戦争の元に召喚し呼び寄せようとしている訳ですが、となると

 

 

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少し前の記事にも書きましたが、例の「第七特異点・絶対魔獣戦線バビロニア」において、「遠坂凛」を依代とした「疑似サーヴァント・イシュタル」が紛失したグガランナは、フィリアがイシュタルから奪った事で発生した方に繋がり、恐らく遠坂邸を中心とした爆発の様な事故や、エクスカリバーを放った跡の様なモノ、「古代の地球」と称される高密度の魔力濃度、即ち「第五真説要素(真エーテル)」が、バビロニアと冬木の接触で蔓延した事と思われるのは実際は関係無い?

 

 

少し余談になりますが、特異点Fで「セイバーオルタ」が特異点Fを”維持しようとしていた”事と、シャドウ・エミヤがその思惑に加担していた事は、意味があるっぽいという風に先日発売されたアニメ版FGOの円盤の一問一答で言われていました。

また、少し前の記事でも書きましたが、特異点Fは「今以て救われない」「十年、二十年で火が消える事は無い」「第五次聖杯戦争が完遂されてしまった後の様な姿」だと、各サーヴァント達から指摘されており、「ビーストは連鎖的に顕現する」という発言から、個人的に特異点Fは「人理焼却式・ゲーティア」の大偉業「逆行運河/創世光年」とは”別に発生した特異点”だからこそ、第一部が終わってもあのままではないかなと思っています。

ゲーティアと無関係で有れば、「今以て救われない」という発言や、終局特異点でのアンドロマリウス戦時に特異点Fのメンツが集わなかったのも説明が付くと思いますし。

 

 

...という訳ですが、個人的に気になったのがフィリアがグガランナを引っ張ってくる際に

 

「うんうん。どこにも繋がって無さそうな『枝』から引っ張ってきたけど、まあ、ちょっとの間だけなら、無くても困らないわよね?あの時代の『私』ならギリギリ権能も使える筈だし」

 

という発言です。

 

先の通り、イシュタルがグガランナを紛失するのは、「第七特異点・絶対魔獣戦線バビロニア」つまり、Fakeとは異なる「並行世界」での話です。故に、フィリアの言う『枝』とはこの型月世界における並行世界群の事でしょう。

然し、気になるのが「どこにも繋がって無さそう」という部分です。

 

単にこれが、人類史における通常の時間軸から外れた「特異点」という位相から引っ張ってきたから「どこにも繋がっていない」のか、或いは

昨年発売された「Fate/EXTELLA」で、型月世界における「並行世界」の概念明かされましたが、所謂「編纂事象」と「剪定事象」の二つが存在します。

 

簡単にいえば、並行世界=可能性であり、この星と文明が続くために並行世界というものはあって然るべき概念だけど、反面これが多すぎると星が抱える容量がパンクしてしまう。故に、この無限に連なる並行世界の中で、最も”可能性に満ちた世界”群だけを残し、あとは切り捨てる事で、より良い未来でより長くこの星を運営しようというルールがあります。

そうして、一定周期が訪れると、先の可能性に満ちた世界である「編纂事象」を残し、残りの”行き過ぎた結末””もう何をしても未来が変動しなくなった”世界である「剪定事象」を切り捨てる伐採のタイミングとなり、この伐採が私たちの「認識宇宙」を安定させ、事象の均一化を図り事象を固定化させるタイミング及び固定帯の事を「人理定礎」と呼びます。

 

そして、個人的に以前から気になっているのが

 

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というのが、「人理継続保障機関フィニス・カルデア」の目的です。

 

カルデアというのは、シバやカルデアスを用い「百年先」までの人類史を観測することで、霊長の世を末永く続ける為に人理が継続しているという事を保障するための機関です。

それこそが「不安定な人類史を安定させ、未来を確固たる決定事項に変革する」というのが狙いになる訳です。

 

が、しかし、先に書いたように未来=可能性であり、可能性があるからこそ未来もまた有るわけなのです。

 

剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったと思われる。ただしそれは「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、結末まで見る必要はなくなり、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されるのである。

分かりきった結末の為に宇宙はエネルギーを使わない。

まだ誰も知り得ない、どれほど高次の生命体でも見通せない”未来”の為に宇宙は膨張し続けるのだから。

 

と、言われている通り、いかな高次元の生命体である「神」であろうと見通せない”未来”であり、可能性がある世界にこそエネルギーは用いられる訳で、逆に結末がもう変動しない/分かりきっている様な世界にエネルギーは当てられず剪定されると。

そういうルールが有る中で、「不安定な人類史を安定させ、未来を確固たる決定事項に変革させる」=誰もが見通せない未来の決定であり、可能性を切り捨てる事と同義ではないかとエクステラ発売後からずっと思っていました。

 

だからこそ、当初は「魔術王ソロモン(ゲーティア)」の目的は、カルデアによっての剪定化が絡むのかなと思っていましたが、まぁ第一部は関係ありませんでしたね。

 

という事で、「どこにも繋がっていない」というのが「剪定事象」の事にしてFGOの世界を指すならそういうことなのかな?と。

 

然し、第一部ゲーティアによる「逆行運河/創世光年」が「遥かなる過去(神代)」との対決であれば、次に来るのは

 

そうだそれが現代での私の結論だ

過去を殺したところで未来は喜ぶだけだ

未来を閉ざしたところで過去は頑強になるだけだ 

 

まぁ「未来」でしょうし、1.5部でホームズも「2017年以降の未来領域が消失する」事と、アーサーや宮本武蔵の体験クエストで「剪定事象」の概念に触れていたので、その辺りが今後絡むのかなと。

 

やっぱり、今までの型月作品群で「MB」でも言われていたり、実際に未来を描いた「EXTRAシリーズ」「鋼の大地」「月の珊瑚」のどれもがそうですが、滅びの未来へと繋がっているんですよね。

オシリスの砂や月の珊瑚、路地裏ナイトメアでも言われていますが「霊長の自滅は避けられない」「解決手段そのものが滅びへと転じる」と。

 

そういったどうやっても人類は滅びへと繋がるという話をしてきた中で「人理を永続的に保障/継続」するというカルデアの方針や、冬木の聖杯戦争が一回のみ、ズェピアが五百年以上アトラスに居続けてる世界とか、結構他の作品群と乖離してかなり先鋭化している様に見えるんですが、本当にFGOの世界って編纂事象に含まれるのかな?とはずっと思っています。

まぁ、一応AZOでDr.ロマンが「ロード・エルメロイⅡ世」の存在していた世界と、FGOの世界はどちらも限りなく中心に近い...とは言っていましたが、さてどうなるか。

 

 

と、そういう事で「フィリア」に宿った「女神」というのがイシュタルのようなのが驚きですが、ただ

 

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疑似サーヴァントというのは、人類史を根底から破壊せんと「人類悪」が覚醒する程の「グランドオーダー」案件での特例という風に以前この様に言われていたので、フィリアのこの憑依方法は本当にというか、あれは疑似サーヴァントシステムと同じなんだろうか?というのと

 

「......あれは私の知る神ではない」

「場所が違うという事か?しかし、本質は似たようなものだろう」

「いや、そういう意味ではない。あれは本体でも分け身でもなく......恐らくは、他者の人格に焼き付けた叫び声のようなものだ。時代すら越えた、禍々しき呪いよ」

 

「俺は神を憎むが、神が残した呪詛は二の次だ。いずれ始末する事に変わりはないが、その前にあの英雄王を名乗る半神を始末する。それだけの事だ。 

 「壊れた女神様のデータなんて相手にしてても、ちっとも面白くないってのに!」

 

と、神々への復讐者であるアルケイデスがギルガメッシュを優先するレベルで、フィリアがイシュタル本体(イナンナ)でも分霊でもない「呪い」だとか「呪詛」だとか、単純に疑似サーヴァトでのイシュタル本人じゃないっぽい?様な発言があったり、ちょっと「ん?」という感じが有るので、まだフィリアにも何か有りそうな気は。(単純にフィリアが疑似鯖の様なモノであって、神本人ではないからというだけの意味?)

 

 

というのが一つ気になりました。

そして、次が偽のアサシンのマスター「ジェスター・カルトゥーレ」の

 

「力無き反英雄でありながら、夜の闇を恐怖に染め上げたフォークロア!かのワラキアの夜すら追いつけぬ速度で恐怖を世界に伝播させた悪辣の化身よ!さあ、見せるがいい、お前が真なる『伝説』を前に無惨に滅びるのか、それとも新たなる闇として一矢報いるのか!」

 

という発言により、「Fate/starange Fake」の世界で(というかFate作品群では初めてですが)死徒二十七祖第十三位を冠する「ワラキアの夜」の存在が確認されました。

これにより、現在”FGOを除いた”Fate作品群で存在が確認されている死徒二十七祖に該当する祖は

 

Fate/SN : 「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」「朱い月のブリュンスタッド

Fate/HA : 「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」「ヴァン=フェム」「ORT」「プライミッツ・マーダー

Fate/Lablynth : 「コーバック・アルカトラス」

Fake : 「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」「コーバック・アルカトラス」「ヴァン=フェム」「ORT」「ネロ・カオス」「メレム・ソロモン」「ワラキアの夜」(キャスパリーグ=「プライミッツ・マーダー」)

事件簿 : 「リタ・ロズィーアン」「アインナッシュ」「ヴァン=フェム」

 

以上の11体の存在が現状確認されています。

 

※ひむてんでは「シエル」の存在が確認されているので、恐らくロアも普通にいると思いますが、直接ロアの存在は明言されていないので除外しています。プリヤや帝都聖杯奇譚は本編の設定が反映されないので除外。まほ箱とAATMも無論除外で

 

この辺りの二十七祖Fate世界の話は、少し前の記事でガッツリ書きましたが、今回「ワラキアの夜」の存在がFakeで完全に確認されたのと、その他諸々でまた記事にしようかなと。

 

という訳ですが、今回のFakeの後書きにて

 

 ちなみに今回『ワラキアの夜』という単語が出ましたが、他のタイプムーン作品を追っている方の中には「おや?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。あるいは前巻までの『二十七祖』という単語について、既に首を傾げてらっしゃるかもしれません。

このFakeという作品が『SN世界と結果同じなのに全く違う世界になっている』部分の一つがその辺りにもありますので、今後のFate世界の展開にご注目くだされば幸いです。

 

と、成田先生が書かれていました。

仰られている通り、去年の七月末

 

死徒[しと]

真祖や他の死徒に吸血されて吸血種となった者のこと。吸血種と呼ばれるモノたちの大部分を占める。

不老不死に近い肉体を持つが、日光に当たる事が出来ない。

......その世界に生きる者達には預かり知らぬ事ではあるが、英霊召喚を可能とする世界において、死徒の頂点と言われる二十七祖は存在しない。

 

というのが「路地裏ナイトメア」で明かされました。

 

また、成田先生が仰るようにFake2巻で

 

埋葬機関と呼ばれる、代行者の中でも選りすぐりの者達で構成された組織がある。

そこに所属する面子は、吸血種達の頂点と呼ばれる『二十七祖』と闘える実力を持ち、時には単体で屠り去るらしいと、死徒達の間では伝説と恐怖、そして戒めとして語り継がれていた。

 

と、「死徒二十七祖」の概念はFakeには存在している事が語れています。

 

この「死徒二十七祖」の存在を成立させない「英霊召喚」が、儀式・聖杯戦争を成立させる為の「サーヴァント召喚システム」なのか、第六及び第七特異点で「賢王ギルガメッシュ」「女神ロンゴミ二アド」が構築した「英霊召喚」なのか、或いは人理を喰らう七つの「クラス・ビースト」を討つために存在する「降霊儀式・英霊召喚」のどれを指すのかは不明ですが、そこは取りあえずさておき

 

今回のFake新刊にて「ワラキアの夜」の存在が確認されました。

 

ワラキアの夜、本来は「ズェピア・エルトナム・オべローン」と呼ばれた錬金術師が、15世紀頃にアトラス院を離れ自ら到達した「滅び」を回避すべく「第六法(Progrm No.6)」或いは「第三魔法」に挑み敗れた事で、現象となり果てた存在。

ですが、FGOの世界にて

 

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ワラキアの夜という祖の元の人物である「ズェピア・エルトナム」は、2016年時でも未だに最後のアトラス院長として務めています。

 

更に

 

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FGO第1部で明かされた衝撃の事実。

マーリンの使い魔と目されたキャスパリーグこそが、人理を喰らう原罪の獣「ビーストⅣ」にして、聖典ヨハネの黙示録における七つの頭と十の角を持つ「黙示録の獣」であり、死徒二十七祖第一位を連ねる「プライミッツ・マーダー」でした。

 

然し、上記でフォウくんが述べている様に、FGO世界での彼はカルデアに到達する事であの姿のままとなり、プロト世界の第一次聖杯戦争の様に「第四の獣」として顕現する事も無く、「違う世界」では「霊長の殺人者」と呼ばれていた様に、この世界では「プライミッツ・マーダー」として顕現する事も有りませんでした。

 

即ち、FGOの世界では「ワラキアの夜」及び「プライミッツ・マーダー」という呼称で呼ばれるモノは存在しません。

故に、FGOの世界線こそが「英霊召喚が可能な世界において死徒の頂点に君する死徒二十七祖は存在しない」に該当するのではとは以前述べましたが、今回二十七祖の概念が有るFakeの世界で、ワラキアが普通に存在するのが判明したので、これはもうほぼ確定じゃないかと思います。

 

以前、labyrinthで

 

「人理が命として脈動し、英霊が時に幻想なりしサーヴァントとして召喚される世界において、人が変じた死の怪物である死徒はさして力を持たない」

 

とは、言われましたが、Fakeの世界では過去に五度冬木市聖杯戦争が執り行われ、イレギュラーとはいえ13騎ものサーヴァント(と、フィリア)が顕現可能且つ、あの世界では「死徒二十七祖」及びFGOの世界とは一転して「ワラキアの夜」が存在しているので、labyrinthでのヴォルフガングの発言(即ち、サーヴァント召喚システム)と英霊召喚による二十七祖の存在が成立しないのは恐らく関係無いと思います。

 

また、死徒二十七祖は歌月での

 

「もともと二十七祖などというモノも貴方(朱い月のブリュンスタッド)が足掻いた足跡にすぎない。どうしても自身と同じ純度の真祖が生まれず、貴方は様々な手段を試みた。

 その結果の一つがアルトルージュ・ブリュンスタッドですが、彼女もいまだ朱い月を迎え入れるまでの高みには達していない。」

 

というロアの発言通りなら、発端は恐らく真祖の生み親である「朱い月」です。

 

また、上記の成田先生のあとがき通りFakeは「SNと同じ結末、同じ条件でありながら全く違う世界」という扱いで、Fakeと同じ条件のFate/SNでは二十七祖の発端と思われる「朱い月」の存在は確認されています。

 

なので、SNやHA、Fakeといった、1800年を機に冬木の聖杯戦争が行われたFate作品群に関しては、月姫寄りの世界と同じように「死徒二十七祖」が存在していても問題ないと思っています。

故に、「ワラキアの夜」「プライミッツ・マーダー」が存在しないと思われる、FGOの世界こそが「死徒二十七祖が存在しない」に該当し、二十七祖の存在有無に関係あるのは「七つの冠位の守護者」を呼び出す「降霊儀式・英霊召喚」の方が関係あるんじゃないかなと思います(あの設定が明かされたのも第四特異点後ですし)

 

 

何故、二十七祖と英霊召喚が関係あるのかは不明ですが

以前「4Gamer」さんで、第一部完結記念で菌糸類と御大のインタビューが公開されていました

 

www.4gamer.net

 

その中で

 

奈須氏:
 僕としても,これまでもらってきたエールや熱意にお返しができるように頑張るというのが一番のテーマです。プレイヤーさんの二次創作なども作業の合間に読んだりして,愛を持ってくれてるんだなと感じています。
 実はですね,2013年ごろの話ですが,アニメ版の「Unlimited Blade Works」と「月姫R」,そしてFGOは,それぞれがシンクロするようにシナリオを書いてあったんです。もしすべてが予定どおりのスケジュールで進んでいたら,「Unlimited Blade Works」でギルガメッシュが人類悪という単語を……。

4Gamer
 あっ。

奈須氏:
 ……使うのと,FGOのクライマックス,そして「月姫R」の中でのとある言及が,同時に進行するという夢のある状況になっていたはずで……いやはや,現実は厳しい(苦笑)。
 ともあれ,重要な目標としてあった「忘れられない2016年にする」ということは果たせたので,2017年は1.5部を提供しながら,第2部の着地点をどんなところに持っていくのかを模索したいと思っています。いずれにせよ,いま見えている目的地までは全力で走り続けて,皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。

 

と、UBWと月リメは一部リンクしていて、そこである人物の言及により人類悪に触れられる(UBWではギルが聖杯と混濁した「この世全ての悪」の事を人類悪と称しています。あと、CCCでも「人類悪」のワードは2回使われるので、CCCもその一環に含まれていると思われます)と。

個人的に月リメで誰かが触れるとしたら、既存キャラならアルクェイドか青子先生か、ロアかネロ教授の誰かだと思っていますが、そこはさておき。

 

菌糸類の発言通りなら月リメでも「人類悪」という存在が触れるられる。

 

また、月姫本編では死徒二十七祖第十位ネロ・カオスは自らの特異性を

 

「いかにも。これでは原初の海と何ら変わりはない。」

 「だが、素晴らしいとは思わないか。

 私の中には『何になるか解らないもの』が渦巻いている。それは原初のこの世界そのものと言える小世界だ。

 どのような生き物が生まれるか予測がつかない混沌とした空間。

 現存するこの星の系統樹と同じでありながら、なお劇的な変化の可能性を持つ混沌の闇。

 その果てに何が待つのか、私は私が消える前に知りたい。」

 

「原初の海」と、つまりは「ビーストⅡ」に該当する「ティアマト神」と似た特異性を有していると思われます。

また、ネロ教授の綴り「NRVNQSR Chaos」の「NRVNQSR」は、ゲマトリアにおいてこれを数値化した総和数が「666」を現し、この「666」という数字はヨハネの黙示録において聖都を破壊する「黙示録の獣」に跨る「大淫婦バビロン」を暗喩した「皇帝ネロ」を指す獣の数字..といったように、ネロ教授はビーストと色々と関係していたり

 

Fakeにて、ジェスター曰く「英霊は人類史を肯定するモノ。然し、死徒とは人類史を否定するモノ」だと語られました。

 

また、同じくFakeに登場するアルケイデス。彼の有する宝具「十二の栄光」の一つである、人が生み出した宝具を無効化する布は曰く

 

「あれは、恐らく魔獣か神獣の類の裘だろう。よくもあそこまで加工してみせたものだが、恐らく元はウガルルムに似た何かであろうな」 

 「人の文明そのものを拒絶する特異点、時折そのような生物が現れる。少なくともアレには人が生み出すあらゆる『道具』が通じぬであろうな」

 ───人理を否定する獣の皮

 

と、アルケイデスの有する布は「人理を否定する特異点」の魔獣を加工したモノと語られました。

そして、今回のFake四巻にて

 

───やはり、あの気配はサーヴァントではないな。

───あの女神を名乗る女とも違う気配。

───恐らくは、星の産み落とした獣か何か......人型をした、ネメアの獅子か。

己の顔を覆う毛皮の持ち主であった獅子を思い出し、警戒を一段階強めるアルケイデス。 

 

と、アルケイデスが病院を強襲する際に見つけた死徒であるジェスターを星の産み落とした獣、そして自らが有する布の加工元の獣(ネメアの獅子)を同一視しました。

 

先のギルがアルケイデスの布を見た際「ウガルルム」に似た。と、言いましたが「ウガルルム」と言えば「ティアマト神」が生み出した十一の怪物の一つです。

そして、それと似たネメアの獅子及び加工した布は「人理を否定する獣」であり、死徒とは「人類史を否定するモノ」。そして、アルケイデスはジェスターとそれを同一視した...

 

更に言えば、死徒二十七祖の第一位でもあるキャスパリーグは、聖典ヨハネの黙示録における「黙示録の獣」でもある「第四の獣」としての可能性を内包しています。

 

なので、もうここまで来ればこれは「死徒二十七祖」及び「死徒」は「人類悪」である「クラス・ビースト」の方と直接的な因果関係があるのではないかなと思っています。だからこそ、死徒二十七祖の存在有無に関係あるのは「降霊儀式・英霊召喚」の方ではないかと。

 

ただ、そこから何がどうなってどうしたら、二十七祖が存在しなくなるのかは分かりませんが、死徒や真祖、二十七祖の発端である「朱い月」が何かをどうにかしたら分岐するのかもしれません。

 

英霊召喚可能であれば二十七祖は存在しない。

逆に、英霊召喚が可能という事はビーストが顕現する環境という事でもあるかもしれません。

であれば、逆に二十七祖が存在する=英霊召喚が可能では無い?になるかもしれませんから、月姫etcの世界では英霊召喚やビーストが働かないのかもしれませんが、まぁ分かりませんね。

 

そんな訳で、今回の新刊でワラキアの存在が確定し、先のアルケイデスの発言etc...で、死徒関連に関してこうかなと思いました。

まぁ、成田先生も今後のFateの展開で~との発言や、月リメでも「人類悪」のワードが出る様ですし、今後の展開で設定の真意が確定するかもしれませんから今後に期待ですね。

 

あとは、フラットに関して。

 

先日、試し読みが公開された時から「マジかよ...」って感じでしたが、どうやらエスカルドス家は、魔術協会三代部門「時計塔」が成立する以前~創立後の数世紀にかけて、彼の第二魔法所有者「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」と行動を共にしたと思われる、およそ1800年という彼のバルトメロイ家に匹敵する歴史を持つ家系だったという事実が明かされましたね。

 

然し、エスカルドス家は”ただ歴史が長いだけ”という事で、何の功績も無く何の特性も持たないというのが実態でしたが、天才的なフラットが誕生...

するも、フラットには「魔術師としての心構え」が欠如し「何か」が見えるという異常を持つ。それ故に、”両親から殺されかけ”るも、「フェムの船宴」に向かう途中のとある女性に時計塔を入学を勧められ、降霊科のロッコ・ベルフェバンを通じて「ロード・エルメロイⅡ世」と出会った。

 

というのが、彼及びエスカルドス家の経歴ですが、エスカルドス家の実験やフラットの異常性、ヴァン=フェム及び宝石翁から賞賛されたエスカルドス家の祖先に関しては取りあえず明かされずじまいでした。

今回のFakeで

 

「人の命は、この人達も含めて地球を飛び越えるための大事な部品(パーツ)なんです」 

目。

そう言ったフラットの目は、魔術師の目でも、ただの人間の目でもなかった。

何かがぽっかりと抜け落ちたような、あるいは全ての者を見通しているかのような、”満たされた虚ろ”

 

と、確かに異常性を認識できます。

また、以前のFakeで

 

「だが、君ならば「格好いいから」という理由であっさり吸血鬼になりそうだな」

だが、フラットから帰ってきたのは、存外に真面目な理由だった。

「確かに格好いいですけど、自分がなるのはちょっと。吸血衝動とかありますし」

 

「それにほら、"効率悪いですから"」 

 

と、かつてフラットは「死徒化は効率が悪い」と発言しました。

 

死徒には二種類あり、真祖或いは大本の死徒に噛まれた場合に死徒化するパターンと、自ら死徒化を選択するパターンがあります。

 

ある者は「不老不死」を目指し、ある者は「魔法」を目指すために、ある者は「根源」へと至るために...と、自ら死徒化を選択する魔術師は、そういった思想を持ってなるパターンが多いとされています。

然し、それをなった事も無いのに「効率が悪い」と評価...

 

また、上記のフラットの「人の命はこの惑星を飛び越えるための部品」というセリフが有りますが、確かに型月世界の概念で「何れ、人類はこの星を越え宙(ソラ)を目指す」というのがあり、

マーリンも「人間の時代の次は意思の時代が来る」

アルクェイドや「今が楽しければいいって前向きさは人間の長所だし。より良い未来を夢見るところが高く伸びれば、いつか星の海に逃げ出せる事でしょう!」

ギルガメッシュも「人類が我の星を越え、暗い大海にこぎ出し───ソラの果てに辿り着き、結論を出すその日まで」

 

と、過去に言及されており、フラットが言っているのは恐らく彼らと同じと思っていますが、彼らと同じ視点を持ち、全ての者を見通す...

 

若しかして...ですが、フラットって『両儀式』や「沙条愛歌」のような「根源接続者」かそれに近しい存在だったりするんでしょうか?

 

なんとなくですが、他人には見えない異常な「何か」や、あの魔術師としての心構えが欠如していながらもその天才的な能力etcといった部分は、志貴や愛歌お姉ちゃんを個人的に彷彿とさせたので、若しかしたら型月世界三人目の「根源接続者」だったりするのかな?と。それなら、魔術世界に通ずる宝石翁やヴァン=フェムが賞賛するのも分かるような。

 

まぁ、それでもエスカルドス家が宝石翁と知り合いなのは分かりましたが、何故ヴァン=フェムと面識あるのか(というか、十歳前後のフラットが何故フェムの船宴に行ったのか)や、エスカルドスの祖先や実験などは不明ですし、今後どんどん明かされそうですから楽しみですね。

ヴァン=フェムは、ヴァン=フェムで個人的に彼が齢4,000年を超えるとされる「神代連盟」の祖じゃないかなーと思っていますが、さてどうなのか。

 

フラットといえば、今回のエルメロイⅡ世に出会った経歴や、その時のフラットの描写がすごく良かったなと思います。

あと、ジャックとエルメロイⅡ世のやり取りも凄く良かったです...

 

───『私は、都市伝説でも英霊でもなく『貴方』を”覚えておく”と約束しよう、生前の君がどのような者だったかは関係ない。フラットのサーヴァントとして、僅かな期間なりとも彼に道を示した存在として、私は今こうして言葉を交わしている君の事を覚えておくと約束しよう』

 

という、ここが本当に滅茶苦茶好きです。

 

「───いいえ。わたしが認めてあげる。

貴方は貴方よ、アンリマユ。貴方はすぐに忘れてしまうだろうけど、わたしは最期まで覚えているわ。

貴方が自分の意志で、この願いを終わらせようとした事を」

「ああ────────」

 

「わたしにしてあげられるのはこれぐらい。今まで観測者にすぎなかった貴方が、これ人に認識して貰えたわ。

あとは簡単。貴方が忘れてもわたしが覚えているんだもの。

貴方は貴方として、あの月に昇れるわ」

 

「───────ようやく、ここに至ったか」

 

 

と、かつて、HAで「衛宮士郎」の殻を被った事で幻の四日間を演じ続けた「誰かだった彼」が、「イリヤ」に「貴方はアンリマユ」だからと、それをちゃんと彼として覚えてあげるというあのやり取りを彷彿とさせましたし、都市伝説でもあり時には殺人鬼であり、悪魔でありetc...と、様々な噂や伝達によって、誰もが自分ですら最早本当は何者であったのか分からないジャック・ザ・リッパー側面の一つである彼をエルメロイⅡ世が「貴方として覚えると約束する」というのは、あぁ...まさにアンリとイリヤ約束の再現なんだな...と。

 

なので、ここのやり取りめっちゃ好きですし、元々Fake勢の中でどの陣営も好きなんですが、セイバー陣営と偽バーサーカー陣営は特に好きで、どうか最期まで残ってほしいとも思っている位好きなので、ここは本当に感動しました。有難う成田先生。

 

 

あとは、フランチェスカ及びフランソワのプレラーティ組。

 

「アルトちゃんもその一種かな?まあいいや。今回は来なかったし。あーあ、お師匠様達へのいい嫌がらせになると思ったのになー。アルトちゃんを虐められればなー」

「師匠の師匠が塔の中で少し嫌な顔をするだけで、あの精霊達が慌てふためくとは思わないけどねえ」

 

「行く必要もないと考えてたんだろうし、行こうとしても無理だよ。ブリテンならともかく。あの湖から師匠達が大海を渡る程の神秘はこの世界に残ってないからね。それこそ世界のテクスチャでも剥がさなきゃ......あれ?」

 

という事で、前回の3巻でチラッと触れられていたフランチェスカの師匠...の師匠が、え...まさかの「花の魔術師マーリン」だ...と...?

 

と、また衝撃の事実(n回目)が明かされましたね...

 

個人的にフランチェスカの魔術の師匠はコーバックではないかと思っていましたが、どうやら師匠の師匠がマーリンで、彼らの発言から察するにその直属の師匠にしてマーリンの弟子に当たるのが、アーサー王伝説における「乙女ヴィヴィアン」を始めとした「湖の乙女」達(他の精霊も?)でしょうね....

 

まさかの方面でちょっと吃驚しましたが、深読みしすぎかもしれませんが一つ気になったのが

 

「クレティアンか。噂では、過去を見通すドルイドの成れの果てという噂だが」

「ああ、確かに彼やヴァースみたいな一部の詩人は、かの騎士王と円卓の物語を、まるで自分で見てきたかのように生々しく、そしてどこか懐かしむように歌い上げていたからな。たとえ1000年を生きる精霊だと言われても驚かないさ」

 

と、Fake4巻の冒頭の会話が有ります。

当初、読み切りが公開された段階で「クレティアン・ド・トロワ」氏が「過去を見通す」と言われたので、「過去視か或いは、下手したら過去のみを見つめる千里眼のホルダー...?」と思っちゃいましたが、そこは関係無いので兎も角。

 

このクレティアン氏やヴァース氏が「1000年を生きる精霊」という表現って比喩でもなく、マジでそうだったりしますかね?

 

↑のプレラーティの発言にもありますが、ブリテンを含む英国圏は島国故、神秘が漏れづらい。また、神代が終わり西暦に移行しても、神代の神秘をブリテン島は保っていたとされるほど、型月世界にとって結構重要な土地です。

そして

 

 .「.....【彷徨える王】だ」

 

「───【神話と歴史の境目を】だよ」

 

「「精霊だのルーン魔術だのがまだ罷り通ってた時代に片足突っ込んでた、最後の王様って事だ。せいぜい甘く見ねえことだな」

 

と、過去のFakeで語られていましたが、獅子心王が統治していた時代の英国でもまだ「精霊」は残っていた様ですし、クレティアン氏やヴァース氏は本当は精霊で、それがプレラーティの直属の師匠になったりするのかな?と。

クレティアン氏は、円卓の騎士達を本当に見てきたかのように。との事ですが、5~6世紀当時に彼らの活躍見ていて、以後も現在の物理法則下の世界でも残り続けた精霊なんじゃないか?と。

 

...まぁ、分かりませんが、プレラーティはプレラーティでコーバックやパラケルススと面識有りっぽいのは、恐らく「アレ」なんじゃないかとか、まだまだ謎は多いですね。

 

あと、そういえばデュマの宝具を昇華させる能力は、生前触った「過去の遺物」が影響を与えているっぽいですが、これは恐らく「巌窟王 エドモン・ダンテス」が「復讐者」として現界している肉体に影響を与えているとされる「14の遺物」と呼ばれるモノと同じなんでしょうね。

これに関しては、どうやら既存型月ファンには衝撃的な大きなネタを仕込んでいるFGOエースの巌窟王の英霊伝承で明かされそうですね。

 

さて、こんなところで終わります。

 

本当に今回のFake新刊も滅茶苦茶面白くて、成田先生は期待を裏切らないですね。

 

今後も是非、執筆頑張っていただきたいです(Fake5巻はよ

 

あと、AJ2017の記事を上げるの忘れてる訳ではないので、また後で上げます。