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【FGO二部】 Lostbelt No.1 永久凍土帝国アナスタシア クリア。感想や気になった点など

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どうも。タイトル通りですが、遂に先日解禁された第二部の一章であるアナスタシアをクリアしたので記事を上げようかと。

 

取り敢えずもう結論から述べちゃいますと、めちゃくちゃ面白かったですね。だからこそ、今回は書こうと思った次第です。

 

今回のシナリオは正直良い点が凄く多かったので、感想として色々と書きたい部分はあるのですが全部書き出すとあまりにも長くなりそうなので限定しますが、先ずは感想面から

 

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今回の最MVPとも言える彼、キャスターのサーヴァントである「アヴィケブロン」先生。

 

そもそもアナスタシアで登場する事が意外だったので始まる前は「マジか」位の認識でしたが、これが予想を遥かに超えた大活躍でした。

フィールドの移動や戦闘、シャドウボーダーの修理etc...あらゆる面で活躍してたと言いますか、寧ろアナスタシアでは必須レベルな印象すら受けました。で、個人的に一番良かったのが

 

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終盤でのこの独白からの退場のシーンですね。

犯してしまった罪は消え去る事はなく付いて纏い背負っていかなければならないというのは、それこそ「Fate/stay night」や「空の境界」「月姫」でもテーマとしては取り入れられていて、サーヴァントであれば「エリザベート・バートリー」がそうでしたが、アヴィケブロン先生もではその罪に対してどう在るべきなのか。という回答を示してくれたのは凄い良かったかなと。

 

そして、本来忌み嫌うの意では無いが「人間嫌い」である筈の彼が、最後に人間の強靭さを信じていると述べた点や人々を救うために「原初の人間」の完成を夢見た彼が人理の修復の為に成れたのも良かったかと。

あと、構図としても最後にアダムの炉心として自らを代償にし消滅して後に続く者達に託すという結末は終局特異点での「Dr.ロマン」と似ているので、同じソロモンの名を冠した者達同士を幻視させたのも綺麗だったかなと。

 

今回のアナスタシアでのアヴィケブロン先生周りの話は、やっぱり「Fate/Apocrypha」という物語があったからこそで、逆に既存作を踏まえた上で新しい話/新たな側面を描く事が出来るのは後続のスピンオフ作品だからこそできる訳で、今回それを経た上でどう描くのか、どういう結論を出すのかという点では本当に凄い良かったですね。

正直、アヴィケブロン先生自体はアポクリだと舞台装置的の役割のまま退場したという側面がかなり強かったのもあったので、そのアポクリを踏まえた上でこの様に大きな活躍の場を披露してくれるとは思わなかったので割と吃驚しました。カッコよかったです。

 

あと、英霊剣豪の時にも言えた事ですがサーヴァントとマスターの1:1の関係が強かったからこそアヴィケブロン先生が輝いていたのもあるかなと。

そういった点からも、アナスタシアではマシュが戦闘にあまり参加できない/異聞帯ではサーヴァントが召喚し辛いという設定そのものも上手い事噛み合っていたかなと思います。

 

 あとは、ヤガというかパツシィが良かったと言うか

 

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今回の舞台である「異聞帯(ロストベルト)」は、正しい人類史である「汎人類史」とは全く異なる環境で全く異なる歴史を歩んだ世界です。

そして450年程前に分岐したロシアでは大寒波に襲われ、生き延びる為にもパツシィが述べているように魔獣との合成に始まり様々な品種改良を施し、生存に向いていない旧種の人間や弱者を切り捨てて繁栄してきたように「強食」の理で回っていた。弱者は肉にすらならないという世界でした。

 

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そして彼らは「幸福」というものや音楽のような「娯楽」、他者を憐れみ尊ぶという”余分”すらも捨ててしまい、「美しい」と感じるモノも無かったと。

かつて「Fate/EXTRA CCC」で、「金色白面」は善と悪、強者と弱者はどちらも価値としては同じだと語ったように、どちらかだけでは物事や世界は成立しないように悪も善も強き者も弱き者も両方あってこそだと思うので”強いだけ”しかないが故に敗北した歴史であるロストベルトは、やはり”何かが欠けている””何かが足りない”世界なんだな。と、思いました。

 

後述もしますが、ロストベルトは元々は「剪定事象」の世界であると今回語られました。

剪定事象は”先鋭化した”世界であるが故に剪定されてしまった世界ですので、正に”強食”の理で生存する事に特化したロシアは強く先鋭化していると言えるので、イヴァン雷帝が余分すら捨ててしまったと嘆いたように”欠けている”様な世界構造に感じたのは必然なのかなと。

 

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コヤンスカヤもこの様にヤガを評していた様に、やはり何かが失われている感じの世界ですよねと。

他のロストベルトもそんな感じの世界なんでしょうかね。

 

先鋭化してしまったからこそこのロシアは敗北してしまった訳なんですが、然し敗北した側であるこの世界が「強い者を選び、弱い者は切り捨てる。」という勝者の歴史である汎人類史が行ってきた事の体現の人理で動いてるのは皮肉めいている感じがします。

 

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で、最終的に敗者側であるパツシィからしたら「」である筈の汎人類史を「美しい」と、だからこそ前に進むべきだと肯定するのも良かった感じですね。

 

そんな感じで今回のアナスタシアのシナリオは良かったと思います。どちらが悪でどちらが悪でないか。何が正しくて何が正しくないのか。

それは視点によって異なるというのは、今までの型月作品でも描かれていますが「汎人類史(編纂事象)」と「異聞帯(剪定事象)」という大きな括りで描きに来たなと、アナスタシアを読んで感じました。他のロストベルトもどの様な世界/人理で紡がれた世界なのか気になるところです。

 

他にも、アナスタシアとカドックの鱒鯖の関係やサリエリアマデウス、国を守るために皇帝として君臨していたイヴァン雷帝etc...アナスタシアは色々と良いところが沢山あったんですが長くなるのと語彙力が無いので抜きんでて良かったと思った点を摘出しました。

あと、アヴィケブロン先生だけでなく、魔獣化の方とはいえオルレアンでもオケアノスでも正直描写としてはあんまり...な感のあったアタランテや、ビリーやベオウルフなども既存の章より活躍していたのも良かったかなと思います。

 

そして、アナスタシア衝撃のラスト

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なんと

 

「彷徨海」

 

 の、登場と。

 

 

まさかのここにきての彷徨海でしたね。

彷徨海...ゴルドルフ所長も述べていますが、魔術協会の三大部門「時計塔」「アトラス院」に並ぶ三つ目の組織ですね。設定がほぼ開示されてない事で有名ですが

 

北大西洋を彷徨う巨大な山脈そのものであり、”移動石柩”の異名を持つ。通常は海上を彷徨しているが、時折陸地に上がる事もある

・組織内部に一般的な上下関係は無く、時計塔のように”魔術のさらなる発展”は望んでいない

・「アトラス院」と並び「魔術協会」の原型にあたる。協会の創設者には彷徨海から追放され、行き場を失った多くの異端の魔術師も存在した

・神代の魔術こそ至高、西暦以降の魔術など児戯に等しいという思想にあり、時計塔とは冷戦状態にある。アトラス院と同じくして、現代においてこられの組織に属するのは時代に置いていかれるのと同義の為、時計塔に所属する魔術師が九割を占める。

・研究内容は主に肉体(人体)の改造とされる。

・生前に「ヴァン・ホーエンハイムパラケルスス」がアトラス院と同じく技術交流を行っていた

「判明している所属者」

・「フォアブロ・ロワイン」(※月姫世界では後の死徒二十七祖No.10「ネロ・カオス」。彷徨海の鬼子とも。)

・「宝石殺し(特性:停止、稀代の魔術師と噂される)」

の二名。

 

...既存の設定から掻き集めてもこれだけしか開示されていないですね。

然し、まさかの彷徨海と来ましたか...確かに、今後「芥ヒナコ」の担当するロストベルトNo.3以外は神代真っ只中に分岐した剪定事象ばかりですし、今回のアナスタシアのように人種自体が変化していたり、そもクリプター達が神代を再び世に呼び戻すのが狙いなら彷徨海が登場するにはもってこいではありますね。

 

個人的に気になるのが、神代より別たれた異聞帯は「エーテル」で満ちているのか気になりますが、そうであるなら彷徨海の協力は色々と助けになりそうな予感はします。

が、然し何でしょうね...こうアトラス院と同じくして滅亡が近くなると顔を出してくるスタンスは。

 

次章からこれは彷徨海と合流する事になりそうですが、然しこれFate世界での「ネロ・カオス」...というか「フォアブロ・ロワイン」の詳細が判明するやもですね。

 

今のところ観測できる範囲の中で「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」「ズェピア・エルトナム・アトラシア」「アインナッシュ」「リタ・ロズィーアン」「グランスルグ・ブラックモア

と、月姫世界で「死徒二十七祖」に該当する死徒達は、二十七祖のい概念が存在しないFate世界でも死徒化の道自体は概ね歩んでいるので、Fake世界以外で未確認のネロ教授も死徒化自体はしていると思っているので(個人的にはズェピアと同じパターンと考えています。要は死徒化はしているが、ワラキアと呼ばれないようにネロ・カオスと呼ばれずフォアブロのまま)第六特異点の時のズェピアみたいに名前だけでも良いので詳細が分かればいいんですが。

 

まぁ、でもここ一年の内にロア(英霊伝承)に、ワラキアもといズェピア(事件簿)と、まともなカタチで作品化されている中で作中に登場した二十七祖連中が顔を出しているので、フォアブロ本人が登場する可能性はかなり高そうな予感はします。そもそもFGOは常に「プライミッツ・マーダー」が傍らに控えてますから今更驚きもしませんが。

個人的にはFate世界のネロ教授の詳細は気になっているので、取り敢えずはこれで判明すれば良いかなと。

 

然し、この地球漂白及びテクスチャの書き換え後に何故現存しているのかなどの疑問もありますが。というか、発信者のバルトアンデルスという呼称は発信者の名称か彷徨海の別名か何かなのかなんでしょうね。

 

 

大凡の感想部分はこの辺りで。

あとは、アナスタシアで気になった部分についてですね。

 

取りあえずは、冒頭の件から。

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 濾過異聞史現象によって漂白された地球でしたが、まだ生存者はいたようですね。

名前は「デイヴィット・ブルーブック」と。クリプターにも似た名前(デイビット)が居るのでややこしいというのが正直なところですが、他の名前は無かったんでしょうか。

と言う事で、彷徨海同様にこのディヴィットなる人物もこの星の生き残りでこの謎の解答を求める為に旅に出たようなので、いずれはどこかでカルデア側と出会うんでしょうかね。

 

然し、ヴォーダイムの話では人類はほぼ滅せられたように受け取れましたが、先述の「彷徨海」といい若干数は生存者がいる事はいるので「蒼崎姉妹」や「ORT」、「アトラス院」辺りは漂白されても無事な予感はします。

あとは「コーバック・アルカトラス」や「フランチェスカ・プレラーティ」辺りも気になるところですが。

 

こうなる事を予見していた者。こうなる事を知った上で看過していた者。という話では、第二部のPVではかつては魔神王だった「ゲーティア」は「この結末を予期したモノ」と述べてはいましたが、まぁ仮に予め知っていたとしても地球の漂白化やソラからの侵略を回避できた事なのかという疑問しかないですが。

 

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そして謎の記録と。

ニューメキシコ州...なのでアメリカ合衆国ですね。

余談ですが、割と最近は型月作品内でアメリカが話に出てくる事は多々ありますね。亜種特異点Ⅳはセイレムも現代のアメリカを巻き込んででしたが、後は前にロマンがアメリカで聖杯戦争が執り行われた事は無いと述べたり、FGOでは無いですがFakeも舞台がアメリカですしね。そういえば第五特異点もアメリカでした。

 

それはさておき、この記録。人類以外の知的生命体と思わしき存在が2016年時点で地球に来訪していたようですね。

形状としては人類の常識外とも言える怪物のような姿。言うまでもなく二部はソラからの侵略者が敵ですので、2017年末を起点とした侵略の種は一年前から既にばら蒔かれていた。という感じですかね。

 

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ただ、気になるのがこの記録によるとこれは2016年の出来事であるようですが、そもそも人理焼却の破却によって破却された2016年末までの一年間は知性体の活動が止まっていたという話だった筈なんですが、うーん普通に2016年時の記録があるのは何なんでしょうね。この辺りの人理焼却後の処理の話と食い違ってると見えるので疑問です。

 

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そして、この外来生命種らしきナニかは「樹の根」ようなモノ。「空想の根」「空想樹」からして紛れもなく異星の神に関係するナニかでしょうが、然しそもそも異星の神は本当に...という疑問はありますが...

 

 次はクリプター達の会話から摘出。

 

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濾過異聞史現象にして地球の漂白、異聞帯の出現はどうやら異星の神による仕業であり地表のテクスチャそのものを書き換えていたようですね。

 

そして「地球の王様」決めゲーム。それが現状明かされたクリプター達の目指す地点ではあると。

この辺りは

 

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エルキドゥ」の幕間と繋がる話ですね。

地球の王...つまりは、既存の概念から言うなれば地球の「星の頭脳体」にして「アルテミット・ワン」になるようなもんですね。確かに星をてなづけるにはその位置に至る必要はありますが。

目的がそのまま星の王になるのであれば、この辺りは死徒二十七祖のNo.3であり元々月のアルテミット・ワンである「朱い月」の目的と、その目的に必要とされた「真祖」などを彷彿とはさせますね。まぁ、すくなくとも汎人類史の歴史において朱い月を参考にしても地球の王に当たる存在は結局生まれなかった訳ですが。

 

然し、どうやらそのゲームは「キリシュタリア・ヴォーダイム」の勝ちが決まっているようなものらしいというのは気になるところですが、どういった意味合いかが気になるところですね。

単純にヴォーダイム本人の実力の話なのか、王として選定される為の異聞帯としてヴォーダイムのロストベルトが最も優れているのか(繁栄や発展具合の話なのか)など。

 

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ロストベルトとクリプター達の間で刻まれているルール。

最終的にはどれか一つの異聞帯が選ばれ、その過程で成長した異聞帯同士で衝突し吸収していくと。作中でも後にカドックが述べていましたが形式的には確かに「聖杯戦争」に近いですね。

オフェリアの異聞帯の行く末がヴォーダイムの異聞帯にも関係あると言うのは気になる部分ですね。恐らく「オフェリア・ファムルソローネ」のロストベルトは北欧神話絡み故の神代とはいえヴォーダイムの時代とは1万年以上ズレていますから。

 

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そして、彼らの目的は異聞帯を利用しての「人理再編」である事も確定しました。

クー・フーリン(キャスター)」「シャーロック・ホームズ」「BB」などは予めそのワードを語っていましたが、やはり一部が「人理焼却」であるならば二部は「人理再編」が主題と。そして、人類が神と共にある世界を目指すという。

14000年前の「衰退」に始まり、人間は神代から卒業して人理(人類史)を築き上げてきた訳ですが、何故神代を復活させた上での人理の再編をする必要があるのか気になるところです。

あとは「人理再編」と「人理編纂」が=なのかもやはり気になるところですね。

 

 

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そして、それぞれの異聞帯には「」が存在すると。

今回のアナスタシアでは「イヴァン雷帝」が王(皇帝)として君臨していたように他の異聞帯でも同様と。そして、カドックはアナスタシアと契約していましたがイヴァン雷帝とは全く関係が無かったので、クリプターの契約サーヴァントと王もまた別と。

芥ヒナコ」の担当するロストベルトNo.3、今回のアナスタシアのシナリオを見ると「荊軻」の英霊伝承の延長上の話になりそうな予感はしますが、仮にそうだとしたら「始皇帝」とヒナコの契約鯖は別になりそうですね。

 

後はヴォーダイムやぺぺロンチーノ、オフェリア、デイビットの異聞帯の王は誰になるのか。ロストベルトNo.6の王はそのままアーサー王なのか「モルガン・ル・フェ」や先代のウーサーかヴォーティーガンなども有りうるかもしれませんが、はて。

 

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あと気になったのはぺペロンチーノとデイビットの会話ですが、この「四角」とは

 

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PVのこれですかね。形状としては「ムーンセル・オートマトン」に類似するもののムーンセル自体はインド神話とはぶっちゃけ直接的な接点はないのですが。

あと、今回の話を終えた後だと「切除」という表現は気にかかるところですね。デイビット曰く、異聞帯にとってもアキレス腱のようなモノらしいですが、ぺペロンチーノの異聞帯には「空想樹」以外のナニかが根付いてるんでしょうかね。それが異聞帯の維持に関わる事なのかは分かりませんが。

 

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そしてヴォーダイムの独白。

人理の再編だけでなくあらゆる魔術師/賢人が到達し得なかった世界/結論に挑もうとしている様ですが、一体何を目指しているのか。

ゲーティアに連ねて名を上げてる「賢人」とは何を指しているのか不明瞭ですが千里眼ホルダー達ですかね。

 

あと、気になるのはマリスビリーの机上の空論を完成させる。という部分ですね。

 

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マリスビリー・アニムスフィア」は、かつて「レイシフト理論」を机上の空論と表現していましたが、まぁどう考えてもヴォーダイムの指している机上の空論とは異なるでしょうし。

 

ただ

 

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マリスビリーは、何故神代が途絶えたのか/西暦以降の人理定礎が不安定化したのか。を究明する事が目的(そもそもレイシフト理論も人理の継続もそれの手段でしかない)だったようなので、ヴォーダイムもまた神代を蘇らせようとしているのでその辺りの要因でしょうか恐らくは。

そういえば、神代を呼び起こし新たな人理として人類史の継続を目論むという点ではクリプターの目的は「ダリウス・エインズワース」の思想に近い感じはします。

 

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あと、地味に即明かされたCM新ランサーの真名は「カイニス」でしたと。

1.5部は真名秘匿システムを導入していましたが、2部は恐らく無くしたようですね。まぁ、正直1.5部も新宿以外は真名秘匿が機能してなかった感が強いので、個人的にはこれならもう別に無い方向性で良いと思いますね。

 

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そして、判明した今作における「言峰綺礼」の詳細。

序章の時点でサーヴァントの霊核を素手でぶち抜いていたのでアレでしたが、やはり「疑似サーヴァント」だったと。

真名は「グレゴリー・ラスプーチン」。

 

アナスタシアのPVにも登場し、それ以前では「天の衣(アイリスフィール)」の因縁キャラにコメントがありましたがやはりそうきたかって感じだった訳なんですが

 

問題点はそこではなく

 

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なんと、FGO世界において「言峰綺礼」はもう存在していない。というか既に死亡していると。

その要因として、2004年の冬木市で死亡したとの事。

 

という訳で、FGOの世界において言峰綺礼は死亡していると言う事が明かされました。

然も、2004年に冬木市で死亡したとの事なのだ明らかに聖杯戦争絡みな訳ですが、ここはやはり気になりますね。

 

第四次聖杯戦争が起こる世界では言峰綺礼がこれに参加/生き延びた場合、必ず第五次聖杯戦争で死亡するという扱いにはなっています(逆にそもそも第四次聖杯戦争が起きていない「Fate/Apocrypha」の世界では存命のままだったり)。

カルデア」と「アトラス院」の「トライヘルメス」でFGO世界の冬木の聖杯戦争の記録は咀嚼があったりしますが、教会のリストからも言峰の名が無いと言う事はもう存命で無いのは確実の様ですね。

 

然し、FGOの世界は少なくとも

 

・大聖杯が汚染されていない(第三次聖杯戦争でこの世全ての悪が召喚されるに該当する事例が発生しなかった)

 

のは確実です。

そして「ロード・エルメロイⅡ世」の話では「FGOの世界は第五次聖杯戦争は2004年が一回目」との事で此方は事実かは不明ですが、「Dr.ロマン」の反応や「オルガマリー・アニムスフィア」が「事件簿」とで聖杯戦争に対して反応が違ったりはするので、本当に04年が一回目なのかなという気はしますが、いずれにしても言峰は死亡していると。

 

仮に第四次・第五次聖杯戦争が起きなくとも言峰綺礼が死亡する世界もあるのかもしれませんが、それ以前に言峰...というか、これはFGOの世界の冬木の聖杯戦争にも「聖堂教会」の干渉があったと言う事ですよね。

本来、冬木の聖杯戦争に聖堂教会が「監督役」を派遣するという形で干渉し始めるは第三次聖杯戦争からでしたが、第一回目の世界であるFGO世界でも干渉しているという...となると、「魔術協会」も聖杯戦争の勃発は此方の世界でも知っていたのかもしれないですね。

 

 まぁ、元々「令呪」なんかも本来は第二次聖杯戦争から編み出された扱いなのに、一回目のFGOの世界でも考案されていたりなどもあってFGO世界の冬木の聖杯戦争は概要が読み取れませんでしたが、益々良く分からなくなってきました。今後詳細は明かされるのかどうか。

 

 

あと、気になったのが言峰は死亡する際に肉体が完全に消失したという話ですかね。

何故焼失したのかも謎ですが、こうして言峰の死体を寄り代とした疑似サーヴァントとして異星の神の使徒として活動しているとなると、もっと前から異星の神が干渉していたのかという疑問がありますが、然し2004年はゲーティアの人理焼却すら起こる前。今回の敵対者であるAチームを「クリプター」と呼称し、冬木の聖杯戦争で勝利したマリスビリーが気になるところですが、現状だと良く分からないっすね。

 

という事で、言峰関連は色々と明かされましたが謎しか増えなかった感じですかね。

言峰とアナスタシア皇女殿下のやり取りも良かったですが、然しもうラスプーチンとしての望みは無くなって言峰綺礼その人まんまになっているというのが...今後の展開の厄さが増した感はあります。

 

 

そして、第二部の舞台となる異聞帯(ロストベルト)。その七つの一角が今回のアナスタシア。

ロストベルトは、年末に公開されたPVだと「間違った繁栄/歴史を歩み中断された人類史」を指すという話でしたが、如何せんそれだけでは此方も近年明かされた「剪定事象」という概念とナニが異なるのか判りづらいなという気持ちはありましたが、今回は一章目という事も有りサンプルケースとなったのでその点から

 

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というのが、今回のロストベルトNI.1の概要。

およそ450年前に訪れたとされる大寒波。それによって星そのものが極寒の環境に変化し、その環境を生き延びる為に「イヴァン雷帝」の政策によって「人間」と「魔獣」の合成にして品種改良を施す。それによって生み出されたのが「ヤガ」と呼ばれる新種の人類。

そして、我々のような人間は彼らの世界では「旧種」と呼び、種としてはもう既に滅んでいる...という世界でしたと。

 

星が人間が生存するに適した環境では無くなってしまい、人間という種そのものを品種改良して環境に無理矢理適用させたという話で「鋼の大地」まんまでしたねマジで。

あちらの世界では、星が死亡し「ジン(真エーテル」という人体に有害な粒子が大気に溢れた為、人類は様々な生命種と霊長類を融合して「亜麗百種」という品種改良された次世代の霊長を生み出し、品種改良を受けていない旧世代の人間は機械のサポートなどが無ければ生存は不可でもう生き残りは居るもののほぼ居ない状態でしたが、此方はとっくに滅んでいると。

然し、何でしょうね...第二部の序章時点でもTHE鋼の大地みたいな雰囲気は有りましたが、第一章から既に鋼の大地そのものなんですが「魔女の大傘」や「ブラックバレル」「六人姉妹」的な概念も出てくるんですかね二部。

 

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この辺りの「人類史そのもの」によるカウンターの英霊召喚というのも正しく鋼の大地っぽいですね。

彼方は、星が死亡したのに人間は生き残ってしまった為、地球が最後に発信したSOSで他天体達に殲滅を託した様に、此方は言うなればそれのアラヤバージョンの様な。

 

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魔獣」と「人間」の合成種であるヤガはゴルドルフ所長の話だと神秘の秘匿の破壊らしいですが、この辺りは概ね「魔術」と「科学」の融合が禁忌であるとされるのと似た感じですかね。

 

そんなアナスタシアですが、今回語られた「ロストベルト」という概念そのものに関して

 

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というのが「異聞帯」の概要。

年末に公開されたPVだと「剪定事象」との差異が不明瞭なところはありましたが、説明見る限りは剪定事象と本質的には同じ...というか、扱い的には剪定事象そのままのようですね。本来なら剪定された時点で未来を閉じるという話でしたが、何故か現在まで続いてしまったと。

失われた歴史(ミッシング・ベルト)」と、呼ばれた「亜種並行世界・下総国」でもホームズは剪定事象と同じような扱いしていたのもそも両者とも同じだからといった感じですかね。

 

ただ、第二部のPVだとロストベルトは間違っているが故に”中断された”という扱いだったので、今回のアナスタシア見ると現代まで歴史として継続していたのが意外だったというかこの辺りの仕組みは正直若干良く分かってないですね。そもそも剪定事象自体も伐採された時点で破棄された世界ですし、「下総国(ミッシング・ベルト)」もリンボの話では、あくまで剪定事象では無いと言っていた訳ですからね。

 

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まぁサリエリが空想樹が切除された事で「元の剪定事象に戻る(なかった事になる)」と述べていたので、異星の神なるモノがロストされた剪定事象を観測/サルベージした事自体も本来なら既に滅んだはずの世界(剪定事象)の歴史が続いている「異聞帯」と化してしまった要因の一つかもしれませんが。

この辺り、今後のロストベルトでも言及が欲しいかなと。

 

…然し、今回のロシアの分岐は約450年前に起きた大寒波…という正しい人類史で起き得なかった突発的な災害が原因による分岐となると、他のロストベルトも何が分岐になったのか分からないですね。

単にキャメロットが崩壊しなかっただけ、セファールが神々に敗れただけ。とも限らなくなってきましたが、さと各ロストベルトの分岐や如何に。

 

 そして、二部からのキーとなる

 

 

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この「空想樹」と呼ばれる謎の大木。どうやらこの空想樹こそが異聞帯を発生させている元凶の様ですが

 

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カドック・ゼムルプスの話では、これこそが異聞帯という有り得ざる世界を根付かせる為の「」だと。

そしてダ・ヴィンチちゃんの話では「空想樹オロチ」より膨大な魔力量の検知であり、質的には「真エーテル」に近く、あのままだと世界が”引っくり返っていた”可能性があると。

 

花の魔術師マーリン」や「シャーロック・ホームズ」に曰く、「聖槍ロンゴミニアド」こそが「世界の裏側」と「表側の世界」を繋ぎ止める楔でありこの封印が解かれた暁には世界が引っくり返ってしまうという話ですので「空想樹」はそれの異聞帯バージョンのような役割のモノという感じでしょうかね。

要は、空想樹という楔があるからこそ世界に異聞帯などという世界を繋ぎとめられている感じという具合で。(そして、ロンゴミニアド同様にこれが剥がれれば異聞帯というテクスチャも剥がれてしまうと)

 

然し、この「空想樹」も「鋼の大地」の「天の亡骸(タイプ・ヴィーナス)」を彷彿とさせるので、やは鋼の大地みが強いですね。

 

然し、個人的に気になるのが「空想」というワードですね。

第二部のPVや序章、アナスタシアでも触れられていますが「空想の根は落ちた」とも言われているように第二部で主となっているワードですが、空想...

 

 

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一応、既存の型月作品だと純血のマインスターである「久遠時有珠」の操る「プロイキッシャー」などは、「空想」によってこねられた神秘であると言われており、そして「童話の怪物」とも呼ばれるプロイは人間の生み出した「物語」そのものでもあります。

 

もう一方では死徒二十七祖No.13である「ワラキアの夜」は「シオン・エルトナム・アトラシア」の話では「空想を纏い実体化している」という扱いです。

で「ワラキアの夜」という祖は、コミュニティ内で流布される「」や「」あるいは人々が夢想する「不安」などの「悪性情報」とも呼ばれる...要は人々の想念を利用して実体化します。

 

なので、空想の根/空想樹の空想は、人々の幻想や想念或いは嘘、虚構、夢とも言い換えられそうですが...

 

 

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個人的に気になるのが「チャールズ・バベッジ」の発言ですね。

 

マイルームや作中の台詞から

 

「貴様であれば、いつか我が空想を見るかもしれん」

「我が空想世界には争いなど無く、発展と繁栄のみがある」

 「貴様にも見えるだろう。”それ”が我が夢見る空想世界」

 

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と、バベッジ卿は常々「空想」「空想世界」というワードを発しています。

で、このバベッジの夢見た「空想世界」というのが

 

複雑で高度な計算を可能とする機械───階差機関(ディファレンス・エンジン

原理としてはまったく不可能ではない。ならば、実行も叶うであろう。

数学はあらゆる学問で応用されている。故に、この機械が完成した暁には、人類はあらゆる分野にて飛躍的な時間短縮を実現し、文明全体は数世紀分の発展を遂げるだろう。それは誰しもが成し遂げたことのない夢物語だった。 

 ディメンジョン・オブ・スチーム。

生前に設計した「階差機関」「解析機関」が真に完成すれば到達していたはずの、蒸気機関華やかなりし文明世界───すなわちバベッジの渇望と夢想とが昇華された固有結界であり、彼の心であり、身に纏う機関鎧そのものである。

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↑です。要は「階差機関」「解析機関」という高性能な蒸気機関が主となる蒸気文明なる世界を望んでいたと。

 

で、この蒸気文明なる「空想世界」は

 

だが、志半ばにして彼は死んだ。

階差機関は完成しなかった。

解析機関は完成しなかった。

時代の狭間に消えた「有り得た未来」の夢を世界に残し、彼は死んだ。 

 

↑にあるようにバベッジの考案した研究自体が完成しなかった為に無論実現する事叶わず「有り得た未来」のまま”時代の狭間”に消えた...と、されていると。

 

↑にも書いてありますが、バベッジはこの「階差機関」「解析機関」が完成すれば文明は数世紀分の発展を遂げる/争いは無く発展と繁栄”のみ”がある。と、語っています。

が、汎人類史である「編纂事象」が編纂事象足り得るのは「並行世界(言い換えれば可能性そのもの)」が存在するからです。そして、並行世界は他の並行世界と文明にズレが生じず均一であるが故に並行世界として成立・運営されています。

逆に、極度に発展・進化を遂げ先鋭化した世界はもう他の編纂事象と同じ姿は保てないからこそ、今回のロシアの様に「剪定事象」として除外されます。

 

なので、蒸気文明化し数世紀以上先んじて発展していたとされるバベッジの空想世界とやらは、これ駄目なヤツというか「空想世界」って意味合い的にはそのまんま(「剪定事象」や「異聞帯」)の意味なのかなと。(争いは無く発展と繁栄しかない...というのも、今回の「余分」が無かったからこそ敗北した歴史となってしまったロシア見るに、それも駄目なのではないかなと。それに「トワイス・H・ピースマン」や「ケツァルコアトル」の発言的にも競争というのは進化や発展には必要な要素である筈ですし)

というか、多分バベッジのこの発明が実際に完成して蒸気文明が訪れたらその世界は異聞史の一つになっていたんじゃないかという気がします。

 

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剪定事象、ロストベルトと同じであろう「失われた歴史(ミッシング・ベルト)」と呼ばれた「下総国」も「実在と夢想の狭間」にある世界だと言われてましたしね。

 

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で、この「空想世界」を具現化し昇華したモノがバベッジの宝具(ディメンジョン・スチーム)であり、バベッジが身に纏っている鎧そのもので且つ「固有結界」でもあるとされますが、これ良く考えたらバベッジ自身がロストベルト的なテクスチャを纏ってるみたいなもんですねこれ。

 

そんな具合でバベッジの言っていた「空想」ないし「空想世界」とやらは意味合い的には二部の「空想の根」や「空想樹」と類似するのかなと。

あと

 

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バベッジ卿、地味に人理焼却破却後の未来領域消失の算出、アーサー体験クエストで主人公が予期せぬバグによって「剪定事象」にレイシフトしてしまった後の座標特定、ホームズ体験クエストのカルデアシステム内部のダストデータの排除の為のジャックインプログラムの構築etc...

割と二部に関係のある話にも関わってたりするんですよねと。

 

あと

 

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これらの指す「隣人」というのも指す意味はそういう事というか同じかなと。

 

個人的にはバベッジの言う「空想」は意味合い的にそういう事かなという感じですが、とはいえロストべルトを繋ぎ止めている「空想樹」とは何なのか謎ですね。

 

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そして、お次が此方の謎の女性(?)。

 

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二部の序章でも出てきていましたが、今回判明したのが「言峰綺礼ラスプーチン」曰く、彼女は「異星の巫女」なんですね。

カドック・ゼムルプス」曰く、「言峰綺礼」はやはりクリプター側というより「異星の神の使徒」として行動しているようですが彼女も似たようなモノという感じでしょうかね。

 

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一応、ヴォーダイムの話では異星の神の使者に当たるサーヴァントは三体(内、二体が「言峰綺礼ラスプーチン」と「コヤンスカヤ」)の様ですが、もう一体は多分「蘆屋道満(キャスター・リンボ)」の方で、異星の巫女はまた別でしょうかね。

 

個人的に彼女で一番気になったのが

 

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今回は言峰やその場にいたカルデア側とそのサーヴァント達には視認出来ていましたが、二部の序章でもあったようにホームズなどのシャドウボーダー側のカメラからは観測できない。というところですね。

 

この辺りの認識できない(されない)点に関しては

 

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同じくアナスタシアで登場した「宮本武蔵」が”宙に浮いている”様な状態が故に不安定というのと同じなのかなと。幽霊のような存在。それに「ベオウルフ」も確かに視認はできるが実感が無いと述べていますし。

要は、異星の巫女も同様に本来なら汎人類史にとっては「有り得ない存在」だからこそ、序章のカルデア内では誰も認識できなかったんじゃないかなと。モニターからだと観測できないのもその辺りが理由な感じですかね。

 

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そういえば、体験クエスト…というかカルデアから見たアーサーの状態も今回の武蔵や異星の巫女と恐らく同じですね。

 

 

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二部OPのこのマシュに対して手を伸ばしてるのも「汎人類史」と彼女との隔たりを意味してるのかなとは思いました。

モニターでは観測不可でその場にいたサーヴァントやぐだに視認できたのは、異聞帯側の存在だから異聞帯の地では観測できたとかそういう感じかなと。

 

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ホームズも地球上のあらゆる反応が無い。と、述べているので、まぁ異聞帯と言うよりもこの星の常識とも異なるナニか(それこそ、ピクト人やムーンセルを構築した異星文明人である宇宙人や、クトゥルフの神性のような外宇宙の存在など)という感じやもしれませんが。

然し「空白」。「何も無い」...ですか。 物質世界上では「無い」とされる「虚数」などが浮かびますが。

 

それと、この”浮いている”という話は

 

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この辺りの「路地裏ナイトメア」でのシオンやオルガマリーを個人的には想起させたんですが、路地裏ナイトメア内(シオンはカルデアの仮想空間、オルガマリーは幼年の方)での彼女達も同じか或いは近い状態だったのかなと。

 

 

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そして、何故か異星の巫女さんは空想樹を破壊してしまうと。

 

破壊した目的は不明でしたが、彼女は「聖杯の器」のような役割に近いのかなという気はしました。

 

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↑でも「キリシュタリア・ヴォーダイム」が述べていましたが、黒幕と思わしき「異星の神」自体はまだ顕現はしていないと。

そして、あの言峰綺礼が「Fate/stay night」で「この世全ての悪」の生誕を祝していたように、此方も異星の神と思わしき存在の誕生を望んでいると。

 

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それで、前も述べたんですが異星の巫女と「ティアマト神」のヴィジュアルが類似していて

 

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http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html

 ティアマトは虚数空間の繋がりもあり、桜系のキャラの究極としてデザインしてもらいました。 原初の母。無垢。少女。巨大。自縄自縛。黒桜の黒い泥の凄い版、ケイオスタイド。

Fate/stay night』の黒桜をオマージュしたサービスキャラでもある。デザインの変更はあれ、なんとなく「あ、これ黒桜の系譜だ」と分かってもらえれば二度おいしい」

 

 ティアマトの方ですが「黒桜」の系譜というデザインとして設定されたキャラなので、黒桜といえばもう一つの小聖杯ですので、その繋がり的に考えると異星の巫女も似たようなモノだったりするのかなと。

要は、通常の聖杯戦争が七騎のサーヴァントの魂を取り込んで起動したように、此方も七つの異聞帯を利用し異星の巫女を経由して異星の神とやらも顕現する仕組みなのかなと。異星の巫女が空想樹を破壊していたのもそういった関係なのかなとは思いましたかね。 

 

と、色々と謎が深くなったような異星の巫女ですが、然し異星の神ですか...

 

最後はは空想樹...というか異星の神の所感に関してなんですが。

同じくバベッジ卿の台詞で

 

「畏れ、嫌悪、憎しみ、嘆き...即ち、妄念と夢想であるこの身である」

 

という厄い台詞があるんですが、バベッジ卿は↑でも述べたようにサーヴァントである彼は「固有結界」そのものです。

そして、この固有結界(ディメンジョン・オブ・スチーム)は、バベッジがかつて夢見た蒸気文明なりし「空想世界」であり、バベッジの渇望と夢想が昇華されたモノです。その身が憎しみや嘆き等の具現化...

 

ここ最近

 

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↑の「アンリマユ」「巌窟王 エドモン・ダンテス」の幕間や「Fate/EXTRA last encore」の「岸浪ハクノ(デッドフェイス)」などを代表に、他にも「らっきょコラボ」や「亜種特異点新宿」「監獄塔」「ホームズ体験クエスト」etc...

死者や失敗者などの「敗北したモノ」達の話に言及される事が多いように感じます。

 

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そして、第二部より先んじて語られた異星の神と思わしき存在を「天草四郎」は「人々に殺され続けた」存在だと語りましたが、それが真であるならやはり↑の概念と類似するように個人的に感じます。

そして、第二部の異星の神の配下にあるクリプターが担当するロストベルトも、そもそも「敗北した側の歴史」です。

なので、異星の神と作中では呼称されますが正体はアルテミット・ワンやヴェルバーなどのような他天体あるいは外宇宙の存在ではなく、↑彼らに類するナニかじゃないかと個人的には思ってたりはします。

 

朱い月」のような他天体の頂点のに君する存在だったとしても、天体は同じ天体を理解できてもその世界を秩序に生きる生命を理解できるかと言われると微妙ですし、「セファール」ないし「ヴェルバー」も本来彼らは人間とは相容れない存在だと語られているので、他天体の存在だとしたら敗北した歴史をサルベージして人理を再編しようとするのも良く分からんといえば良く分からん感が。

 

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あと、↑の英霊剣豪のリンボの台詞とかもぶっちゃけ蒼銀のある部分を彷彿とさせたりもするので、個人的にはどうにも異星の神は引っかかるところを感じますかね。

 

さて、大体こんな感じですかね。

今年は型月のエイプリルフールは特に何も無かったので、持ちべ上がる要素とかも最近は無かった感じですが、予想以上に面白かったですアナスタシア。

正直、1.5部は1年かけた割にはそこまで面白くなかったというのが率直なところなので、今後も第二部の方はこのクオリティを維持できればいいですね。ロストベルトNo.2、4、5が個人的には気になるところです。

 

自分の脳内予定では今月中にFake関連で記事は上げようかなとは思っています。