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人類悪・ビーストと死徒二十七祖(と、真祖) 続き、真祖に関して

 

人類悪・ビーストと死徒二十七祖(と、真祖) - Notes.

↑の続きです。

 

前のを要約すると、「死徒二十七祖」「六王権」「第六法」が「人類悪・ビースト」と関係ある(というか、没設定の人類悪を二十七祖という形に応用したのでは)

というのと、Fate世界では「二十七祖」や「ブリュンスタッド」という「朱い月の後継機」アプローチが存在してない可能性があるという感じですね。

 

で、本題に入りますが、死徒二十七祖の本質が「六王権の発動」であり「六王権」=or≒「第六法」で、元々没案設定の「人類悪」を違う形で応用したのが、月姫世界での「六王権」だったけど、FGOの製作に「人類悪」の没設定が現行の型月世界にサルベージされた結果、「死徒二十七祖」が「Fate世界」に存在しなくなった。と、します。

 

この「六王権」の発動に必要と思われる”原液持ち”の二十七祖を、MBAACCでの「真祖アルクェイド」の台詞を見るに恐らく朱い月が必要としていて(これが二十七祖が後継機足りうる要素?)これらの祖を蒐集した「第六の儀式」を定めたのまた「朱い月」です。

ですが「Fate世界」では死徒二十七祖の概念が存在しない」ので、”原液持ちの祖”が必要と思われるthe dark sixも存在しない可能性があるのではないかと思います。

 

 そして「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」が「アルクェイド・ブリュンスタッド」と”出会わない”。

「ズェピア・エルトナム」は「ワラキアの夜」と成らず、「プライミッツ・マーダー」もまた「霊長の殺人者」と成らず。

 

と、不自然なほどに在り方が変化しているので、若しかしたら先で述べたように「ブリュンスタッド」と「死徒二十七祖」という「朱い月の後継機」が「Fate世界」では、そも存在しないor作られなかったという可能性に関してです。

 

死徒二十七祖の定義が「真祖の支配下にいたが、その支配から離脱した最も古き死徒」の総称で、それらとロアが”二十七祖の一角”としている要素を考慮すると「真祖の吸血による死徒化」の影響は大きいと述べました。

なので、仮に「Fate世界で真祖も弱体化していた」場合、真祖の支配下にいた最古の死徒も血液を継承してもさほど強くない→朱い月が死徒による後継アプローチを取らないor取れなかった(二十七祖の概念が存在しない)というのはありえる気はします。

 

何せ、「朱い月」が求めたのは”朱い月と同純度の後継機”なので、「Fate世界」では真祖の支配下死徒が支配から離脱→この時の二十七祖にあたる死徒が弱い(朱い月の後継に値する純度を保てない)のであれば、朱い月が死徒での後継を求めず二十七祖(六王権)を構築しなかった。可能性はある気はします

 

ただ

 

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「ロード・エルメロイⅡ世」曰く「吸血鬼に混血は”誕生しない”(アルトルージュは死徒と真祖の混血)」という言い方的に、”作らなかった"or”構築しなかった”というより”作れなかった”とかそういう感じっぽい感もある(死徒Fate世界では人理の脈動/下地の影響で問答無用で弱体化という感ですし)ので、Fate世界だと人理の影響で朱い月の後継アプローチ自体が上手くいかない?

 

朱い月による「真祖の後継」として値する「ブリュンスタッド」を冠するのは、月姫世界だと二人確認されており、それが「アルトルージュ」と「アルクェイド」なんですが。

アルトルージュは、上記のように「死徒」と「真祖」の「混血」で、月姫の世界において「真祖」か「死徒」による混血での配合は成功例が一人しか存在しなくて(それがアルトルージュ?)アルクェイドも朱い月がかつて、地球に”真祖を生み出す固有結界”を残した後に、真祖達の手によって「人工的に摘出された」と、されています。

 

なので、この二人はどちらかというと失敗作と評される他の真祖達とは異なり「自然発生」したのではなく、意図的な人工的な手段により誕生したのですが、Fate世界だと「死徒と真祖の混血による配合が上手くいかなかった」のか、真祖を生み出す固有結界が「作れなかったのか」。或いは「維持できなかったのか」...

など、朱い月が後継機アプローチを”放棄したのか”。”作らなかったのか”。”作れなかったのか”。で、やはり意味合いが大きく変わってくるかと思います。

 

もし「Fate世界」で「死徒二十七祖」だけでなく、「ブリュンスタッド」も含めた朱い月によるアプローチが行われなかった場合、朱い月はFate世界では地球の掌握を諦めるのか...というのが疑問何ですが、ゲーティアによる「冠位指定」が大半の世界で発生しなくともどこかの世界(「FGO世界」)で発生すればよい。

という具合で、人類史を■■(否定?)が下地になっている世界では十全な後継が誕生するので、わざわざ人理が強固な世界(アプローチ先の死徒が弱い)では行わない。という感じで、朱い月が「単独顕現(どの時間軸にも存在する在り方)」のような性質を有しているなら、問題ないのかも知れない気はします。

 

さて、色々と謎ですが、ひとつ前の記事で「人類悪」と「死徒二十七祖)」に関して色々と述べましたが、「真祖」の方でも気になる事があるのでそれに関してですが、その中でも気になるのが

 

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アルクェイド・ブリュンスタッド

 

に関してなんですが、「Fate世界」においては本来彼女が出会うはずの「ロア」と出会ってないのが、これはいかなる理由かは不明ですが、一応述べました。

 

ですが、そこじゃなくて「人類悪」の概念と少し関係ありそうかな?と、思ったので。

 

無印EXTRAの記述のなので、まぁ何ともな感はありますが

 

 余談ではあるが、狐耳のキャスターとは同類っぽいので気が合うのでは、と推測される。

 

と、書かれているのが気になったんですが、「キャス狐」と一応「同類」とされていると。

 

で、問題のキャス狐の方ですが

 

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と、まぁビースト関連を匂わせていますがこれは

 

 「だが聞け。

 善と悪。法と無法。

 強者と弱者。加害者と被害者。

 

 そのような理由に妾は関与せぬ。

 妾はただそこにあるだけの人類悪。

 神とはそこにあるだけの時勢、現象じゃ。

 

 妾達が集めるのは想念のみ。

 平和への祈りも、殺し合いの憎しみも、

 想いとしての熱量は変わらぬ。

 

 平和に価値ある時代であれば、

 人々を生かし、育み、童心を集めよう。

 

 戦に価値ある時代であれば

 人々をあおり、殺し、憎しみを採取しよう。

 

 理解したかえ?

 神の善悪とはその時代の人間が決めるもの。

 然るに───

 

 お前が愛するアレも、時代によって

 変貌する。お前の愛とは関係なく、

 人を殺す悪鬼となる。」

 

とまぁ、「玉藻の前」の大本に当たる天照大神の側面を擬人化した「金色白面九尾」が自らを「人類悪」と表現しているんですが。

 

一つ前の記事で述べたように「人の悪性」こそが、”ヒトの本質”であり、これは誰しもが内包しているモノであり、この人が人である故の性質こそが「人類悪」なんですね。

 

で、「V・シオン」曰く

 

「私の国では猫に神性を見る。

 夢と嘘、悪夢と不安、神性と悪性─────

 私たちが憎みあうのは、近親憎悪なのでしょうね。」 

 

と、発言しており、正しく「幻影の夏」の主催である「タタリ」という術式は、”嘘・不安”そういった「人間より出でる悪性情報」を媒体として、ヒトが想定する最悪のモノを生み出すが故にヒトでは打倒できない「悪夢」として具現化させるモノです。

そして、彼女曰く「神性」「悪性」というのは、性質が類似しているという事になります。だからこそ互いにこれを憎みあうと。

 

つまり、先のように「金色白面」が自らを「人類悪」と名乗ったり、「ビーストⅡ」に「ティアマト神」が「人類悪」であった様に、これは「神性」と人の本質である「悪性」と性質が類似しているからではないかと思います。

 

そこで、私は気になったのですが

 

 過酷かつヒッピーな修行の末、アリゾナで霊的インスピレーションを得た後にヒマラヤ登山に単独挑戦、山頂付近にて”原始の女”と出会う。

 しかし悲しいかな、原初の神性と邂逅しながら、人間にはこれを定義する言葉がなかった。 

 

と、まぁこれはガトーが勘違いしてる故(アルクェイドは星そのものであり神霊の類ではないとはされている)のもありますが、一応アルク「原初の神性」として扱われています(先のV・シオンの勝利台詞自体ネコアルクに充てられたモノですし)。

また、一応キャス狐からも「神さまのモデルケースというのも間違いではない」とも言われてはいます。

 

なので、直球で言うとアルクとキャス狐が同類とされるのも、「人類悪」と性質が近いのもあるのかなと。

 

これ以前にも気になっているのが、やはり

 

「お互い目覚める時間を間違えたな。

 宙を目指すのは百年早い。

 今はおとなしく、虚無の海に沈んでおれ。」 

 

という「MBAACC」での『両儀式』に対しての「真祖アルクェイド」の台詞ですね。

なので、アルクェイドというより

 

 

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こちらの方の話にはなるんですが

 

で、『両儀式』の方がですね。FGOでセイバーとして顕現していますが「単独顕現」を有しています。

これは「人類悪・ビースト」のみが保有しているスキルで、マテリアルでも

 

単独顕現:C 

特殊スキル。単独行動のウルトラ上位版。

存在が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。

このスキルを持つものは、即ち───

 

と、不穏な示唆がされたままで、同じく「単独顕現」を内包する「花の魔術師マーリン」も自らを「獣」と表現しているのと、ビーストには「L」と「R」という対の概念もあるナンバリングが存在し、「陰」と「陽」を現す両儀の大本の人格である以上、やはり意味深です。(「」に近いモノは本来肉体を持って生まれてはならないとも言われています)

 

 

そして、その『両儀式』と真祖アルクェイド自身は”互いに目覚めが早い”としていると。(宙を目指す為に百年目覚めが早いという言葉の指す意味も何となく分かった気はしますが、憶測なので置いときます。)

で、MBAA本編でも「」の方が式を急かしていたりもしますし。(式は幻影の夏に呼びだされた際の消去対象が志貴だと思っていたが、実際は真祖アルクェイド

 

あと、『両儀式』の方ですがEXTRAで「キャス狐」と対峙する場合

 

「和風系として負けられません!

 宇宙(ソラ)の根源に追い返してあげましょう!」

 

「あら、できるかしら?

 たった一度しか現界していない、

 白面金毛九尾の狐に?」

 

一応「」の人格が表面化したりしています。

 

で、「路地裏ナイトメア」でも「真祖アルクェイド」は顕現したんですが「シアリム・エルトナム」曰く、真祖アルクェイドが顕現すれば「特異点が発生する」と述べています(実際、シアリムとシオンのみが時間軸から離れた位相に飛ばされました)

 

で、両儀式勝利台詞でアルクェイドに対して

 

「......どこかで会ったような。

 一生出会わないような......

 おい、そこのバカ女。

 おまえ、時間軸とか超越してないだろうな?」

 

 と、まぁこれは「AATM」ネタの台詞何でアレなのと疑問系なのでアレですが、時間軸を超越している在り方であれば「単独顕現」が該当します。

 

で、一応「MBAACC」にて「真祖アルクェイド」は「星の内海」と呼ばれる位相(=世界の裏側でありアヴァロンもまた同じく)から、地上へと顕現しますが

マーリン曰く

 

「うん。妖精は世界の裏側に逃げ込んだけど、まだ出入りは可能なんだ。その扉もじき消えるだろうけどね。」 

 

と、西暦5~6世紀はまだ一応(ブリテンから通じる)世界の裏側への扉は開いてる(後にマーリン自身が裏側へと移行する)けど、じき閉まると。

で、

 

「行く必要もないと考えてたんだろうし、行こうとしても無理だよ。ブリテンならともかく。あの湖から師匠達が大海を渡る程の神秘は残ってないからね。それこそ世界のテクスチャでも剥がさなきゃ......あれ?」 

 

と、Fake読む限りやはり現代(21世紀)だと通じる扉は閉まってるので

 

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FGO世界では、マーリンが世界の裏側から離脱して「単独顕現」でカルデアに”サーヴァントの振りをして”現界している様に、そう考えれば確かに路地裏ナイトメアやMBAACCの様な「真祖アルクェイド」の顕現する在り方は、単独顕現っぽい気はします。

 

まぁ、とはいえ「真祖アルクェイド」は星の意思にして「星の頭脳体」そのものなので、単独顕現とか関係無く好きなように出来るでしょうからまぁって感じではありますが。

 

ここら辺はちょっと適当な感ありますが、でも

 

「うん。真祖っていうのは他の吸血種とは違うんだよ。彼らは肉体的な理由からじゃなく、精神的な理由から吸血するんだ。つまり吸血行為の後押しをするのは感情ってワケ。でさ、彼らが人間が憎いと思うココロと人間を愛しいと思うココロは似てるんじゃないかなって」 

 星は月の王様をおてほんにして、地上の王様を作ります。

けれど、どんなに工夫しても王様は生まれません。

そればかりか、自分の分身である月の人たちはタイヘンなけっかんがあったのです。

星は自分の子供たちが大好きです。

その分身である月の人が、地上の生き物を愛するのも当然です。

 

けど、大好きだからって食べてしまうのはどうなのかな、と星は疑問に思いました。

 

と、メレム・ソロモン「tale」での真祖吸血衝動の本質を見ると、”人間を愛しているから”吸血するのだと言われていたりします。

 

また、「ワラキアの夜」についてです。

彼はMB世界においては「第六法」に挑む為に死徒となり祖となり、最終的に「タタリ」という現象になりましたが

 

 もっともタタリとて手段にすぎず、彼の目的とは別にあったのだが、力及ばずタタリのまま世界に漂う事になった。

 

「当然でしょう。ワラキアの夜の目的はタタリなんかじゃない。ズェピアという祖が試みたのは真祖と成る事。

  ズェピアはね。どのような要素が絡んでこうなるかは知らなかったけれど、この時間この街ににわたしが留まって、真祖としての在り方を薄めているって答えを出した。

 ズェピアは二次的な保険として、真祖の姫が祟りになるような地域を調べ上げ、結果としてわたしはこうしてここにいる。

 ───紆余曲折したけど、これがズェピアの目的でもある。

 ワラキアの夜の名称は今宵で終わりよ。」

 

「 当然でしょう、シオン。わたしは元々真祖になる為にタタリになった死徒だもの。失敗してこんな現象になってしまったけど、万が一の保険をかけていて助かったわ。」

 

と、ズェピアは本来「真祖(アルクェイド)」になる事が目的であり、タタリはその手段であると。

そして、真祖...「アルクェイド」という強力な真祖の素体を得て、最後に目指すのが「第六法」へ挑む(至る)事なので...第六法とアルクェイドの性質が近いのか...は、不明ですが、人の悪性を利用して実態を得るタタリを利用して真祖になり第六法へも挑むという事も有ったりとかするんですが、ここは後にするとして

 

一個前の記事でも引用した部分である

 

「仕方あるまい。私とて苦渋の選択なのだ。

 このように世界を知ってみれば、

 誰も彼もが虎視眈々と終末を急いでいる。」

 

「星の問題は私の問題だ。

 しかるに...”どうせ壊されるなら”、

 ”私が先に壊してしまいたくなった”。」

 

「瞬き程の視点を得たからであろう。

 ヒトとして実に納得のいく理由だと思うが、どうか?」

 

「論外です。貴方はどうあっても

 人間を理解できませんよ。アーキタイプ

 なぜなら───それは自殺に他なりません。」

 

「自殺、自滅は動物にとって矛盾した行為です。

 この地上に生きる者として、貴方の自殺は見過ごせません。

 今度こそ、跡形もなく消し去ってあげましょう。」

 

「その自滅に向かって走っているのは貴様らだと学んだのだが...

  ふむ、それすらも過ちか。なるほど。

 つまるところ、矛盾こそがヒトの本質なのだな。」

 

ここと、後もう一つあるんですが

 

「私も正直、世界を滅ぼすのは

 やりすぎだろうとは思いはしたのだ。

 忌憚ない指摘、感謝するぞ」

 

「しかし......困る。

 そうは言っても、楽しくて仕方がないのだ。

 ヒトに倣って言うのなら、うむ、こうであろう。」

 

「”笑って許せ。

 暴走していると分かってはいるが、

 自分で自分を止められぬ”」

 

「バカすぎて泣けてきた......!

 どんなに上位機種になっても、

 このアーパーはどこまでいってもアーパーです!」

 

 

というMBAACCの彼女のルート分なんですが

 

先ず上の分ですが、ここは一つ前の記事でも触れたとおり

ギルガメッシュ曰く「人間の本性」=「悪性」です。

そして「人間の悪性」というのは人であれば誰しもが内包するモノであり、知恵を持つ限り捨て去る事は出来ない性質。そういった性質から生まれ出でるモノ/内包しているモノこそが「人類悪(人類愛)」ですね。

 

で、ギル曰く「願いを叶える聖杯」の在り方が、つまりは「世界を変革する」という事であり、そのような世界を変えるほどの強い”欲望”こそが、結局は「ヒトの悪性」から生じるモノの他ならない。そしてその欲望という名の悪性によって成そうとするモノの根底が悪性より出でた以上、”手段が自滅となってしまう”(故に人類救済の目的であった第三魔法の成就の為の聖杯戦争も、結局「この世全ての悪」を生み出してしまった人間の悪性が原因によって結局ああなっちゃったと)

 

と、小難しい事を言う英雄王ですが、つまりは人間の本質が「人類悪」であり、○○によって○○を○○する(例えば、人類の救済)為の”手段が”結果的に○○を滅ぼす(オシリスによる救罪という名の全人類の結晶化)という”自滅”の在り方もまた”ヒトの本質”と。(路地裏ナイトメアとか漫画版月の珊瑚とかでも言われたり、魔剣・斬撃皇帝のアレとかの型月世界の霊長の在り方のアレな感じです)

 

で、MBAACCで「真祖アルクェイド」は、ヒトの視点を得た事でオシリスの砂の「全人類の結晶化」という”自滅”の在り方から、”他の奴が壊すなら私が壊してやろう”と同じ”自滅”を図ろうとしたと。

 

で、二つ目の分ですが

 

世界を滅ぼすのはやり過ぎというのは”分かってはいるが止められない”という衝動によって「自滅」しようとしたんですがこれ

 

人が人で在るが故の......

或いは。

人が人である為の性質とでも言うべきでしょうか。

時に強烈に、甘美に、人を惑わせるが如くして”荒ぶらせてしまうもの”。その先に悲惨な末路が”知っていると分かっていても止まらない”、”止められはしない衝動の源”。我々、人間という哀れな生き物が、知恵持つ生き物であるが故に切り捨てる事の叶わない、言葉として顕すならば、そう。

 

───人類悪───

枢機卿よ、お前は致命的なまでに間違えたのだ。天使などであるものか、此処に居るのは聖なるものではない、人が人であるが故に逃れられはしない性質!

時に強烈に、甘美に、人を惑わせるが如くして”荒ぶらせてしまうもの”。

その先に悲惨な末路が待っていると”分かっていても止まらない”、”止められはしない衝動の源”。人間という生物が、知恵持つ動物であるが故に切り捨てる事の叶わない───

 

と、人類悪の在り方と同じっぽいです。

で、このように星そのものである筈の「真祖アルクェイド」が、世界を知りヒトとしての視点を得た事で「ヒトの本質を体現した」ので、この在り方としてはやはり人類悪に近い気がします。

 

あと

 

「......でしょうね。

 貴女は地上に顕れていいモノではありません。

 その体、彼女にかえしてもらいましょう。」

 

と、「シエル」から言われてるんですが

 

「どうやら元凶とやらは、この世にいてはならぬもののようだ。遠慮なく冥府にたたき返してやろう。」 

 

と、「ネロ・クラウディウス「沙条愛歌」(同じくしてキャス狐から「人類悪」扱いされた)と似たような評価を下していたりもします

 

で、あとこれは割と重要だと思うんですが

 

真祖アルクのシナリオはメルブラらしい「最後の締め」として書きましたが、同時に今後の月姫世界を語る前振りでもあります。

 

と、シャンピニオンがコメントを残していたりするんですよね。

 

で、両儀式に対する互いに~や青子も道中戦うのでよもや本当に~という台詞もありますが。

MB括りじゃなく「今後の月姫世界」の前振り...となると、やはり月姫世界の重要な今後といえば「月姫2」ですし、「六王権」の発動に必要っぽい「原液」と多分同じ意味の「純血」もシナリオ途中で触れられますし、今見返すとこのように「ヒトの本質」である「人類悪」の一端にも触れてるので、二十七祖や六王権はそういう事かなーと。

 

で、実際「真祖アルクェイド」は人類悪に性質が似ているのかは分かりませんが、真祖の吸血衝動の根底に「人間を愛している」という意識によるのを考慮してそうだとして、死徒の方も人類悪と関係ある(っぽい気がする)のだとしたら、大本の「朱い月」がそも性質が近いのかもしれないですね。

 

真祖の吸血衝動の本質=”人間を愛する”が故ですが、この真祖という吸血種が内包している衝動という名の「欠陥」は、「オリジナルがそも欠陥を内包していた」と、されています。

真祖とは、星が有する自衛手段であり「星の代弁者」なので、星が好きな物=真祖(星の代弁者)も好きという構図故に、星は自分たちの子供(地上生命体)である人間を愛する=真祖も人間を愛するって事なんですが、とはいえこの衝動はオリジナルである朱い月が持っていたのが真祖も持ってしまったという事なので、朱い月の吸血衝動と根底は同じなんじゃないかという気もします。

 

 

で、ズェピアが「タタリ」という消滅不能な現象と化すために汲み取ったのが「千年後に現れる赤い月」の力で、この赤い月が現れ/正解に到達できなかったとき「死徒・ズェピアに戻る」というのが「アルトルージュの契約」なので...

ぶっちゃけ、これ「赤い月の力を汲み取る」のと「アルトルージュとの契約によるタタリ継続」は同じに見えるんですが、この「赤い月」と「朱い月」で表記分けされていて、「赤い月」というのは「ブリュンスタッド」ではなく天体としての赤い月な訳なんですが

 

【朱い月(あかいつき】

究極体。真祖の中でコレに最も近いのがアルクェイドだと言われている。詳細は不明。が、アルクェイドが朱い月となったときの各技の名称はなぜか用意されていたりする。なお、ズェピアがタタリとなったときにも、この朱い月が頭上にあったという。彼は朱い月のアルトルージュとの契約により、千年後に再び現れる朱い月の夜までタタリとなると約束されたのだが...

 

暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは... と、「朱い月」と「赤い月」の意味は=にされてるんですが、まぁそもそも「朱い月」自体が「月の頭脳体」なので、赤い月から力を汲み取るというのは朱い月の力の一端を汲み取るのと意味合い的には同じだと思いますが、そうして汲み取った赤い月の力によって、「悪性情報」を利用した「タタリ化」する事になるとなると....

 

で、

「ハハ、ハハハ、ハハハハハハハハハハハハ!

 そうか、至らぬのか。何千年とタタリを続けようが、私ではお前には至れぬというのか、朱い月よ!」  

 

と、ズェピア自体「第六法」に挑む(至る)事と、朱い月に至る事を=のようにも言ったりしてるので、何というか「第六法」は朱い月絡みかなという気もしますし。

 

あと、さっき「ズェピアは本来真祖(アルクェイド)になることが目的」と言ってましたが

 

「まあよい。二十七祖になどなったところで面白味に欠ける───我が終局体には、オリジナルこそが相応しいからな」

 

と、ズェピアの本来の目的は「真祖(アルクェイド)」に自ら成る事で、終局体には「オリジナル」になる事...コレの指す意味は正直不明ですが、「真祖」の「オリジナル」となると、やはり「朱い月」か或いは”ARCHETYPE:EARTH”である「真祖アルクェイド」の様な「星の頭脳体」になる事が目的なのか。

分かりませんが、先の台詞込みでやっぱり何か朱い月みを感じるのでそんな感じかなみたいな。

 

まぁ、「真祖」も「死徒二十七祖」も大本は朱い月ですし、多分朱い月が何かそういう感じなんでしょうね(雑)

 

で、まぁ多分「六王権」「第六法」に「死徒二十七祖」の概念が関係アリで、これらには多分人類悪も関係あるかなって感じで思ってます。

で、逆に「死徒二十七祖」が存在しない「Fate世界」だと、個人的には「六王権」や「第六法」は存在しないんじゃないかと思っています(ワラキアの夜が誕生すらしていないのはここが大きい要因と考えています)あと、「ブリュンスタッド」の称号を有する真祖も怪しいかなという感じです。

 

個人的には「第六法」=or≒「六王権」てきな感じ(まだ誕生してないのに訪れるのが確定してるあたり似てますし)かなと思っているんですが、ただ「第三法」や「第五法」と「魔法」と同じ表記で使われているのはやはり気になるのと、「鋼の大地」の世界だと”ホンモノの魔法使い”で構成されている「六人姉妹」とかもいますし、魔法は増える可能性は有るともいわれてるので、単純に=では無いというか第六法は或いは本当に魔法かもしれませんが

 

ただ、その「六人の魔法使い」が存在する「鋼の大地」の世界こそ「タイプ・ムーン(朱い月)」が地上に君臨している事を唯一示唆されている世界でもあるので、やはり「第六法」は「朱い月」と何か関係があるかなと。

 

あと、魔法も何か

 

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「人間の悪意こそ無限の魔力。

 個人の欲望(ねがい)を叶える燃料資源。

 尽きる事のない、第三堕天の聖杯織機(ヘブンズフィール アートグラフ)」

 

4Gamer
 その行為が,「逆行運河/創世光年」()なのですか?

※1.5部のティザームービーより。ナレーションにて,魔術王を名乗ったモノの計画が「逆行運河/創世光年」であると語られた。この名称は,「MELTY BLOOD」シリーズに登場する蒼崎青子のラストアークと同名である。

奈須氏:
 ええ。「ゼロに戻ってから良い前提を作り直す」というゲーティアの選択は,ある意味,魔法に近しい行為だった。あのPVはむしろ,ゲーティアを知ることで青子の痕跡や第五魔法の一端が知れるという,逆の伏線というか……。奈須きのこの,ささやかなサービス精神です(笑)。

 

とか、人類悪と性質が類似する?というか、何というか少なくとも「第五法」「第三法」に関しては派生や近い行いという事で関係が有るっぽい(魔法自体、人類の罪や敵とか、何れ魔法は排除されるという風に「まほよ」「らっきょ」とかで言われてたりはするんですが)ですから、その辺り第六法も(魔法と同じモノだとしても)やはり単純に魔法ではなく何かこう人類悪みがあるんじゃないかという気がしますね。まぁ妄想ですけども。

 

と、まぁこんな感じでそんな感じでした。

 

一つ前の記事の方に思いつく限りでの書きたい事は書いたのでもう無いんですが

 

Fate世界」と「月姫世界」の差異となる「人類史を肯定/■■する」のこの分岐がナニが大きいのか、まぁ分かる訳は無いんですが、関係ありそうかな?っていうのを幾つか適当に。

 

私としては「六王権」が朱い月の後継アプローチの終着みたいなもんで、これと「人類悪」が関係あるかな(というかみたいなもん)と思っているんですが

 

蒼銀でもシャンピニオンがコメントを残しているんですが「人類悪・ビースト」が「英霊召喚」の基になったモノ。と、されています。

で、「英霊召喚術式」と「死徒二十七祖」が共有不可となので...例えば、両者とも基になっている骨子部分が同じだと考えた場合

 

つまり、Fate世界だと「人類悪」を基に、対抗策である「降霊儀式・英霊召喚」が構築される→人理を肯定する英霊が主題とした世界になり人理が強固となる

月姫世界だと「人類悪」を基に、同じシステムを用いた「the dark six」が構築される→人理を否定するモノが主題となり人理が不安定化?し、先にシステムを使われたので「英霊召喚」が構築できなくなった。

 

みたいな、要はどっちかが先にどちらかのシステムを使ったら片方が構築自体無理的な感じです(二十七祖も人類悪を基にしてればですけどね)

 

まぁただ「第七特異点」見る限りだと、紀元前27世紀頃で「英霊召喚」という概念はあったっぽい(マーリンから聖杯戦争の概要を知ったギル以外にもウルクの巫女長も召喚術式を使ってるので)ですから、うーんそんな単純な話では無さそうなんですよね(朱い月が地球に来たのも個人的にはもっと後の時代だと思っていますし)

やっぱり、人類史の”下地部分”から「肯定/■■」で乖離しているとなると、人類の文明の発達過程の何かで差異が起きた感じじゃないかなと思いますし。

 

あとは、サーヴァントの別名が「境界記録帯(ゴーストライナー)」と呼ばれるんですが、「人理」及び「人類史」を安定させている要因である「人理定礎」の呼び名こそが「霊子記録固定帯(クォンタム・タイムロック)」とも呼ばれると、「英霊召喚」によって呼び出される「サーヴァント」の別名と似ているので、この辺りの概念の何らかが「月姫世界」と「Fate世界」との差異の発端に関係ありそうですね。

あとは、少しだけ使われた「霊子境界線(ボーダー)」という概念も有るっぽいですが、関係あるかどうかですかね。

 

あとは「エーテル」ですかね。

 

先の人類史を安定させている要因である「人理定礎」なんですが、プロト宇宙だと「沙条愛歌」がこれをぶっ壊してブリテンを現代に呼び寄せようとしたんですが、その際

 

「世界も、歴史も、数多の命が紡いできた何もかも───

 SF映画のように言うなら、時空の連続体かしら。固定されてしまった事象を、ええ、現在に至るまでの人理定礎を粉々にしてしまわないと、彼の願いは叶わない。そのためにこそこの子(黙示録の獣)が要るの」

 

と、人理定礎=「時空の連続体」かの様にと表現されていて

 

大気成分───

窒素、異常ナシ。

酸素、異常ナシ。

アルゴン、異常ナシ。

二酸化炭素、異常ナシ。

第五仮説要素───異常/異常/異常/アリ。

 

周囲ノ時空連続体ニ 咀嚼ヲ 確認。

 

第一種 危険物トノ 遭遇ト 断定。

 

と、「時空連続体」という表現が「魔法使いの夜」では、使われていて且つ「第五仮説要素(エーテル)」に「異常アリ」と判断された結果「時空連続体(人理定礎)」に咀嚼があるとされたのと、サーヴァント(境界記録帯)自体「第五架空要素」で構成されていますし、冬木式の聖杯戦争による「サーヴァント召喚術式」も「エーテル」が必要なのと

 

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このように、マーリン曰く地上を満たす神秘によっても、「英霊召喚」の難易度自体にも関わってくるようですし。

で、マーリン曰く「西暦以前の英霊召喚の方が難易度は低い」との事で、神代は地上を「第五架空要素(エーテル)」という”人工的な魔力”ではなく「第五真説要素(真エーテル)」という「自然生成されていた魔力」で満ちていた程”神秘が濃かった”時代であり、逆に神秘が年々薄まっていく近代だと英霊召喚は難しいと。

 

 

で、マリスビリー曰く

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「人理定礎」が安定化ではなく逆に不安定化したのは、何故かは不明ですが西暦以降の様で、「真エーテル」→「エーテル」へ移行していったのも「神代の終わり」が原因でもあるので、先の様に「境界記録帯」と「霊子記録固定帯」という似た名称を持つモノに「エーテル」が両方とも関係あるっぽい(第五仮説要素が異常アリとされたまほよは「月姫寄りの世界」という扱いでもある)ので、ここら辺も差異の一端に何かありそうです。

後、マリスビリー自体「神代が何故途絶えたのか」「人理を継続する為」を究明する為に、。カルデアス起動から英霊召喚システムにも目を付けてカルデア式の「召喚システム・フェイト」を構築しているので、「英霊召喚/サーヴァント」と「人理定礎/人理」は何か関係ありそうっすね。

 

そうなると

・神代と西暦への転換

・神代の終了三段階目「契機」

 

辺りも関係アリそうな気がします。

 

あと、個人的に関係あるかどうか気になるのが

・「ヴェルバーⅡ」&「セファール」の襲来

・「救世主」による「七つの原罪」の精算

・「チャタル・ヒュユクの女神」(人類史の発端であり、「怪物」/「英雄」という概念の誕生の一端でもある)

・「第一魔法」の誕生

 

辺り(の発生時期)なんかは「月姫」と「Fate」の差異に関係あるんじゃないかと気になります。

 

あと、関係あるのか...?微妙ですが、一応これもですか。

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不夜城のキャスター」が、クソでかい城(ラピュタ)を地上にブチ落として、神秘の純度を下げ形骸化させる事で「英霊召喚そのものを消去する」事が、狙いでしたが、月姫世界は「そもそも英霊を召喚術式に落とし込めない」ので、どうなんでしょうねこれ。

 

まぁあとはやっぱ、「人類悪」が基とは言われているものの「降霊儀式・英霊召喚」という「英霊召喚」の原型が「抑止力」でありこれによる召喚英霊は人には使役できないものの「決戦魔術」というカテゴリだったりしますが、これがいつ/どういう経緯・発端で「Fate世界」では構築されたのかとか。

 

あとはやはり「朱い月」が地球に君臨した時期や、Fate世界と月姫世界での朱い月本人の個体自体にそも問題があるのかとか(EXTRA寄りの世界以外でも、ヴェルバーⅡの飛来は発生してるので、朱い月と巨神アルテラが交戦した可能性があるのでその影響があるかどうか)

真祖と死徒死徒二十七祖がそもいつ頃誕生したのかや、朱い月が二十七祖や六王権やブリュンスタッドやらを「作れなかった」のか「作らなかった」のかとか、やっぱりニュアンスの違いでFate世界で存在しない理由に大きく変わってきますし、その辺りどうなのかって感じですね。

 

あと、個人的になんですが「六王権」や「第六の儀式」の本質、Fate世界と月姫世界で「プライミッツ・マーダー」や「ワラキアの夜」といった、アルトルージュ関係の祖の在り方が大きく変化しているのは

 

6/リィゾ=バール・シュトラウト

最古参の死徒。黒騎士シュトラウト。姫君(アルトルージュ)の護衛の一人。時の呪いを病んでいる為、不死。真性悪魔ニアダーク。

6/リィゾ=バールシュトラウト

黒騎士シュトラウト。魔剣ニアダーク持つ、最古参である三人のうち一人。

時の呪いを病んでいるために不死と噂される。アルトルージュの護衛の一人。

月姫2では殺人貴のライバル(笑)

......いや、だから月姫2なんてありません。

 

割とマジで、こいつの存在がかなり大きく関係あるんじゃないか。と、思ってたりします(若しかしたら二十七祖が存在しなくなるのにも)。

 

さて、こんな具合でだいぶ適当でしたがこんな感じで。

 

多分また事件簿新刊読んだら、色々と考え変わると思います(アルトルージュや第六法が存在しないのかは分かりませんし)が、取りあえず次の事件簿は恐らく感想書きそうです。

 

あともう明々後日とかそんなレベルですが

 

 

 

↑これ。FGOフェス行ってきますんで、次はFGOフェスの記事書きます。