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人類悪・ビーストと死徒二十七祖(と、真祖)

どうも。暑いっすね...

 

アポクリも始まり、無理矢理過ぎる高難易度の追加でぶっちゃけ去年よりも更につまらなさが加速した水着イベも始まったりと、夏だなって感じですね。

別に何かあった訳ではないのですが、最近とても暇なのと自分の考えの整理も兼ねてで、ビーストと二十七祖周りに関して書きます...

 

 

と、動き始めたタイミングで事件簿新刊のこれという...いやいや、ズェピア/ワラキア関連も含めて割と。な感じでの内容で書くつもりだったので、事件簿で出してくるとはマジかよ...って感じですな。

然し、これ黒翼公とズェピアとかヤベーっすよ...魔眼蒐集列車以上に内容凄そうな予感...夏コミ初手初日型月ブッパするんで(TCGプレイヤー並感)購入出来たら、今回のは感想みたいなやつ書く予定です。

 

で、そんな新設定追加が目前に控えていますが、その前に自分の中での考えを纏めようという事で

 

先ずはあの

 

死徒【しと】

真祖や他の死徒に吸血されて吸血種となった者のこと。吸血種と呼ばれるモノたちの大部分を占める。

不老不死に近い肉体を持つが、日光に当たる事が出来ない。

......その世界に生きる者達には預かり知らぬ事ではあるが、英霊召喚を可能とする世界において、死徒の頂点といわれる二十七祖は存在しない。

 

これですが、Fakeのとかで述べたように、私はこの「死徒二十七祖」を成立させない「英霊召喚」とは、「降霊儀式・英霊召喚」の方だと考えていました。(元々、サイマテやコンマテetcのSN関係の設定集では普通に二十七祖やそれを連想させるワードは普通に使われていたのもあるので)

 

ですが、およそ三ヶ月前に発売されたFGO関連書籍のカルデアエース

 

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↑これですね。

 

に、付属していて、色々と波紋を呼んだような呼んで無い様な呼んだような「~英霊伝承異聞~巌窟王 エドモン・ダンテス」という、かなり特異なアレが付いてきた訳ですね。

 

で、このドラマCDに登場する

 

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「タランテラ」

という、原典の「モンテ・クリスト伯」には一切登場しない完全オリキャラが、巌窟王の恩人に当たる「ファリア神父」を「シャトー・ディフ」送りにした「三賢人」の一人という設定で「聖堂教会・第八秘蹟会」にも属する「代行者」であり、巌窟王に立ちふさがる敵として登場し何か戦闘を繰り広げました。

 

「trueno!」

四つの福音を以て汝を聖別す...怒号を以て神威を示せぇ!

”4代目の私”が取得した”多重結界”」「”7代目の私”が取得したのは”呪詛の奥義”

 

「馬鹿なッ...馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な!私は”転生者”!例え、肉体が朽ちようと無限の...」

 

といった口上や、(恐らく)「数秘術ゲマトリア」による”雷霆魔術”含む様々な御業を行使し、自らを「転生者」と名乗る彼の真の正体こそ...

 

 

 

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ミハイル・ロア・バルダムヨォン

 

其は「転生無限者」「ウロボロス」「アカシャの蛇」の異名を有する死徒二十七祖の番外位に位置する死徒でありながら、教会の最高位異端審問機関「埋葬機関」の前身組織の創始者

最高位「冠位」に匹敵する才を持ち合わせ、「魂」を唯一確立した魔術師にして、本来ならば大気に触れれば露散してしまうほど扱いの難しい「魂」を”他者に伝達可能なモノ”の加工に成功した“天才”であり、他の祖とは異なる「人類史の終焉」を前提とした「永遠」を定義づける事で、およそ「800年/18回」に渡り「転生」を繰り返した異端の死徒/魔術師。

 

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守りたいこの笑顔

 

と、当時最初は記事にするつもりだったものの、色々とアレというかまぁ結局記事にしなかったんですが、無論発売日に購入してました(というか、寧ろ3日前からフラゲして聞いてましたからねこれ)

 

と、巌窟王のドラマCDにてロアがゲスト出演した訳ですが、この際の竹箒

 

http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201704.html

んで。その中で異彩を放つドラマCDですが、この場を借りてちょっとだけ補足を。

TYPE-MOONの伝奇……というか、奈須きのこTYPE-MOONでやっている伝奇は『すべて同じ世界』と思われがちですが、それはあくまで基本であって大きく二つの系統に分かれている事は今までちょろちょろ説明してきました。

 

英霊がサーヴァントとして使役できるFate世界と、

英霊なんて強大な概念を“自律した使い魔”なんて術式に落とし込めるワケねーだろ、という月姫世界ですね 。

 

Fate世界の下地は『人類史を肯定するもの』なので英霊も主役として考えられますが、 月姫世界の下地は『人類史を■■するもの』なので、その敵対者である死徒たちが主題となる、みたいな違いです。

 

んで。月姫におけるある人物……教会において二十七祖の一人と数えられたもの……は『ある出会い』を経て強力な死徒となります。

しかしFate世界ではそもそも『ある出会い』がないため、死徒になりこそすれど『祖のひとり』に数えられるほどの力は持たず、その秘術も劣化したものとなります。

 

そのあたりの差違……世界の土台は同じでも前提が異なる事で登場人物の在り方も異なる……を楽しんでいただければこれ幸い。

「おじいちゃん、じゃあ「Fake」は? あの闇鍋はどういう扱いなのかしら! 私気になる!」

「ほほほ。ありゃあ『どっちもアリ』じゃよ、茶々解禁からたった半日でLV80にしていた勇者・まひろちゃんよ」

「どっちもアリ……? 丁半博打をしているのに丁半どっちの要素もあるの? それってつまり、」

「そう。故にどっちとも言えない「FGOみたいな世界」と言えなくもないのじゃよ、 イリヤもクロエもLV100のまひろちゃんよ。 おぬしこそワシの期待通りの真の勇者じゃ。じゃがたまには自重するのじゃぞ」

 

と、長らく不明だった「英霊召喚が可能な世界において死徒二十七祖は存在しない」というのは、シャンピニオン曰くどうやら「英霊召喚」そのもの(降霊儀式もサーヴァント召喚システムも全て)を指し、「Fate世界」全般と「月姫世界」自体が乖離しており

Fate世界」=「人類史を肯定するモノ」が主役

月姫世界」=「人類史を■■するモノ」が主役

という差異が発生し、月姫世界では英霊をサーヴァントという使い魔の枠組みに落とし込めての召喚術式が構築不可能の為、そもそもの”前提部分から異なっている”という事になっていると。

 

>大きく二つの系統に分かれている事は今までちょろちょろ説明してきました。

 

とは言うものの、「いやそもそもシャンピニオンが直接説明した事は無くね?」と滅茶苦茶突っ込みたいのと、「既存作のこの設定とかこの設定はどうなるの?」という少し統合が取れない様な部分もチラホラ有ったりするので、ぶっちゃけ未だにあんまり完全には納得はしていないのですが、どうやらこういう事の様で。

 

然し「Fake世界」においては例外の様で

 

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FGOの世界では存在しないと思われるもFake世界では存在していたワラキアの夜そして何よりも「死徒二十七祖」の概念が、英霊召喚が可能でありながら共有できていたのもそういう理由が故と。

で、その様な「例外の世界」以外の基本Fate世界では、二十七祖に値する死徒(例:リタ・ロズィーアン」「アインナッシュ」「ヴァン=フェム」「コーバック・アルカトラス」)自体は存在するが、「死徒二十七祖(の概念)」が存在しなくなり、結果二十七祖に該当する様な死徒は事件簿で使われていた様に、恐らく「上級死徒として扱われるのが基本となると(ぶっちゃけ一気に名称ダサくなりましたよね

 

なので、「Fate/Labyrinth」での

 

「人理が命として脈動し、時に英霊なりし幻想と神秘を儀式によってサーヴァントなどという形態で召喚し得る世界にあって、人が変じた死の怪物(死徒)などにさしたる力はない。人を襲い、命と血を喰らって長がらえる吸血種(もの)がこの人理脈動する世界に有り得るとすれば、それは幻想に属するものだ。神秘として顕れたるものだ」

 奈須きのこさま。サーヴァントとたちによるダンジョン探索行というアイデアにOKをくださった上に、『Fate』世界における○○と○○○の在り方やその詳細(幻想種としての○○○は力を有するものの、死徒は某作品ほどには力を持てない等々───)についてご教授いただき、更にはご監修まで、本当にありがとうございました」

 

「ヴォルフガング」の発言や後書きの件が、割とド直球な感じでしたねー結果。

 

そして、竹箒に加えてドラマCD内のファリア神父の独白の

 

恐らく、多くの天賦を与えられながら”ただ一つ「出会い」という奇跡”を与えられず、自らの道を変える「運命」に”出会えなかった”「怪物」。

 

という発言によって「Fate世界」では、なんと本来「月姫世界」では必ず起こる、十二世紀頃に「ロア」と「アルクェイド」が出会うという”イベントすら発生しない”という事実まで明かされました。

 

結果、”Fate世界での”「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」は

 

死徒という種族の基盤の弱さ

アルクェイドという強力な真祖の力の一端を行使できない/有さない為、ロア本人の個体能力が最早二十七祖クラスですらない(名実ともに一介の死徒レベルまでランクダウン)

③同じくアルクと出会わない事で「転生術」の劣化

 

という、文字通りトリプル役満並みの弱体化が重なった結果、残念ながらまぁあのああなってしまい、そして「月姫」発生の要となるロアが十八代目の転生体に至ることなく(月姫原作の記述と統合すると、タランテラは恐らく15or16代目のロアと考えるのが妥当ですが、そもそもアルクとの繋がりが無い為同じ転生速度かは微妙かなとも)Fate世界では「月姫」自体が発生しないという事に。

 

記事の本題とは関係ないですし、深い意味もないですが

 

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AACCとコミカライズのロアカッコイイですよね。

特にAACCのEDは個人的にかなり綺麗な終わり方なのと成田さんの迫真の演技が光りまくりで滅茶苦茶好きなので、MBのEDの中でも一、二位を争うくらいで好きです(私は結構好きですよロア)

 

...と、何故かロアとモンテ・クリスト伯爵に因縁が発生してたり、元々莫大な資産でしかないモンテクリスト島の財宝を魔改造して”魂をも焼きつくす!”とか、まぁぶっちゃけモンテ・クリスト伯の読者目線的な意味でも、突っ込みどころはかなりありますが、このドラマCDが「Fate世界」と「月姫世界」の差異の足がかりとはなりました。

 

※ちなみに、「氷室の天地」の世界だと「シエル(十七代目↑のロアが存在する)」の存在が確認されていますが、あの世界は成田先生や映一郎先生のコメントやマテリアルの記述を統合すると、恐らく「Fake寄りの世界」なので「ワラキアの夜」や「死徒二十七祖」が存在するように、英霊召喚が可能ながら”例外的に”十七代目、十八代目のロアも存在している(た)と思われます。

 

 そんな訳なんですが、最早「Fate世界」と「月姫世界」は基本的に共有不可。その理由となる「人類史を肯定/■■する」とはナニからして異なっているのか、そして何故「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」が「アルクェイド・ブリュンスタッド」と”出会わなくなってしまう”のか。

などなど、疑問は多いところですが

 

前回、Fakeの記事で死徒二十七祖/死徒は、「七つの原罪」を司る「クラス・ビースト」とナニか因果関係にあるのでは(二十七祖が存在しないに該当するのはFGO世界)。と、言いました。

で、結果「Fate」と「月姫」自体が乖離しているので、二十七祖と英霊召喚が共有できないのは特段FGOだけに限った話ではない(というかFGO世界もまた別っぽい?みたいですが)という事ではありましたが、死徒死徒二十七祖と人類悪であるビーストに関係があるというの部分に関しては変わらずそう思っているので、それ含めて色々と。

 

 

先ず「死徒」とは

 

 「彼らは死徒と呼ばれている。人に取り憑く悪霊だの妖精だのとは明確に違うのだよ。彼らは、地球の一部でありながら、人類というものを嫌っている。そう、彼らは意志を持った、地球そのものの影法師なんだ」

 「英霊とは人類史を肯定するモノ。人間世界の秩序(ルール)を護るものだ」

「我ら死徒は人類史を否定するモノ。君達のルールを汚すために存在してきた」

 

と、Fakeでの記述から「死徒とは人類史を否定するモノ」という扱いになっています(なので、竹箒の月姫世界の下地が「人類史の■■」の■■は=否定?)

 

そして、同じくFakeにて登場する真なるアーチャーにして歪められた復讐者として参加している「アルケイデス」。

彼の有する宝具「十二の栄光」、その一つにして「大英雄ヘラクレス」が生前成し遂げた十二の内の原初の試練である「ネメアの獅子」。

このネメアの獅子を加工した裘は「ギルガメッシュ」曰く

 

「あれは、恐らく魔獣か神獣の裘だろう。よくもあそこまで加工してみせたものだが、恐らく元はウガルルムに似た何かであろうな」 

 「人の文明そのものを拒絶する特異点、時折そのような生物が現れる。少なくともアレには人が生み出すあらゆる『道具』が通じぬであろうな」

 ───人理を否定する獣の皮

 

と、「魔獣・神獣」の類は、即ち「人理を否定するモノ」であるとされています。

 

そして

 

───やはり、あの気配はサーヴァントではないな。

───あの女神を名乗る女とも違う気配。

───恐らくは、星の産み落とした獣か何か......人型をした、ネメアの獅子か。

 

己を覆う毛皮の持ち主であった獅子を思い出し、警戒を一段階強めるアルケイデス。 

 

と。先の「人理を否定する獣」を加工した布のその生物(ネメアの獅子)と、アルケイデスは死徒である「ジェスター・カルトゥーレ」を同一視しています。

そして、ギルガメッシュが例として挙げた「ウガルルム」こそ、原初の罪を司る「ビーストⅡ」に該当する「創世神ティアマト」の卷属に当たる「十一の怪物」の一つです。

 

なので

「魔獣・神獣(例:ウガルルム、ネメアの獅子)」=「人理/文明を否定する獣」≒「死徒(人類史を否定するモノ)」

という関係になっている訳ですね。

 

故に、人類悪から発したモノ(ウガルルム)と死徒の性質が類似すると。

 

あと、Fakeの時に書くの忘れてたんですが、魔獣の類が人理によって生み出された宝具に耐性を有する様に

 

「ああ、そうだ。死徒のすべてがそうとは言わないがね。だが、人との間には明確な壁がある。それを貫く事ができるのは、人の作りし刃では無理だ。神による聖別、あるいはそれに類する人間とは異なる『力』がなければ、その刃が彼らを貫く事はないだろうな。」 

 「ああ、そうだとも。故に、人が作りし宝具、あるいは神が人の為に用意した宝具の加護を、我々は否定する事ができる。神が神の為に作った宝具ならばまた話は別かもしれんが、そこまでの代物はそうそう用意できまい?これは、純粋に相性の問題だ。私は蛇で、君らはカエル。ただそれだけの単純な話だ」

 

と、語られているように死徒も宝具に対しての耐性を一応有しています。

で、これなんですが

 

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ぶっちゃけ、これと(ほぼ)同じじゃないかと思っています。

「ビーストⅡ」と「ビーストⅥ」の保有する「ネガ・ジェネシス/ネガ・メサイア」と呼ばれるスキルもまた「正しい人類史から誕生した英霊」の保有する宝具に強い耐性を得るのと、死徒の耐性もまた似ている(実際、ウガルルムがアルケイデスの布と同じく耐性を持ちますし)

 

ですが、ただ死徒の場合は

 

 「もちろん。同じ宝具でも『座』の使者たる英霊が使うならば話は別だがな。英霊ならば私に勝てたやもしれん。だが、人の身である君達がいくら宝具を使おうと、敗北は必然だ。戦略や気合でどうこうできるものではない」

 

と、「宝具の加護」を無効化できるのは”人の身”で行使した場合であって、サーヴァントが使用した場合は普通に食らうので、若干耐性の対象が違います(元々死徒二十七祖とサーヴァントを比較した場合、基本的にサーヴァントの方が優勢という扱いでしたしね)

が、やはり「人類史/人理を否定するモノ」であるが故に耐性を持つという性質が人類悪及び卷族と類似していると。

 

あと

 

死徒。この列車で何度か耳にした、吸血種のひとつ。

ならば、聖堂教会に知識があるのもうなずける。魔術協会以上に、かの組織は死徒と激しく敵対している。その存在を人類にあだなすものと見ているからだ。

 「......そうか、獣、とは......!」

これは、人に仇(あだ)なすものだ。

これは、人を喰らうものだ。

これは、人を滅ぼすものだ。

 

と、一応「事件簿」と「蒼銀」で「死徒」と「人類悪・ビースト」は同じ表現も使われています。

 

また

 

www.4gamer.net

 

↑のインタビューでは「月姫リメイク」でも「人類悪」に関しての言及が有るとの事です。

 

ちょっと本題から外れますが、この「月リメ」&「ufo版UBW」&「FGO」の三作品が「人類悪」の部分でリンクしているとの事ですが、先ず

月姫本編」だと

 

「いかにも。これでは原初の海と何ら変わりはない。

 私はな、他の動物どもを我が肉体としているのではない。『動物』という因子を肉体とし、混濁させているのだ」 

 「だが、素晴らしいとは思わないか。

 私の中には『何になるか解らないもの』が渦巻いている。それは原初のこの世界そのものともいえる小世界だ。

 どのような生き物が生まれるか予測がつかない混沌とした空間。

 現存するこの星の系統樹と同じでありながら、なお劇的な変化の可能性を持つ混沌の闇。」

 

と、「原初の海」や端々の発言から、恐らくネロ・カオスの体内は「ビーストⅡ/ティアマト神」の有する「浸食海洋ケイオスタイド」と性質が類似しています。

 

で、この「浸食海洋ケイオスタイド」ですが、これは

 

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「キングゥ」が言うように、魔術世界では=「聖杯の泥」とも呼ばれると。

 

更に「聖杯の泥」とは、分かりやすい例でいえばFakeのアルケイデスが「復讐者」に変質させられた要因であるアレや、SNの世界で「言峰綺礼」の心臓代わりとして活かしていたアレが「アンリマユに汚染された大聖杯」と同じモノ(零れ落ちたモノ)です。

 

そして「ufo版UBW」では

 

「言峰は言っていなかったか?あれは既に汚染された聖杯、お前達によって地に堕ちた欲望の杯。人間を呪い殺す事にのみ特化した 人類悪 の一つだと!」

 

 「英雄王ギルガメッシュ」曰く、正しくその「汚染された大聖杯」=「人類悪」と、されるので、恐らくこのリンクしている部分というのは「浸食海洋ケイオスタイド(聖杯の泥)」の部分についてだと予測しています。

 

因みに、そのネロ教授の「666」の因子を内包した固有結界を”カタチ”にしたモノが「創世の土」と、呼ばれるモノでこれはロアとの共同研究によって完成したとされるのですが、これをロアは

 

 「はい。あなたの中のソレを、少しばかりカタチにできる神秘を教授いたしましょう。その神代の御業をもって、あなたに捕えてほしいひとがいるのですよ、混沌よ。」

 

と、”神代の御業”と表現しており

 

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「ケイオスタイド」から発した「ティアマト神」の次世代の子供である「ラフム」もまた、「神代の土/砂」にして「泥」で構成されている。と、されるのでこの辺り関連かなぁと。

 

あと、過去に竹箒でも

 

http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html

 

ティアマトは虚数空間の繋がりもあり、桜系のキャラの究極としてデザインしてもらいました。

原初の母。無垢。少女。巨大。自縄自縛。黒桜の黒い泥の凄い版、ケイオスタイド。

それだけのキーワードで、あの頭脳体と真体が届けられたのです。

 

と、よく見たら「ティアマト神」は、桜系譜からとってデザインしたようで「黒桜の黒い泥の凄い版」=「ケイオスタイド」と、ド直球な事書かれてたんでそういう事な気がします。

 

で、話を戻しますが「死徒」の耐性や性質が「人類悪」の有する「ネガスキル」によるモノと似ています。

 

次に「死徒二十七祖」の発端や経緯に関して

ロア曰く

 

「もともと二十七祖などというモノも貴方(朱い月のブリュンスタッド)が足掻いた足跡にすぎない。どうしても自身と同じ純度の真祖が生まれず、貴方は様々な手段を試みた。

 その結果の一つがアルトルージュ・ブリュンスタッドですが、彼女もいまだ朱い月を迎え入れるまでの高みには達していない」

 

と、発言しており、ロアの言う通りであれば「死徒二十七祖」の発端は「朱い月」だと思われます。

 

そして、「Fake」や「ひむてん」の様な”特殊な世界”以外の「Fate世界」では、この二十七祖は存在しない。

然し、この「二十七祖の発端」に当たる「朱い月」の存在/消滅自体は、二十七祖が存在しない「Fate/stay night」の世界でも確認されています。

 

では、何故死徒二十七祖という概念が存在しなくなるのか。

 

二十七祖の存在目的は↑のロアの様に「朱い月」だと思われますが、そもそもの「死徒」という種族の発端として「真祖」は本来「血は吸わなくても生きてはいける」ものの、”欠陥”を内包してしまったが故に、自らの”吸血衝動を抑えるための非常食(血袋)”として用意した「人間」が、「真祖によって吸血された」.結果「死徒」という吸血鬼が誕生した..といったように、死徒とは「元々ヒトであったモノが吸血種となった」モノのことを指します。

 

そして「死徒二十七祖」ですが

 

 他者の血を吸うようになった死徒は、いつからか吸血行為そのものに優越性を感じ始め、自己の能力を強化していく。自己の意志を強化し、真祖の支配を逃れた死徒は人の世界に逃げ込み、自らを保存する為に吸血行為を繰り返す。

 これが死徒の始まり、人間から成ってしまった吸血種の馴れ初めである。

 この、最も古い時期に真祖の支配から逃れた死徒二十七祖といい、以来、その二十七の派閥はあるものは世代交代をし、あるものはいまだ祖として君臨している

 

という説明の様に、「真祖に吸血され最も古い時期に真祖の支配から逃れた死徒」達の総称が「死徒二十七祖」であるというのが一応二十七祖の定義です。

 

つまり、古い時期に「真祖に吸血され力をつけた死徒」というのが、「死徒/吸血種の頂点」とされるほど強力な死徒でありそれが当時の定義上二十七祖になる(なった)と。

 

ここで、話を戻しますが三ヶ月前の竹箒/ドラマCD、それ以前のlabyrinthで明言された様に

Fate世界」=「人類史を肯定するモノ」が主題であり、人理が命として脈動している程人理が強固であり「英霊召喚が可能」=死徒は力を持たず二十七祖の概念も存在しなくなる。

そして、何より「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」が「アルクェイド・ブリュンスタッド」と出会わなくなると。

 

月姫世界」でのロアは言わずもがなではありますが、二十七祖達の間では「一介の死徒」として嫌悪されている(これは、ロアの永遠の定義の観点が問題)が、教会や協会からは二十七祖の一角”として認識されています。

 

ロアは他の祖とは異なる永遠論の為に「転生」をその手段として、ヒトの身では限界を感じ死徒として自身の存在階梯を上げる事で実現しようとした魔術師です。

然し、通常の魔術的アプローチによる死徒化や通常の階梯の死徒から血液を継承し、「死者」からやり直していたのでは時間がかかる。故に

 

「いえ、百年も待つ必要はありません。私はすぐにあちらでも上り詰めます。この身は最も優れた吸血種に成るのですから、十年もあれば十分です。」

「まともな方法ならそうでしょうね。

 しかし初めから最強の吸血種になるのであれば、彼らの世界の法則も通用しない。」

「簡単な話です。

 司祭殿は死徒の能力が、その血を吸った真祖の影響を受けるのはご存じでしょう。

 ですから───回答は実にシンプルだ。

 

 己が最強の死徒になりたいのであれば。

 己が血を、

 最強の真祖に吸わせればいいのです───」

 

そう、ブリュンスタッドの名を冠する程の「最強の真祖」であるアルクェイドに血を吸わせる事で死徒化すれば”手っ取り早く強力な死徒になれる”

という発想で、彼は死徒化し更に”二十七の一つ”とも認識された程には力を有した訳ですね。

 

で、先の二十七祖の定義が「真祖に吸血され、後に真祖の支配から離脱した死徒」=「死徒二十七祖」になるので...

 

つまりは、それだけ真祖に吸血された結果に死徒化した死徒は強力という事なんですね。

 

んで。月姫におけるある人物……教会において二十七祖の一人と数えられたもの……は『ある出会い』を経て強力な死徒となります。

しかしFate世界ではそもそも『ある出会い』がないため、死徒になりこそすれど『祖のひとり』に数えられるほどの力は持たず、その秘術も劣化したものとなります。

 

竹箒でも言われている通り、番外位という立ち位置なものの、実際にロアを”二十七の一つ”としている要素がアルクェイド(真祖)に吸血された」事なので、逆にその”出会いが無かった”Fate世界では恐らく月姫世界とは全く異なる魔術的なアプローチによって死徒化し、真祖に噛まれなかった(アルクェイドの能力の影響を受けなかった)ロアは一介の死徒と変わらず「転生術」すら劣化していると。

 

 なので、それだけ「真祖の吸血」による死徒化した死徒の能力の上昇は大きい...然し、Fate世界では死徒二十七祖が存在しない...

 

という事で思ったのですが、「死徒二十七祖」が存在しない要因として「人理が脈動している(人理が強固)」が故、という事になってはいますが、この二十七祖の定義にして誕生の経緯となるのが、やはり「真祖」の存在が重要になる訳ですので、Fate世界では「死徒」に限らず「真祖」も若しかしたらさほど力を有さない可能性に関してです。

 

話はまた戻りますが「死徒二十七祖」は、ロア曰く「朱い月が足掻いた足跡に過ぎない」と、言われています。

実際にそうであるのかは不明ですが

 

「 ならばこの身と同じく後継を用意しておくべきであろう。我が肉体と同域の後継が発生した場合のみ、朱い月は憑依する。アレが堕ちれば間違いなくこの身はアレを支配しよう。この方式ならば貴様の様に無為に数を重ね、簡略化する事もない」

 「 上手くいったのは貴方という最初だけで、あとの真祖はみな失敗作に過ぎなかったのでしょう? ですから貴方は手を加える事にした。ただ必要に応じて発生する現象でしかない真祖を、真祖たちの手で生み出すように教えを広めた。

 理由は一つだ。貴方は、貴方と同じ純度の真祖がどうしても必要だった」

「しかし、オリジナルである貴方は別だ。

 朱い月はガイアでもアラヤでもありえない。故にどちらにでも修正されると予感した貴方は、いずれ訪れる消滅に備えて肉体を用意するしかなかった」

 

と、言われている通り、「朱い月」というのは地球に属さない生命体の為「抑止力」の排斥対象となる。

故に、朱い月は「地球に即した生命体」に”自身と同じ純度”を有する後継機を必要とした訳ですね。

それが、先ず「真祖」であり、その中でも「ブリュンスタッド」の称号を持つモノが後継機に値する程の朱い月と同域の純度を保つ。だからこそ「アルトルージュ」や「アルクェイド」が朱い月の後継となる候補な訳です。

 

そして、ロアの発言通りであるなら「死徒二十七祖」もまた、恐らくこの「朱い月と同域の後継機」の為に作った概念であるとの事になると思われますが、恐らく未来永劫に製作される事はないであろう「月姫」の続編に当たる月姫2~the dark six~」 。

この「月姫2」では、「イギリス」の「アルズベリ・バレステイン」という土地にて、”原液を持つ死徒二十七祖六騎を蒐集して「第六の儀式」が執り行われるとされます。

 

この儀式に来るのは「トラフィム派」「アルトルージュ派」を筆頭とした二十七祖達が集まるんですが、この儀式は曰く”朱い月が定めた”とされており

 

「保険の一人か。純血無き祖に用はない。

 妄念の海に沈み、千年の罪を償うがよい。」

 

と、「MBAACC」にて「朱い月」の深層意識が表面化し「アルテミット・ワン」と同じ権限を有する「真祖アルクェイド」は、「オシリスの砂ワラキアの夜の後継機)」に対しこう発言しているんですが

 

この「純血」というのが、恐らく先の「原液」を有する二十七祖の事を指し、「保険の一人」というのが「朱い月の後継機」アプローチである「死徒二十七祖」の一人の事と思われるので、つまり「原液/純血を持つ死徒二十七祖」を朱い月は必要としており、それが後継機の一端となると思われるので、恐らくロアの発言は正しいと思います。

 

で、この「原液/純血」という定義は未だに不明ですが、死徒二十七祖=真祖の支配下にあった死徒(血袋)なので、「真祖」or「朱い月」の血液を継承していると仮定します。

 

となると流れ的に

①真祖の非常食の人間に吸血する→②死徒化する→③この血袋であった死徒達が真祖の影響により力を持ち、後に支配から離脱し二十七祖として活動する→④朱い月が何らかの手段(吸血させる際に血液を流しこませた?or後に朱い月が血液を継承させた?)によりこれを後継機の手段の一つとして確立する

 

大雑把に「月姫世界」ではこんな感じとして、この②③の段階の際に「Fate世界」では「真祖」も力を持たなかった場合、血液を継承した死徒もさほど力を持たなかった→④で本来朱い月が「二十七祖という後継」の手段をする筈が、個体の強度から考慮して後継機を作る事が無くなったor作れなかったと、すれば「死徒二十七祖が存在しない」という理由に繋がるかもしれません。

 

要は、死徒二十七祖の親元に当たる真祖が弱い→吸血され、血液を継承しても月姫世界ほど死徒は強力な種にならない→なので、その死徒にして二十七祖の原型に当たる最古の時期の死徒が強力でないからその後に続いた死徒達も強力でないという事になる可能性が有りうる(死徒はさほど力を持たず二十七祖が存在しない)かなと。

 

「真祖が種族として強力ではない」なら、ロアが真祖(アルクェイド)の力を奪い取ってまで早急に強力な死徒化の選択を取らないのにも理由は付くとは思います

 

なので、私の中で「ロア」が「アルクェイド」と出会わなくなってしまう理由として

①真祖自体も種族として強力ではない

か、或いは...

 

②そもそも”アルクェイドが存在しない”

 

ではないかなと思っています。

 

Fate世界では「アルクェイドが存在しない」のであれば、そもそもそりゃロアと出会う訳もありませんし、或いは両方ともかもしれませんが。

 

で、「朱い月」による二十七祖を用いた後継機アプローチはアレが絡み、それが人類悪と...と考えていますが、その前に

 

さて、この様に「ロア」は「アルクェイド」と出会わない事で、転生が途中で終了したりと、世界線の差異によって在り方/結末が大きく変化しました(存在は確認されていますが、個人的にはコーバックとリタもちょっと怪しいと思っていますがそれはさておき)

が、それはロアだけでなく他の祖にも影響が及んでいます。

 

 

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FGO世界だけ...の可能性もありましたが、事件簿の表紙と予告で確定してしまいましたがワラキアの夜

 

 

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そして、こちらもFGO世界だけかは不明ではありますが、ズェピアがSN世界でも同じなので、此方も「GOA(セイバールート後の結末を見ている)」で「マーリン」と共に星の内海にいるので、恐らくFGOと同じだと思われるプライミッツ・マーダー

 

 これらの祖が、ワラキアはズェピアのまま、プライミッツはリスのようなネコのような生物のままとして、「Fate世界」では二十七祖に連なる呼称のモノになっていないと。

 

で、この内の「ズェピア・エルトナム」及びワラキアの夜、そしてアルトルージュ・ブリュンスタッドが記事のタイトル部分とかFate世界で二十七祖が存在しない点や差異の一端に大いに関係ありそうかなという事でワラキアに関して。

 

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ワラキアの夜

本来は月姫世界での「ズェピア・エルトナム」が、「15世紀頃」を発端にしてアトラスで観測した未来の結果に発狂し、アトラスを離脱して一度前死徒二十七祖十三位の祖から冠位を継承して「死徒二十七祖No.13」の座へと就く。

その後、MB世界においては「第六法」と呼ばれる神秘、路地裏ナイトメア世界の「仮想空間:エルトナム」では「第三魔法」に挑むもこれに敗れ、霊子は露散する...然し、予め「アルトルージュ」と契約を交わしていた事で、完全消滅を逃れ「タタリ」と呼ばれる現象へと自らを変換し以降も「人類の救済」を目的として活動する祖の成れの果て。

 

が、皆さんご存じ「ワラキアの夜」という祖ですね。

 

 然し、先に書きました通り「Fake世界」の様な”どっちでもアリ”の世界以外の英霊召喚が可能な世界では「ズェピア・エルトナム」が、”21世紀時点でも未だ院長”という異常な状態であり、それ即ちロアとは異なり「そもそもワラキアの夜自体が存在していない/誕生していない」という事態にと。

 

これが、Fate世界では「第六法」が存在しないからなのかあるいはなのかと、詳細は不明ですが、そのFate世界でのズェピアに関しての前に、先ず私が注目したいのは「ワラキアの夜」が有する「タタリ」についてからです。

 

 「タタリ」というのは、ズェピアが「第六法」or「第三魔法」に挑む際に予め構築した「魔術式」。

一種の「固有結界」でもありますが、これは人々の”噂”や”不安”といった概念を利用/摘出して、その概念が発生対象と定めた地域のコミュニティー内にて「普遍性を持った時」、これを有する「ワラキアの夜」と呼ばれる死徒が魔力を編み上げて現象から存在を確立し実体化するシステム。つまり

 

 悪性情報【用語】

 タタリ発生の条件となる、閉じたコミュニティーで流布される共有常識。

 匿名性の告発、蓋然性の無い証言、浸透率の優れた流行、といったものを利用して成長していく。状況によって様々な形に変化するが、その中心たる核には”何もない”。タタリが正体不明と呼ばれるのはこの為だ。

 ワラキアの夜が扱う『バッドニュース』、吸血鬼シオンが扱う『テラーニュース』はこれを魔力によって具現化したもの。更に高度な悪性情報の利用法に、悪質なコピーを捏造して操るというものがある。

 

タタリというのは「悪性情報」を利用しそれを糧として、実体化する一夜限りの死徒/システムです。

そして

 

「結論としてはそうです。

 これには条件があり、基本的に噂になるモノはヒトガタではなくてはいけません。

 元は人間だったタタリは、ヒトガタでなければかつての知性が働かない。」

「固有結界は、その人間の心象世界を体現したもの。ですからカタチはつねに一定なのですが、タタリの固有結界は”カタチを周囲の人間の心のカタチにする”というモノ」

 

とも言われていますように、タタリはタタリ化の対象がヒトガタであることであり、ヒトから出でた「人間の悪性情報」を利用して活動し、人の思い描く悪夢・不安、そういったモノを具現化する死徒ですね。

 

少しだけ、話は変わりますが「蒼銀のフラグメンツ」及びFGOにて登場するサーヴァント「ヘンリー・ジキル&ハイド」についての話です。

彼は所謂「多重人格者」であり、「H・ジキル」という人格の他にエドワード・ハイド」という人格も内包しており、これが「反英雄」としての側面である「悪」としての人格に当たります。この「ハイド」という悪の人格、型月世界での誕生の経緯として

 

───犯罪界の皇帝(ナポレオン)とも言うべき人物が、悪の化身、もしくは権化の如き人物が闇に潜んでいる可能性、である。

 

人間の悪性を凝集させ、具現したかのような人物の実在(正確にはそのささやかな可能性に過ぎないというのに!)を知った彼(ジキル)は、語弊をお恐れずに表現するならば、ある意味で───魅了されたのだ。

 この恐るべき、闇の皇帝が如き人物に?

 

 いいや。

 悪に、だ。

ヘンリー・ジキルが「悪」に取り付かれた理由。

それは、ロンドンで活躍する某私立探偵の個人的調査に協力した過程で目にした「犯罪界の皇帝」の存在に依るところが大きい。

悪を為すもの。

怒れるもの。

秩序を、世界を破壊し、善を穢すもの。

しかし自らは実社会の因果の外に在って、あらゆる罰を受けぬ超越者を気取る「皇帝」の圧倒的なまでの存在感を前にして、誠実にして善人であったジキル氏は、悪のおぞましさに魅了されかけたのだった。

 

と、されています様に「エドワード・ハイド」の人格が誕生したのは、ジキルが皇帝...「ジェームズ・モリアーティ」と呼ばれる悪の体現者を調査する過程で、モリアーティ自身ではなく”モリアーティが魅せる悪の所業”、つまりは「人間の悪性」そのものに魅入られてしまった。

結果、ジキル氏は「悪性とはおぞましいモノだ」として「自身の内包する悪性を切り離し、善性のみで構成された清き人間」へと新生する事を決意し、霊薬を用いて自らに人体実験を施しました。

然し...「悪性」を切り離す事は出来ず、逆に悪を強く体現した「ハイド」の人格が誕生してしまった訳です。

 

善と悪。

人間とは単一の性質から成るものではなく、二元的であるのです。

 

あらゆる人々が裡に悪を内包している。

私も、そして貴方やW氏、かの暗黒の皇帝が如き男とて例外ではない。純粋な善のみを人は持ち得ず、同じくして悪のみで構成される筈もない。

 

人の中には悪が在ります。

私がこの身で実証するばかりでなく、厳然な現実として世界には悪が満ち溢れている。

日々新聞を賑わせる痛ましい犯罪の数々を見ればいい。

一方では語られず、多くには知られぬまま遂げられていく悪行も限りなく。

これこそ人間なのです。

善を尊び、輝くばかりの理想を謳いながら、悪を拭い去れない。

それは決して、救世主が持ち去った人類の七罪ではなく───

 

人が人であるが故の......

或いは。

人が人で在るための性質とでも言うべきでしょうか。

時に強烈に、甘美に、人を惑わせるが如くして荒ぶらせてしまうもの。その先に悲惨な末路が知っていると分かっていても止まらない、止められはしない衝動の源。我々、人間という哀れな生き物が、知恵持つ生き物であるが故に切り捨てる事の叶わない、言葉として顕すならば、そう。

 

 

───人類悪───

 

私は今、最大の実感を込めて申し上げる。

全人類が内包しているであろうこの大いなる悪に、誰も、克つことなどできない。

人である以上は絶対に逃れ得ないのです。

何故ならば、知恵を我々が捨てられないのと同じく、悪もまた捨てられない。

 

いつの日か、より巨大な悪がかたちを得ようとしたその時!

 

人は......

抗うすべを持たぬのではないか、と......

 

そして、ジキルは「人の本質」へと至った。

人とは、「善」と「悪」の両方を内包している二元論的な生命体であり、故に誰しもが「悪性」を内包し、肉体という枷に囚われたヒトである以上”それを捨て去る事は出来ない”

これこそが「人類悪」であるのだと。

 

また「ufo版UBW」では、「ギルガメッシュ」がこんな事を言っております。

 

「小僧。アレが何か解るか?アレは聖杯が汲む願い。貴様ら雑種の本性...”人間の悪性”だ」 

 

「あらゆる願いを叶える...それは、即ち生命の限界を越え、変革を齎す事に帰結する」

 

「 何故願いは叶わないのか?それは人間にはそも限界があるからだ。平等も平和も幸福も同じこと。肉体に囚われたお前達では、満たされる事は永遠に無い。

だからこそ、お前達はあの聖杯を作り上げた。全ての苦しみから解放されるのではなく、全ての苦しみを克服するために...」

 

「ハハハハハハハハハハ!だがその理想がこの始末だ!世界を変革する程の強い欲望なぞ、”人間の悪性”をおいて他にない!だが”人間の悪性であるが故にその手段は自滅となる!”

”アレこそが、お前達の本性!”この時代に即した願望気の在り方だ!10年前とは規模が違う...呪いは際限なく垂れ流されるぞ?」

 

と。

ギルガメッシュは言った、「人間の悪性」こそが「ヒトの本性」であり、SN世界の大聖杯より生まれ出でるモノこそ其れに他ならない。

先にも書きましたが

 

「聖杯の真下にいた俺は当然その奔流を一身に浴びた。その時に聖杯の正体を知った。実に下らぬ...下らぬが、使い道はある。数ある兵器の中でもあれ程殺人に特化したモノはあるまい」

 

「元々、我らとて兵器だろう。アレはそれを突き詰めたモノに過ぎん。聖杯とは地獄の門。一度開けば中から数十億もの呪いが溢れる。」

 

「言峰は言っていなかったか?あれは既に汚染された聖杯。お前達人間によって地に堕ちた欲望の杯。人間を呪い殺す事にのみ特化した 人類悪 の一つだと!」 

 

と、ギルガメッシュ曰く「この世全ての悪」によって汚染された「大聖杯」とは「人類悪」の一つに他ならない。

そして、先のギルが「人間の悪性」=「ヒトの本質」であると語った回のタイトルが「#23 顕現」

 

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はい。

 

また、「CCCコラボ」で判明しましたが、「七つの人類悪」である「クラス・ビースト」には一部「L/R」と恐らく「ビーストの半身ずつで構成されているナンバリングが存在し「ビーストⅢ」と、恐らく「ビーストⅥ」がこれに該当します。

その中で、判明した「ビーストⅢ/R」。それこそが

 

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「随喜自在第三外法快楽天である「殺生院キアラ」この世全ての欲

であり、それ(この世全ての欲)の半身となると...とか、FGOマテリアルでも「ハイド」が「この世全ての悪」に反応しているので、まぁそういう事だと思われますが

 

つまり「人間の悪性」というのは、人の本質であり、それこそが人なら誰しもが内包する「人類悪」だと。

 

そして

 

悪性情報【事柄】

 現実にも呪いがあるように、霊子虚構世界であるSE.RA.PHにも呪いは存在する。

 それが悪性情報───知性活動から生まれた負の情報活動だ。

 悪質なアジデート、純粋に利益を求める為に重ねられた嘘、核になる対象が空洞のまま広がっていくデマゴキー、と、情報的にただマイナスなだけである筈のものがプラスである真相を汚染し、コミュニティ全体をマイナスのものにしてしまう癌(キャンサー)である。

 物質界であれば一過性のものとして流されるが、情報が基になるSE.RA.PHにおいてこれらの悪性情報は領域を侵食する穢れとして扱われる。

 

 

かつてこの莫大なエネルギーを飲み干してムーンセルを支配するに至ったAIがいたが、最終段階でその目的を諦め、月の裏側に沈んでいったという。

 

と、「悪性情報」とは、即ちコミュニティを犯す「癌(キャンサー)」と、されています。

 

また、最後の一文の通り、かつて「CCC世界」において、この月の裏側に大量に放棄されている「悪性情報全てを取り込んだAI」...である「BB」は

 

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この通り「月を侵す癌(キャンサー)」として扱われており、かつて「月の裏側」の莫大な魔力ソース及び裏側から様々な権能を取り込みんだ彼女は

「黄金の杯 EX」

「百獣母胎 EX」

「十の支配の冠/七の丘 」

という権能を内包しましたが、これらの内「黄金の杯」「十の支配の冠(十の王冠)」は、聖典ヨハネの黙示録にて登場しプロトの第一次、二次で顕現した(する予定)の「黙示録の獣」「大淫婦バビロン」や「人王ゲーティア(十の王冠)」が有する権能であり、「百獣母胎」もまた「ティアマト神」が有する権能であり「沙条愛歌」もそう比喩されたモノであり、BBは「人類悪」と同質の力を得ていました。

 

その際の「BB」は

 

「我は多くの災害と人悪を見定めてきた。

 貴様らにとって悪とされるモノたち、

 根本には情があった。」

 

「それが自己に向けられた博愛であれ、

 他者に向けられた憎悪であれな。

 だが、これは違う。」

 

「この闇は人間的でありながら、人間としての

 情を持たぬ排斥の宇宙(ソラ)。この世全ての悪を

 上回る。まったく新しい”人類悪”だ。」

 

 と、「ギルガメッシュ」からは「この世全ての悪」をも上回る正しく「人類悪」だと語られています。

 

そして「CCC」の段階では、あくまで名称に過ぎませんでしたが、FGOでは正式のクラスの一つとして導入された「ムーンキャンサー(moon cancer)」

これはBBが「癌(キャンサー)」といわれている通り、文字通り「月の(ムーン)癌(キャンサー)」になります。

 

そして

 

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「賢王ギルガメッシュ」曰く「人類悪」=「人類史における癌(キャンサー)のようなモノ」であり

 

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人が有す本質である「悪性情報」=「この世全ての欲」と、やはり人間の悪性/獣性/そのものが「人類悪・ビースト」という大いなる悪へと直結すると。

なので、「ヒトの悪性」こそが人の本質であり、それこそ所謂人類悪であり”だれしもが内包している”人の獣性と。

 

ここで、話は漸く戻りますが。つまり「悪性情報」を媒体として実体化する「タタリ」というのは、正にこの人の本質にして癌である「人間の悪性」を利用した魔術式な訳です。

 

然し、「英霊召喚が可能」な世界において、「死徒二十七祖」は存在せず、「ワラキアの夜」は「SN世界」においても「FGO世界」にも存在しない...

 

さて、タタリはこういった概念をを利用した能力でしたと。

ここで次に私が注目したいのは「MB・月姫世界」において、ズェピアが挑んだとされる「第六法」という神秘についてです。

 

路地裏ナイトメアの仮想空間(英霊召喚と二十七祖が共存可能であり、カルデアが存在する)では、何故か「第三魔法」に挑んだという設定(更にアトラスの錬金術師は高次元の進化を目的としないともされる為、色々と謎)ですが、少なくとも英霊召喚が不可能であり死徒が主題となる」月姫世界で、ズェピアが挑むのはこの「第六法」になります。

 

「第六法」は未だ謎多き神秘で、ズェピアがアトラスの長として君臨していた15世紀では未来の状況を演算から道び出した結果、どう足掻いても「滅び」へと繋がるので、ズェピアはこれに挑むも敗北、然し「現象」という名の「タタリ」へと変換し、未だなお「第六法」へ挑戦を目標としています。

が、ズェピアはこれを「打ち勝つ事」を目的としながらも、これに「至る」事も目的としているような表現が幾つか使われ何が何やらというモノですが、ズェピアは「ワラキアの夜」という祖に成った後も「アルトルージュとの契約」が切れるその時まで、「タタリを活用して」未だこれに挑む為に活動していると。

 

然し

 

「戯け。夢から目覚めるがいい、死徒。お前が望んだ奇跡は叶わぬ。

 たとえ何千と年月を重ねようが、その身が第六と成る事はない。」

 「無限の時間を連ねれば第六に至ると思うは自由。僅かな可能性に賭けるもよかろ。

 だが奇跡の果てを知れ。

 その姿こそ、汝の果てよ。」

 

と「朱い月(アルクェイド)」から「ズェピア/ワラキアの夜が第六へと至る事は叶わない」と評価されています。

 

然し

 

「そうだ。

 ワラキアの夜が起動させた”幻影の夏”の再演。」

「あと一歩で第六に届いたタタリを再現し、

 その結末だけを修正する。」

 「幻影の夏をなぞり、結末だけを書き換え、ズェピアが

 曲解の果てに辿り着いた第六法を成立させる。

 一夜限りのタタリを、現実のものとする。」

 

と、「オシリスの砂」の発言から読み取ると、恐らく「タタリであれば第六法の成立は可能」の筈です。

一見矛盾していますが、私の考えではこれは恐らく

 

ズェピア/ワラキアの夜という死徒が第六になること→×

タタリという魔術式を用いて第六へと至ること→○

 

という意味かなと考えています。つまり「タタリという術式であれば第六法の成立自体は可能」という事になると。

 

そして、この「第六法」ですが、ズェピアはこれを「人類救済」に繋がると考えている為挑みました

然し

 

「狂乱は終わりだ。幻である我が身も消えるか───」

「否。我は混沌。ネロという固有名は消え、タタリを得て真の混沌となった。この世の果て、秩序が第六に破れるその日まで、秩序の裏で生き続けよう───」

 

と、「ネロ・カオス」曰く「第六」は「秩序を破壊するモノ」として扱われています。

 

「秩序」の定義は不明ですが

例として橙子さんの指す秩序=「魔術系統」

凛の指す秩序=「世界の命」

ジェスターの指す秩序=「霊長の世界でのルール」

だったりとか、まぁ色々なんですが

 

 

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「メディア・リリィ」の場合は「秩序」「世界」となっています。

まぁ、実際はどうなのか不明ですが、個人的には「魔術系統」とかそういうモノより凛やメディアの言う「世界」という概念が意味合い的には近いかなーという気がします。

 

両儀式も世界の秩序を組み替える=新しい世界を創世するという風な事をいってますし、何よりメディア・リリィの↑の台詞が「秩序の崩壊を引き起こすモノ」としている「第五魔法」の詠唱と同じ(「秩序は(five)、ここに崩れ落ちた(timeless words)」なので、ネロ教授の言う秩序はこちらに近いかなと(まぁオマージュ狙っただけな気もしなくないですが)

 

なので、「第六法」は「秩序(世界)を破壊できるほどのモノ」として考えます。

 

世界を破壊できる...それだけの規模の概念となると「真祖アルクェイド「捕食遊星ヴェルバーⅠ~Ⅲ」「クラス・ビースト」など、抑止力が働かないor抑止力そのもの...で、強大な能力を有するモノならば可能ですが...第六...

 

また「オシリスの砂」は、「タタリ」を用いて「第六法」を成立させようとしましたが

 

「ここはワラキアの夜を再演算し、その結果だけを変えようとした私のタタリ(せかい)。

 真祖に世界の果てを降ろさせ、おまえにワラキアの夜を消去させ───タタリが消え去る前に、その結果だけを変動させる。」 

 「その為に、遠野志貴ワラキアの夜を消去した後、私に消去されねばならなかった。」

 

その手段として、一年前に「ワラキアの夜が起こした幻影の夏」を「タタリ」の権限を用いて再演して、アルクェイドがワラキアを消去する為に空想具現化によって呼びだした「赤い月」により消滅可能となり→最終的に遠野志貴の手によってワラキアの夜が消滅する。というこのシナリオ(幻影の夏・虚言の王ED)までを再現して、”タタリが消え去る前に”遠野志貴を消滅させる事で一年前の結末を変動する。

事により、オシリスの砂の存在が証明され、全人類を賢者の石へと変換しヘルメスを起動する。という結果に変える。というのが狙いでした。

 

で、このアルクが呼びだした「世界の果て(赤い月)」が、ワラキアの夜の有する「タタリ」が継続可能なアルトルージュとの契約期限である「千年後の赤い月」であり、それが=「星/人類史の終焉の世界」なんですね。で、更に「オシリスの砂」は、これを”地球規模にまで拡大する”事で、早急に人類を滅ぼそうとしたんですね。

なので、オシリスの「全人類の結晶化」という手段には「人類史/星の終焉」という黒い大地の舞台が必要であり、そして第六法を成立させる事も必要で、それにはタタリであらば可能...

 

という事になるので、要約すれば「全人類の結晶化」「星の終焉を現代に引き寄せる」「第六法の成立が必要」という事なので、秩序の破壊というのが=世界の破壊でも強ち間違いではないかなと。

 

然し、全貌が見えない「第六法」という神秘ですが、この「第六法」が=「Program No.6」でもあるというのは用語集でも言われています。

然し、MB本編で少しだけ表示される

 

「Program No.6 Error」

 

これがナニを指すのかは未だ不明のままです。

然し、「オシリスの砂」の「あと一歩で第六に届いたタタリ」という発言を見るに、「タタリ」であれば「第六法の成立自体は可能」と、思われるので...

これは「幻影の夏」の主催そのものである「タタリ」の事を指しているんじゃないかと思いました。

 

なので、そう仮定すると「第六法(Program No.6)」を成立可能である「タタリ(Program No.6 Error)」となると、「タタリ」自体が「第六法」という神秘のシステムと同じ仕組み(或いは第六法のシステムの一部)なのではないかと。

 

そして、「タタリ」というシステムは人々の噂・不安から生じる...そういった「人間の悪性」である癌を利用するモノ(呪い)であり、タタリが第六を可能とする...と、考えると、私は「タタリ」の基の「第六法」というのは「人類悪」と類似するモノではないかと考えています。

であれば「秩序を破壊するモノ」というのも符号は合うのではないかと。

 

で、↑の方のギルの台詞の引用で

 

「ハハハハハハハハハハ!だがその理想がこの始末だ!世界を変革する程の強い欲望なぞ、”人間の悪性”を置いて他にない!だが、”人間の悪性であるが故にその手段は自滅となる!”」

 

”悪性であるが故に自滅する”

という台詞がありますが、これ

 

 「無論。殲滅を望んだのは貴様だ。呪いとは術者に返る罪。

故に───祟りとは、自己を滅ぼす妄念である。」

「......それじゃあおまえを悪者にしているのはあくまで人間ってことなのか。おまえには何の意思もなくて、ただ人間が勝手に自滅しているだけって事なのか。」

「そうよ。このわたしだって、志貴が不安に思わなければ存在しなかったタタリ。

 自分から人間を襲おうだなんて、思った事は一度もないわ。」

「当然でしょう。それぐらいの面白味がないとやってられないわ。人間たちは自らの欲望によってわたし(タタリ)を生み出し、自らの欲望によって滅び去る。」

 

 

と、タタリが「人間の悪性」を用いているという特性上説明通りなんですが、全く同じ事が言われています。

 

 

「仕方あるまい。私とて苦渋の選択なのだ。

 このように世界を知ってみれば、

 誰も彼も虎視眈々と終末を急いでいる。」

 

「星の問題は私の問題だ。

 しかるに......”どうせ他の者に壊されるなら”、

 ”私が先に壊してしまいたくなった”。」

 

「瞬きほどの視点を得たからであろう。

 ヒトとして実に納得のいく理由だと思うが、どうか?」

 

「論外です。貴方はどうあっても

 人間を理解できませんよ、アーキタイプ

 なぜなら───それは自殺に他なりません。」

 

「自殺、自滅は動物にとって矛盾した行為です。

 この地上に生きる者として、貴方の自殺は見過ごせません。

 今度こそ跡形もなく消し去ってあげましょう。」

 

「その自滅に向かって走っているのは貴様らだと学んだのだが...

 ふむ、それすらも過ちか。なるほど。

 つまるところ、矛盾こそがヒトの本質であるのだな。」

 

と、「真祖アルクェイド」は「自滅」が”ヒトの本質”だと言いました。

↑にも書きましたが、「ギルガメッシュ」は「ヒトの悪性」こそが人の本性であり、「H・ジキル」は「人類悪」が「ヒトがヒトである為の性質」と結論を出しました。

 

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で、早い話が「人類悪」は「英霊召喚」の基になった「自滅装置」でもあるんですね。

確かに「人類愛」が「人類悪」であるというのも矛盾した在り方です。

 

で、「真祖アルクェイド」の話になるんですが、彼女は他のモノ(オシリスの砂)が終末を急いでる。ならば、”他の者(オシリス)に壊される前に自分が世界を壊そうとしました”

これを「シエル」は「自滅」と表現しましたが、そもオシリスの砂も「人類の自滅は避けられないなら、滅ぶ前に滅ぼして人類の記録を残す」という発想により、「本来の滅びの時よりも滅びを速めた」ので、これも在り方/手段は「自滅」です。

で、このオシリスのやり方が「人の悪性」を利用するタタリを用いての、本人いわく「第六法を成立させる必要がある」ので...

 

なので、「第六法」は「ヒトの本質(人類悪)」と同じモノなのかなと思いました。

 

然し、こうして「タタリ」という術式によって現象を定義とした「ワラキアの夜」という祖が存在するのは「月姫世界」や「Fake世界」での御話...

このワラキアの夜

 

「......けれどズェピアはそうなる前、まだ生きていた頃に『タタリ』という方程式を完成させた。

 

「ある一定の条件が整った地域ならば、彼の露散した霊子は地域で発生した”噂”に収束し、再び現世に蘇る」

 

「ズェピアという魔術師は、人間が滅びるまでのスパンで祟りが発生するであろう地域を計算した。

 あとは千年単位での航海図を作り、その通りに自分の死体が流れるように仕向けた。」

 

「ズェピアはそれを循環するルートへと編み変え、ズェピアという意思が消えた後でも、”露散した自身”がそのように移動するようにプログラムした。」

「一度駆動式が成立してしまえばタタリは一夜中続くのだ

 カタチが滅ぼされようと、発生したタタリは亡くならない。」

 「思い出したか。自らを現象とする為に赤い月より汲み取った力───その猶予は、再び赤い月が現れる頃であろう」

 

「いかにも。だが赤い月はいまだ未来の筈。私の駆動式は千円単位の物だ。

 予め定めた式が終わるのは千年後、

 その時まで私はタタリである筈───!」

 「だが、式が終われば汝は元の姿に戻ろう。

 千年もの長き式の果てに、一度たりとも正解にたどり着けなかったのなら───ワラキアの夜は、ズェピアという死徒に戻ってもよい。

 それが汝とアルトルージュが交わした契約ではなかったか?」

 

という、「霊子が流れる航海図」「タタリ」「赤い月より汲み取った力」「アルトルージュ・ブリュンスタッドとの契約」etc..が、ワラキアの夜たらしめている要素であり、彼は「第三魔法」か「第六法」への挑戦を目的としています。

 

然し、Fate世界では”21世紀でもアトラスの院長”として現存している...となると

 

”「第六法」へ挑まなかった”

 

のは、恐らくあると思っています。ズェピアが「タタリ」という名の現象化したのは、一度目に「第六法へ挑み敗れた」結果としてそうなったので、そも院長(一応死徒化により存在を保っていると仮定します)として現存しているのなら「挑んですらない」と考えるのが順当かなと。

では、そうなると「第六法が存在しない」...と、考えるべき...かは不明ですが、私としては「Fate世界には第六法は存在しない」と、考えています。

 

そして、もうひとつ。

死徒・ズェピア」が「ワラキアの夜」という、「直死の魔眼」ですら消去できない”現象そのもの”と化すためには「千年後の赤い月より力を汲み取る」事、そしてそれには「アルトルージュとの契約」もまた必要です。

然し、Fate世界ではズェピアのまま...であり

 

もう一人の祖。死徒二十七祖No.1プライミッツ・マーダーと呼ばれる最強の魔犬もまた、恐らく「Fate世界」では「霊長の殺人者」としての在り方とならない。

 

1/プライミッツマーダー

 霊長の殺人者。白い獣。魔犬としてアルトルージュのみに従うガイアの怪物。

 死徒ではないが、アルトルージュを真似ている為に人の血を飲むようになった。

 ヒトに対して絶対的な殺害権利を持つが故に最強の一つとして数えられる。

 

然し「月姫世界」でのプライミッツは、この様に本来「アルトルージュにのみ従う」とされていますが、Fate世界ではマーリンと共に有り、FGO世界に至ってはカルデアに到着すると。

 

ワラキアの夜」と「プライミッツ・マーダー」が存在しない...

そう考えると、やはりこれは「Fate世界」では、両者とも「アルトルージュとの出会いフラグが折れる」つまり、そもそも”アルトルージュ・ブリュンスタッドが存在しない”のではないか。と、思っています。

幾ら、死徒が弱体化し二十七祖の概念がなくなるとはいえ、両者ともここまで在り方が変化するというか、出会う事すら無かったっぽいのはかなり不自然ですし

 

話はまた戻りますが「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」が「アルクェイド・ブリュンスタッド」との出会いが無くなるのも、まぁ真祖が弱体化していれば出会わない理由は一応つくんですが、最も(堕ちた)真祖が蔓延り、なおかつ「ブリュンスタッド」の称号を持つアルクが誕生する12世紀時期に、出会う事すら無くなるものなのか...?

というのが個人的にやはり疑問なので、ズェピアやプライミッツがアルトルージュとの出会いフラグが折れるように、ロアもアルクェイドと出会わないのは、そも”アルクェイドが存在しない”可能性があるんじゃないかなと。

 

あと、しかも

 

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FGOで疑似サーヴァントと化した「ロード・エルメロイⅡ世」曰く、このように「吸血鬼に混血は生まれない」とも言われてるんですよね。

 

で、いうまでもなくですが

 

9/アルトルージュ・ブリュンスタッド

 真祖と死徒の混血。死徒における吸血姫。黒。血と契約の支配者。プライミッツ・マーダーの持ち主。見た目は14歳の少女。

 

と、言われてる通り、アルトルージュ=「真祖」と「死徒」の「混血」とされる祖です。

また、FGO世界の「疑似サーヴァント・諸葛孔明」の寄代である「ロード・エルメロイⅡ世」は、「イシュタル」の「遠坂凛」の様に「FGO世界出身」ではなく、「Fate/SN世界に近い世界出身」なので、この知識も共有しているのならやはり...

 

もし、「アルトルージュ」と「アルクェイド」の両者の「ブリュンスタッド」が存在しない。と、仮定した場合、そして現に「Fate世界」では「死徒二十七祖の概念が存在しない」。然し、Fate世界でも「朱い月は存在していた」...

となると、若しかしたら「Fate世界」では「朱い月の後継機を残す」というアプローチが「月姫世界」ほどには行われなかったorできなかった?とか。

 

もう完全に妄想の域に入ってはいますが、

さて「死徒二十七祖」もまた、恐らく「朱い月の後継機」というアプローチの一環です。

然し、この概念が存在しなくれば多数の祖の在り方が変化します。

 

その中で、やはり最も注目すべき二十七祖の一角。

 

死徒二十七祖第二位the dark six

 

はい。やはりこいつですね。

死徒二十七祖の中でも、最も謎が多く色々と不明でしかない祖ですが

今出てる設定を全て統合すると

 

2/the dark six

最初の死徒。最初のシステム。だが、完成には未だ至らず。

闇色の六王権。現在蘇生中。

蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねる、といわれるがコレの正体を知る死徒はいない。

アルクェイド・ブリュンスタッドよりも歴史が古い祖であるが、the dark sixは未だ誕生していない。

 

大体、こんな感じですね。

未完成で、最初の死徒で、最初のシステムで、蘇生中で、アルクより古いけどまだ誕生していない。とか、一見訳分からん祖でシャンピニオンも詳細は殆ど出してないんですが

 

月姫」の正統続編に当たる「月姫2」の副題が「the dark six」であり

歌月十夜」にて

 

───私を含めて祖は六人。条件付けも素晴らしい。

   これならば───六王権が発動する。 

 

という一文があるように「六王権」、つまり「the dark six」の二つ名である「闇色の六王権」が、二十七祖が六人存在すれば発動するとされたり

 

先にも述べましたが、この「月姫2」では”原液を有する”死徒二十七祖六騎による「第六の儀式」が発生するとされており、これを”朱い月が定めた”とされ、また「死徒二十七祖」も「朱い月が足掻いた足跡」で

 

第六は死徒にとっての悲願だ。

 

と、「第六」=死徒の”悲願”ともされたりしているので

 

ぶっちゃけ、「死徒二十七祖」の存在意義は恐らくこれだと思っていますっていうか、まぁほぼこれの筈です。

 

なので、今の私の個人的な見解(妄想だろ)としては、「六王権」とこれを恐らく成立させる「第六の儀式」が、月姫世界における「朱い月の求めた後継機」の到達点(というか二十七祖という概念の最終目的)なんじゃないかなと、なので死徒二十七祖が存在しないFate世界は逆説的に言えば...

 

で、「六王権」とワラキアの目指した「第六法」と、両者とも「第六」とも呼ばれ、「アルクェイドの深層意識の朱い月」が「ズェピアでは第六に至れない」と結論付けたりもしてますし、個人的に二十七祖も第六法も人類悪に関係ある気がするので、「六王権」と「第六法」は=かほぼ同じ性質のモノではないか。と思っています。

 

「六王権」の「最初の死徒」で「最初のシステム」で、「蘇生中」で「蘇生すれば二十七祖を束ねる」とか「まだ誕生してないが古い」とか

(第六法=or≒六王権と仮定して)暴走アルク曰く

 

「忌まわしい秩序の飼い犬......!

 第六法を待つまでもないわ、おまえたちは私の手で一人残らず消し去ってやる......!」

 

と、「何れ誕生する事は確定している」

 

という在り方がこう...

 

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何か、個人的にかなり「単独顕現(どの時間軸にも存在する在り方を示す)」みが深いというか、そう考えればこの意味不明な設定も腑に落ちる気はします。

 

で、二十七祖自体は関係ないんですが

 

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この『七十二柱の魔神』が、総体であり「一つの術式(人理焼却式・ゲーティア)」として活動する際は、「一つの目的(逆行運河/創世光年)」を以つけど、個々としての生命体の魔神柱となった場合、各々が会得した「命題」を以て活動する辺りが、非常に二十七祖みを感じるというか。

 

なので、なんというか「六王権」と「人類悪・ビースト」って、使っているシステムというか基盤に当たる部分のシステム/設定の方向性が同じなんじゃないか。というか、元々「ビースト」の設定を応用したのが「六王権」なんじゃないかと。

要約すると、月姫世界版・ビースト」みたいなのものがこの世界では「六王権」なんじゃないかなと。

 

非常に安直ですが、「死徒二十七祖」って裏返せば「七十二」なので、二十七祖の元ネタって「七十二柱の魔神」から取ったんじゃないかという気もします。

あと、何故か遂行に必要なのは二十七祖なのに第六が死徒の悲願”というのも、恐らく死徒全てに「そういった意識が埋め込まれてる」というか、これ「冠位指定」と似たようなもんな気もしてきました。

あと、「死徒二十七祖」の概念が存在する世界においては、この「二十七祖」という概念を

 

 殺し合い、消滅を繰り返す二十七祖が今も健在な理由。それは預言者の役割をもった祖がおり、彼女が常に死徒たちに死を予告し、すみやかに後継者を作らせている為だと言う。

 

噂に聞く薔薇の予言も的外れと言わざるえまい。

 

と、されているように「死徒二十七祖」を継続しなけらばならない「薔薇の予言(リタ・ロズィーアンの家系)」という役割まで何故かありますし、二十七祖による「第六の儀式」を”朱い月が定めた”...ので、やっぱり「冠位指定」みが深いというか...

何か全体的に二十七祖や六王権周りの設定に、今考えると割とゲーティアみを感じるので、これ元々はシャンピニオンが本来「ビーストⅠ・ゲーティア」で考えていた設定をこちらに応用したんじゃないかと個人的に思っています。

 

また、この「六王権」を恐らく発動する為にある「第六の儀式」は、”朱い月が定めた”とされているのは述べましたが、この儀式が発動するのが21世紀頃で、正確に言うと20××年とされています。

で、当の定めた本人の朱い月が、宝石翁の手によって消滅したのは恐らく「6世紀」「7世紀」頃と思われるんですね。で、黒翼公やメレムの会話の様に「朱い月が消滅してから1000年以上も後」の時代を起点に発生する様何故定めたのかがずっと疑問なのですが

 

「賢王ギルガメッシュ」曰く

 

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「人類悪」は「人類(文明)が発展すれば強くなる癌」と、つまり「現代であればあるほど人類悪は覚醒しやすい 」という事と思われ

 

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と、「緑茶」の「21世紀はビーストとかいうヤベー奴がポコポコ出てくんのか?」という問いに対する「BB」の反応的に、恐らく上の解釈であってると思っています。

...つまり、「現代であればあるほど人類悪(癌)が強くなる」という性質を「朱い月」が利用したとするなら、「第六の儀式」及び「六王権」の発動が21世紀に定められたのも、辻褄が合うのではないかという気もしました。

 

あと「朱い月」が求めたのは「朱い月と同域の後継機」ですが、そも後継を作る発端として「朱い月はアラヤでもガイアでもありえない」と、言われているように、朱い月が最も恐れたのは「抑止力」という防衛装置ですね。

で、朱い月の後継アプローチの一つである真祖が、実際に「ガイアの抑止力」の一つであるように

 

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「人類悪・ビースト」も、一応「抑止の一つ」ではあるようなので、朱い月がこれを利用しても何らおかしくないとは思います

 

で、あと過去のインタビューを見てもなんですが

 

奈須氏:
 ええ。まさにこの段階で「Grand Order」というタイトルが決まり,以前ボツになったビーストという設定を引っ張り出すことにしました。そうなれば,全体の流れは決まったようなもので,ビーストを出すなら神代の終わりの話にしよう。神代の終わりと言えばソロモンだ。じゃあソロモンとロマンの関係を物語の核にしよう,といった感じで屋台骨ができていったという。

奈須:FGO」の企画が始まった当初から、これはもうあらゆる「Fate」キャラクターが登場する、集大成的な作品にしないと意味がないな、と思っていました。極端な話「たとえ自分が死んでも次の人にバトンタッチできるように......というかもうお蔵入りしているものを全部出してしまえ」くらいの気持ちで、「Fate」の根幹をなす設定まで語りつくそうと。なので「Fate/stay night」より以前に存在した元々の「Fate」、今でいう「Fate/Prototype」ですが、そのころに作った、いちばん初めの設定を「FGO」の根幹に据えてみました。

 

と、シャンピニオンが言っているように、「FGO」にはこのFateの原典に当たる「旧Fate」を再構成したプロトの没案の根幹設定であり、断片的に語られた「クラス・ビースト」と「降霊儀式・英霊召喚」の関係や、「人類悪・ビースト」こそが「英霊召喚」の基になったモノという「没案設定」をサルベージして根幹に据えたと言ってるんですよね。

 

で、プロトというか旧Fate周りの設定ははSNどころか、月姫やらっきょ、原作版まほよより遥か前からシャンピニオンが物語りとしての構想はあったとされていて、で結果的にFGOリリース以降、labyrinthを始めとした「月姫」と「Fate」の世界観の乖離が始まった(先にも書いてますが、それ以前のSNの関係の設定資料だと二十七祖の単語や、それを連想させるワードは普通に使われているので)

ので、やっぱり「死徒二十七祖」の設定や基盤部分の方向性は、「人類悪」と同じなんじゃないかなという気がします。

 

みなさん知っての通り「プロト世界」は、Fate/SNやらっきょ、まほよ、月姫のような基本的な世界観を共有する作品群とは「宇宙が違う」「異世界」と表現されているので、つまり世界観がズレているんですね。

 

で、「人類悪」の設定をサルベージ→「FGOFate作品群)」に再利用する→「Fate」・「月姫」の世界観乖離が始まる...という流れなので、やっぱり「人類悪」の設定が原因で、元々人類悪の設定は、月姫を製作する際にチューニングして違う形で再利用したのが「死徒二十七祖」や「六王権」「第六法」だったんじゃないかなって個人的に思ってます。なので、この没案を根幹に持ってきちゃったので、必然的にそれとほぼ同じモノを根幹にしいていた月姫世界はFate世界と乖離せざるを得なくなっちゃったんじゃないのかなと。

 

奈須氏:
 僕としても,これまでもらってきたエールや熱意にお返しができるように頑張るというのが一番のテーマです。プレイヤーさんの二次創作なども作業の合間に読んだりして,愛を持ってくれてるんだなと感じています。
 実はですね,2013年ごろの話ですが,アニメ版の「Unlimited Blade Works」と「月姫R」,そしてFGOは,それぞれがシンクロするようにシナリオを書いてあったんです。もしすべてが予定どおりのスケジュールで進んでいたら,「Unlimited Blade Works」でギルガメッシュが人類悪という単語を……。

4Gamer
 あっ。

奈須氏:
 ……使うのと,FGOのクライマックス,そして「月姫R」の中でのとある言及が,同時に進行するという夢のある状況になっていたはずで……いやはや,現実は厳しい(苦笑)。

 

このインタビューでも言ってますが「月姫」と「FGO」は、人類悪部分でリンクしているように計画していて、かつ「FGOの企画が上がった段階でプロトの没設定をサルベージした」訳ですし、この2013年は「人類悪」に触れる「CCC」の発売や「蒼銀」が連載スタートした訳ですし

 

三田さんとかもこう仰ってるように、この乖離は結構前から確定していたようなので、まぁそういう事なんじゃないかなと思っています。

 

でまぁ、そんな感じで「死徒二十七祖」の存在目的はは、恐らく「六王権」で、これが朱い月の後継アプローチの到達点の様なモノで、「人類悪」と方向性/本質は似たようなモノと思っています。

 

 

で、これ逆に言うと

 

月姫世界だと「死徒二十七祖」や「六王権」「第六法」と「人類悪・ビースト」の共存が出来ないんじゃないかという気..もしましたが、よく考えたら「月姫」と「まほよ」寄りの世界でもゲーティアから別たれた冠位指定」は発令されてますし(ただしGrand Orderは始まらない)、「人類悪」という概念自体は共存できるかもしれませんが、「英霊召喚」同様「クラス・ビースト」という「霊基」は共存できないかもですね。

 

 

なので、死徒/死徒二十七祖と「人類悪・ビースト」に因果関係があるという考えは変わっていません。

まぁ、ビーストの一体が死徒二十七祖の第一位に君臨してるくらいですから、少なくとも全く無関係ってことはないでしょうしね。

 

という事なんですが、この話題でもうちょいだけ書きたい事ありまして

それは

 

人類悪・ビーストと死徒二十七祖(と、真祖) 続き、真祖に関して - Notes.

↑に続きを書きました。