【FGO2部】Fate/Grand Order Cosmos in the Lostbelt
どうも。
2017年末から一気に情報開示をしてきたFGO2部ですが、序章やアニメ・ロストルーム、第二部のPVから、個人的に気になった点を摘出しようかなと思いましたんで書きます。
第二部 序/2017年 12月26日
この日を以て、レイシフトが凍結されたと。
セイラムの時点から言及されていましたが、魔術王が残した最後の残滓により生成された亜種特異点IVを最後として、既に魔術協会内でレイシフトの凍結は可決されていたと。
そして、レイシフトは確かに「タイムトラベルと並行世界の合わせ業」であるという設定は一部媒体で語られておりますが、そういった過去跳躍要素を含むが故にレイシフトは正しき人類史への叛逆であり、人理の安定下では使用すべきモノではないとの事(※ただ、第一部の序章では、オルガマリー・アニムスフィアはレイシフトが過去跳躍によるタイムパラドクスの発生が起こるのでは無いかという問いに特異点に対して使用するから問題無いとは回答しています。まぁ、調査対象が特異点たる特異点Fであるが故の回答ではあるでしょうけど)
ここで個人的に気になるのは、人理が安定下ではレイシフトは使用すべきモノではないらしいですが、「事件簿」でこれと性質が似ていると思われる「七大兵器・ロゴスリアクト」なるモノが明かされて、そのロゴスリアクトと更に類似すると思われる「タタリ」という駆動式を1000年単位で稼働し続けられる月姫世界はどういう状態なのかというのが。人理が不安定なのか、或いはそもそも人理が脈動すらしていないのか、人の理ではない異なる理が命として脈動しているのか…
とはいえ、その時間跳躍要素が正しき人類史にとっての叛逆なので、そこにタタリは抵触するのか不明ではありますが。
人理焼却破却後は、一部のサーヴァントのみがカルデアに残った。という扱いでしたが、全ての不穏因子が取り除かれた、二部序章ではGrand Order発生以前から召喚されていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ」以外は例外無く退去したとの事。
いやまぁ、もう一人残ってた訳なんですけどね。とはいえ、ホームズは英霊召喚を介さずレイシフトを利用してカルデアに入り込んでるので、厳密に言えば召喚されたサーヴァントでは無いんですけども。この辺りも未だに謎ですね。ホームズがレイシフトを利用出来ていた真意。
今まで顔見せは無かったカルデア職員登場。左から「シルビア」と「ダストン」職員。
ダストンが述べているように、カルデアという施設は、人理継続という名の下に魔術では測れない地点があるように、逆に科学でも測れない地点があるように、本来なら魔術世界においては禁忌ともされる「魔術」と「科学」の融合の思想を取り入れ、両方面の人員が集結しているので魔術に身を委ねていない職員もいると。
左側のシルビア女史は、時計塔のとある一派にスカウトされた故にロンドン行きとの事。
何処からスカウトがかかったのは不明ですが、カルデアスの新型機…実のところ「事件簿」では、オルガマリー・アニムスフィア曰くカルデアスと似た様なモノは「法政科」も保有していると語られていますが…はてさて。
人理焼却により、当時カルデア所長として勤めていたオルガマリー・アニムスフィアと、以降所長の代行として勤めていたロマ二・アーキマンの喪失。人理焼却破却を経て、次は新しいカルデアの所長が人員を引き連れ訪れるとの事。
序/2017年 12月27日
そして、訪れた査問団と新しいカルデアの新所長。それこそが…
「ゴルドルフ・ムジーク」
まさかのムジーク家所縁からの抜擢。
新所長が来るという話自体は、セイラムの時点から言及はされていましたが、個人的には天体科所縁か他の科を担うロード辺りかなと思っていたのですが、まさかの全く関係無いムジーク家。
どうにも、ゴルドルフ所長はカルデアに価値を見出し買収したとか。
以上が、大まかなゴルドルフのスペック。
言うまでもない事ですが、「ムジーク家」は異なる世界において「ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア」を長とする一族に取り込まれた家系であり、ルーマニア・トゥリファスを舞台とした聖杯大戦に参加した「ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア」の縁者ですね。錬金術の家系と何より見た目がどうしようもなく遺伝子を引き継ぎ過ぎているので、間違いなくあのムジーク家ですね、
気になるのはゴルドルフですが、どう見てもそうは見えないですが28歳。
一応、「カウレス・フォルヴェッジ」や「殺生院キアラ」などを例としますが、初出作と違う作品(編纂事象内)での年齢にズレは生じてないので、ゴルド・ムジーク(そもそも名前が違うんですけども)は2003年頃で36歳なので、ゴルドではなく
ムジーク家の嫡子との事なのでアポマテから存在は語られていた息子なんでしょうね。
そこは兎も角、まさかのムジーク家。
ここ近年で、「カウレス・フォルヴェッジ(事件簿)」や「セレニケ・アイスコル(氷室の天地)」など、聖杯大戦が起こり得ない場合の世界のユグドミレニア一族に取り込まれていた黒の陣営の人物達がちょくちょく示唆されてきて、遂にムジーク家も触れらたので、面白くなってきた感じです。
で、事情が「Fate/stay night」に近い(第五次聖杯戦争まで発生した)「Fate/strange Fake」の世界では、実のところ20世紀半ば頃から既にユグドミレニア一族自体が衰退していて門閥が解体され「ツークツワンク」もフリーの魔術集団として活動しているという状態になっており、フォルヴェッジ家やムジーク家はユグドミレニアを冠していないので、アポクリ以外だとそもそも取り込まれる事自体無かったんでしょうね。
ムジーク家自体、一応アインツベルンの背に手が届く...位には能力はあったとされているので、ユグドミレニアに取り込まれなければ、まぁそれなりの立ち位置に留まれた感じなんでしょうかね。
ただ、気になるのが先に書いた「ひむてん世界(恐らくは先述のFake寄りの世界)」だと、セレニケがルーマニアに用で訪れているので、アイスコル家に関しては聖杯大戦が起きずともユグドミレニア一族と繋がりがあるのかもしれないので気になるんですよね。
Fake世界で、ユグドミレニアが衰退してるのも、第三次でダーニックが大聖杯を奪取出来なかったのが原因かなぁと思ってたりするんですが、聖杯戦争が一回しか起きてないFGO世界だとユグドミレニアの情勢も違うかもしれないですし、まだ色々と気になりますね。z馬やダーニック本人もどうしているのかなど。
そんな訳で、ゴルドルフ率いる査問団の来訪ですが、もう一人衝撃的な人物の登場。
なんと
「言峰綺礼」
の、登場と。
本来…というか、Fate/SN Fate/HAに連なる世界においては
言峰綺礼。
あの男だけはこの『再現』には含まれない。
第五次聖杯戦争において、あの男が『最後まで生き延びる』可能性が、どの結末にも無かったからだ。
……あの男は、第四次聖杯戦争を生き抜いた段階で、五回目に必ず死ぬという結末を約束されていた。
と、語られているように、第四次聖杯戦争→第五次聖杯戦争が起こり得る世界において、綺礼は必ず第五次聖杯戦争で死亡する事が約束されています。
が、先述のように
FGOの世界における冬木の聖杯戦争は、何が原因か未だ不明のままですが、2004年が1回目。という扱いなので、そもそもSNとは前提が異なるので死亡していないと。
実際に、同じく第四次・第五次聖杯戦争が発生しなかった「Fate/Apocrypha」の世界での綺礼も同様に死亡せず、苦悩と葛藤しながら人生を歩んでいるという扱いではあったので、存在しているのならやはりとは思いましたが、しかしてさてこの言峰は…
あと、因みに言峰綺礼の年齢ですが彼は1967/12/28生誕なので、この時点(2017/12/27)だと正確にはまだ49歳ですね。
そしてもう一人の団員が
「コヤンスカヤ」
気になるのは、フォウくんをフォーくんと呼んでいるので、アレが本来七つの人類悪・ビーストの一角であり、災厄の獣ビーストⅣであるのを把握してると思われる点ですが
神代の女神である「イシュタル」が災厄の獣を知っていたり、「キャス狐」が本能的に魔術王の中身をビーストであると察知していたので、これらの例と同じロジックやもしれませんね。
後に重要な存在として明かされましたが、一部でも少し触れられていた本来特異点Fを調査する予定だった七人のAチームのマスターたち。
「キリシュタリア・ヴォーダイム」
所属:時計塔 天体科主席
概要:家柄、魔術回路が千年単位の歴史を誇る名門出。オルガマリー・アニムスフィアよりもロードの後継者として相応しいと噂された人材。魔術師としての能力は彼が一番。
召喚予定サーヴァント:クラス・ランサー
「オフェリア・ファムルソローネ」
所属:時計塔 降霊科
概要:特別な魔眼ホルダー。人種的な理由から、契約するサーヴァントに拘り有り。
召喚予定サーヴァント:クラス・セイバー
「カドック・ゼムルプス」
所属:不明
概要:境遇は藤丸立香と類似し、平凡な魔術師だがレイシフト適正が高い。魔力量が少ない為、燃費の悪い戦闘用のサーヴァントを避ける傾向にあった
召喚予定サーヴァント:クラス・キャスター
「スカンジナビア・ぺペロンチーノ」
所属:フリー
概要:国籍不明。名前も恐らく偽名。マリスビリー・アニムスフィアが旅先で出会った魔術師。風貌はイタリア系だが、仏教・インド神話に博識であり『何度も滅びては繰り返す神話観』を好んでいた。
召喚予定サーヴァント:クラス・アーチャー
「芥ヒナコ」
所属:時計塔 植物科
概要:元はカルデアの技術者として務めるが、その才能をマリスビリー・アニムスフィアに買われマスター候補生として抜擢。妙なオーラが有った。
召喚予定サーヴァント:クラス・ライダー
「ベリル・ガット」
所属:不明
概要:不明
召喚予定サーヴァント:不明(該当者から絞るに、恐らくはクラス・アサシン)
「デイビット・ゼム・ヴォイド」
所属:時計塔 伝承科
概要:伝承科から追放された経歴を持つ。Aチーム唯一の不明、危険人物。レオナルド・ダ・ヴィンチ、マリスビリー・アニムスフィアも才能を評価していた異常者
召喚予定サーヴァント:クラス・バーサーカー
以上が本来2015年のファースト・オーダーの遂行役でもあった七名と。
まぁ、後々重要な存在として出ますが、ここで個人的に気になったのが、芥ヒナコの解説の際に植物科が「魔女学」を専門としている学部だと明かされましたが、事件簿にて植物科の現ロードが「ロード・アーシェロット(金狼べオに曰く、産業革命の時代から端を発した魔女の家系)」と明かされていますが、植物科の読みが(ユミナ)であり、最後の魔女と呼ばれる「久遠寺有珠」の魔術系統が「ユミナ」、そしてアーシェロット縁の「メイ・リデル・アーシェロット」と有珠は古くからの交友関係にあるのも、やはりここは偶然ではなく色々と繋がってるようですね。
元々、ユミナの学部の創立者がそういった魔女に類する魔術師(それがマインスターなのかは知りませんが)な感じなんでしょうか。
そして、ぺペロンチーノ、これはどう見てもアルジュナが召喚されていたのでは感凄い。
あとデイビットの冠する「ヴォイド」は、何とかテラ的な観点だと遊星の卷属の意もありますが...
序/2017年 12月31日
そんな訳で訪れた2017年最後の日。
個人的にここ気になったんですけど、わざわざ「言峰」という自分の名に反応し「意味が無い」と言うのは、違和感あるんですが多分これ”言峰綺礼”その人そのままでは無さそうですよね多分。
でまぁ、Aチームのマスター達が居ないと。
襲撃が始まる訳なんですが
型月の設定とは関係ないんですが、この襲撃者..最初見た時「なんか凄い既視感あるな...」と、思ったんですが、あれと風貌めっちゃ似てるんですけど、これペスト医師そっくりですよね。
今までに召喚されたサーヴァント達との縁が記録された霊基グラフ。
敵方はこれを狙っているようですが、その理由とは。
カルデア以外では英霊召喚が不可能というのも気になっていて、一応出来なくはない(上級死徒の同士の接触と霊脈をリンクさせるという相当な荒技ではありますけど)んですが、流石にそこまでの可能性をロマンとかは把握してないだけという感じですかね。
あと、逆にGOの世界は冬木の聖杯戦争が2004年が最初だったり、グランドオーダー発生以前まで、カルデアでの英霊召喚の成功例があまり無かったりとか、安定して英霊召喚が行なえるようには見えないんですが、そこも未だに気になります。
オプリーチニキ。イヴァン四世を思い浮かべましたが、さて。
そして、カルデアを凍結する謎のサーヴァント。「異聞帯のサーヴァント」と呼称される彼女は、今までのどのサーヴァントも異なると。
発言的にコヤンスカヤも異聞帯のサーヴァントになるんでしょうかね。
で、シェルターに帰還しましたが
仕留めるのなら、一撃で息の根を絶つ。騙し討ちとはこうやるんだよ。
とは、皆大好き私も超大好き橙子さんの言ですが、ジョージさんのキャラに穿たれる天才魔術師の構図は紛れもなく矛盾螺旋。
事前に霊基グラフの話もあったので「最悪、再召喚できるだろうから大丈夫じゃない?」と思いつつ見てましたが、再召喚どころかすぐに復活。
元々
ダ・ヴィンチちゃんのやってる事は、天才美麗冠位人形師の橙子さんと同じという設定はあったのですが、本当にまんま同じですね。(橙子さんの人形リレーも、「魂の転生」や「意識の転移」等ではなく「記憶の継承」による継続方法とされていますす)
とはいえ、ダ・ヴィンチちゃんのスペアのスペックは幾分かオリジナルより格落ちしている模様なので、全くの同一個体の人形(DNA鑑定もなんのそののクオリティ)を生み出せる橙子さんの方が人形作りに関しては一枚上のようですね。流石は橙子さん。冠位に至った魔術師はやはり格が違っていたのだと、再認識させられたシーン。
そんな訳で、やはり味方でもなかった言峰綺礼。プリヤ世界以外じゃ信用ならない。
然し、気になったのはダ・ヴィンチちゃんを仕留める際、綺礼は素手で霊核ブチ抜いてるの相当アレなんですけど、これは手に魔術を施しているのか(でもなければ、神秘を纏ってない一撃なんて通る筈無いですし)或いは…
彼が、異聞帯側に属している点や「サーヴァントは良いモノだが英霊という概念を嫌悪している」と、考えると、サー…?なんでしょう。
そして、破壊されたカルデアを飛び出したカルデア一行。乗っている機体の名称は「虚数潜航艇シャドウ・ボーダー」と、呼ばれるモノ。
そして、長らく不明だったカルデアが設立された場所。
各国が私的に運営する事を防ぐ為など、色々と理由有りきでここにした訳ですね。
言峰綺礼に曰く、疑似天体モデル・カルデアスとはやはりアニムスフィアが、独自の方法で根源へと至る為の手段であったと。
ここは、終局特異点でも触れられていましたが、つまるところマリスビリーにとって人理継続は、やはりあくまでも根源到達の為の”手段”に過ぎなかったのでしょうね。その為に、カルデアスそしてレイシフトが必要だったのだと...
ところで、アニムスフィアの家系の歴史が2000年を誇るという、かのバルトメロイと同等の歴史であるのが明かされましたが
そうなると路地裏ナイトメアのこのレフの言っていた「2000年」って、普通にアニムスフィア家そのものの事を指してたっぽいですかね。
てっきり、神代が終わって以降西暦になってからか、救世主が原罪を清算して以降の人類の在り方を暗喩してるのかと思いましたが。
レイシフトが、彼ら敵側にも防げない脅威との事。
そんなこんなで、南極大陸上を滑走する一行の前に
真っ直ぐに落下するモノ。
そして、敵側からの声明。
宙より君臨した神の選抜により、「キリシュタリア・ヴォーダイム」率いる七人のAチームマスター改め「クリプター」と呼称するモノたちによる正しき人類史への叛逆、人類の偉業の凍結により「古く新しい世界」へと生まれ変わる事が目的とのこと。
英霊剣豪七番勝負にて「キャスター・リンボ」の背後に居た「異なる星の神」と、セイレムにおいての核ではありました「異星の神々」とは、予想に反し全くの無関係な案件でしたが、リンボの背後にいたのは此方でしたか。
この辺りは、後に記述するPVの方でも色々と関係のあるワードの真意が明かされますが、然しながらヴォーダイム曰く「今一度、世界に人ならざる神秘を満たす。」「神々の時代を、この惑星に取り戻す」のが目的の様ですが
「だからもし───そうだね。もし、もう一度この星をエーテルで満たそうなんて考えるヤツが出てきたら、そいつの工房は間違いなくこの島に作られる。ここは神代最後の痕跡にして、世界をひっくり返す為の支点にも成り得るんだから。」
と、かつて「花の魔術師マーリン」が語っていた「この星を再び(真)エーテルで満たそうとする輩」というのは、この事を予見していたのやもしれませんね。
なるほど?
マリスビリーも神代が途絶えた理由を気にしていました(というか、その一点こそがカルデアスやレイシフトの完成させるに至った)が、敵側と関与は有るのか無いのか(とはいえ、言峰綺礼がアニムスフィアの追い求めた結晶であるカルデアスを容赦なく凍結しているので、直接の関与が有るかは何とも。)
何故、ソラからの君臨者達が神代に回帰させようとするのか。その真意とは果たして。
魔術王の次なる敵の声明と同時に前方から多量に顕れるオプリチニキ。正面突破は不可能。故にこそ
其は、人類初の魔術旅行。”あると定義しなければ成立しない世界”、即ちマイナスである虚数の世界への挑戦。
......と言う事で、虚数世界へと元カルデア一行は突っ込んで行きましたという訳なんですが
この際に使用されたのが「虚数観測機・ペーパームーン」と呼ばれるモノで、アトラス院から提供されたモノのようで、当初「お、これはまさか」と思いながら読んでいて、それは先で明かされた通りではありましたが、然しこれがカルデアが当初予定していた事象干渉手段であった点は気になりますね。
ひとまずは序章はここまで。
FateGrand Order MOONLIGHT LOSTROOM
何故の抜擢かは不明ですが、今回のFate Projectは劇場版HFの特番に引き続いて最初から最後まで本田貴子さんがナレーションを務めるという神番組でしたが、その冒頭に流されたアニメ・ロストルーム。
時系列的には、序/2016年 12月26日頃前後と思われますが、マシュがクリスマスの帽子を着用しているのと、クリスマス休暇がどうの言ってるのでクリスマスでしょうかね。どうにも藤丸が見当たらないと。
マシュ「ロスト...ルーム?」
ダストン「うん。ちょっとした怪談だ。午前零時に入ると、失われたモノを見る或いは失うモノを見る。なんて報告が多発してね。今では倉庫として忘れ去られた、前所長時代の遺物だよ」
ロストルーム。
どうにも。ここに行ったらしい。
オルガマリー「カーストによる人類の再整理なんてさせるものですか。生まれた時点で定められる社会なんて私は認めない。」
「李書文」を破る「ラーマ」と、久々に見た気がする「オルガマリー・アニムスフィア」と後方に控えるサーヴァント達。
左から「女王メイヴ」「鈴鹿御前」「メフィストフェレス」「カーミラ」「クー・フーリン【オルタ】」「エミヤ【オルタ】」
法則性があるのかは不明なのと、鈴鹿御前とエミヤ・オルタは判定として微妙なところですが、オルガマリー側は今迄の特異点でどちらかと言うと敵側に属していたサーヴァントが主ですね。
ラーマ同様、オルガマリー側と対峙する「ナイチンゲール」
オルガマリー「マスター適性さえあれば、貴方一人に得意げな顔はさせないわ。」
なお、適性は無い。
ただ、マスターとなっているこの空間では、令呪は刻まれているようではありますが。
然し、父親のマリスビリーはかつて冬木の地で聖杯戦争に参加しているので、恐らくマスター適性はあると思われますが、娘のオルガマリーはマスター適性もレイシフト適正も無いというのは未だに謎ですね。クー・フーリンはこれを「呪いか何かか?」と言っていましたが、これも謎のまま。
「賢王ギルガメッシュ」と「女神イシュタル」と、その攻撃を防ぐオルガマリー。
これ、普通に神代のサーヴァント攻撃防いでるの中々にヤバい気がしますが、さすアニムスフィアってところでしょうか。両サーヴァントを迎撃したのはエミヤ・オルタとメフィストフェレス。
然し、ラーマとナイチンゲール同様、オルガマリーと対峙しているのは、各特異点でカルデア側に属していたサーヴァントばかりですね。これは何らかの示唆なのか。
レフ「オルガ。話の続きを良いかな?」
マシュ「先日観測されたカルデアスの未明地点に関する話です。所長。」
オルガマリー「そうだったわね...これは忌々しき事態です。現在まで定まっている人類史を乱す特異点になりかねない。協会と国連になんて報告すればいいか...」
場面変わり、目覚めるオルガマリー。そして、此方も久しく見ていなかった今は亡き「レフ・ライノール・フラウロス」。そして、マシュ。と、「ロマニ・アーキマン」。
話の流れ的には、人理焼却が発生する以前且つ「特異点F」が観測され始めた頃っぽいので2015年頃のようですね。カルデアスが異常を発してから一週間程でもあるようなので、割と早期の段階の時系列の気が。
オルガマリー「人理保障機関カルデア。私の父が創立した、未来を保障するための機構。私の家系アニムスフィアは遥かな昔から天体運動を研究し、司る魔術師だ。アニムスフィアの使命、一族をかけて成し得るべき命題、グランド・オーダー。それは、この惑星の人類史の保障に他ならない。私達は人類史を見守り、その先に未来が確かに続いている事を見る一族。」
「未来を創る、なんて大きな事は言わない。ただ、未来は”在る”のだと、他の魔術師達に伝え保障するのが使命だった。アニムスフィアはその結論として、この魔術礼装を作り上げた。疑似天体カルデアス。惑星に魂が有ると仮定し、その魂を複写し、極小のモデルケースとして出力したモノ。このもう一つの地球に、我々は干渉できない。位相が違うからだ。けれど、こうして見る事は出来る。」
「父はカルデアスの設定を100年後に定めている。カルデアスの文明が灯っていれば、人類は100年後も存命している。と、証明できる。カルデアスは同時に、地球のライブラリとして機能した。100年先である未来の詳細は観測できない。未来は変動するモノだからだ。が、確定した過去の詳細は引き出せる。言わば、人類史の過去に向かう際の羅針盤だ。人体を霊子分解し、過去に出力するレイシフトも、カルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がるだろう。」
「父はこのカルデアスを作り上げ、これを運営し、観測する組織としてカルデアを作り上げた。偉大な研究者にして魔術師だった人。その父も、3年前に私を残してこの世を去った。2012年、所長室で遺体が発見されたのだ。病死であったのか事故死であったのかは、今も判明していない。私は父の死後、このカルデアを引き継いだ小娘だ。父は私に何も残してはいなかったけれど、アニムスフィアの魔術師としての信念は引き継いでいる。所長を引き継いでもうじき2年。右も左も分からない小娘ながら、漸く慣れてきたと思ったのに...」
書きだそうと思ったら存外所長の語りが長かった。
...という、これまで一部などで断片的に語られてきた、カルデアの創立の経緯などですが、ここで判明したのがアニムスフィアの家系もやはりグランドオーダー...と、呼ばれる魔術世界において最高位の命令、西暦以前より続く家系が授かった始まりにして一族が途絶えるまで遂行を余儀なくされる絶対厳守の呪い「冠位指定」を、授かった家系であるのが明かされました。
恐らくですが、「人理補正式・ゲーティア」より別たれた冠位指定(七十二の魔神柱へと回帰する事が命題)ではなく、別の...「魔術王ソロモン」から受け継がれた冠位指定かなと個人的には思っています。(ゲーティアから別たれた最後の冠位指定遂行者であるフラウロスこそが2015年担当者であり、レフという外的要因によりオルガマリーはカルデアスに呑まれ、マリスビリーは活動期限とされる時期より早く死去しているので違うかなと)が、どうなんでしょうね。
セイレムでも、伝承科の創立に関与していたと思われるブリシサンも発端の魔術師が魔術王の弟子の一人と明かされましたが、天体科も冠位指定を授かった西暦以前の家系と、時計塔の十二のロードの発端はノーリッジ以外の科は全てとはいかないかもしれませんが、魔術王由来なんでしょうかね。
そうなってくると、個人的には「鉱石科(キシュア)」や「法政科」が気になりますが、関係あるんでしょうか。
あとは、マリスビリーの死も未だ気になるところではあります。今回のオルガマリー所長の語りだと「病死」或いは「事故死」と扱っていますが、元々「自殺」ともされ、Dr.ロマンの見解だと「レフによる他殺」という扱いだったりと見解がブレブレなんですが...
自殺の場合ですが、私の大好きな橙子さん曰く「魔術師というのは自ら命を絶ってリタイアする事は出来ない。冠位指定の様に古い家系なら尚更のこと」と、されている(ただこれは、橙子さんの言い方だとどうにも一族の冠位指定は魔術刻印に刻まれているっぽいので、2012年時点でオルガマリー所長に全てアニムスフィアの刻印が移植済み=マリスビリーに刻印が無いのなら、冠位指定による制約は関係ないのかもしれませんが※事件簿時点で一部の刻印は継承済み)
ので、どうなのかなというのもあり、レフによる他殺も、レフの冠位指定による魔神柱への覚醒は2015年なのでそれ以前に殺意を以て殺害を働くのかが疑問ですし、マリスビリーの活動期限(2014年)よりも早くに死亡しているのがどうにも引っかかるので、病死や事故死もどうなのかなと言う気は。
というか、この活動期限というのが冠位指定の遂行のタイムリミットのようなもんなんでしょうか。ただ、オルガマリー所長が刻印を継承して2014年以降もアニムスフィアの冠位指定を引き継いでいるなら、また別なのか。色々と謎かなと。
マシュ「然し、何故100年後なんでしょう」
マシュ「明日も文明が続いている。という状況を見るだけなら、一日後でも、一年後でも良いのに...と、思いまして。」
レフ「...対応時間だよ、マシュ。仮に一日後に文明の光が消えていたら、それはもう手の施しようがない状況だ。解決策は無い。けれど、1年後10年後の滅びだと言うのなら、それだけ対応する時間ができる。前所長が100年後と設定したのは、対応する時間を人類に用意する為だと思うよ。」
カルデアスの観測が何故100年単位先なのか。その真意は今回明かされましたが、滅びに対する「対応時間」であったとの事。
この「100年」と言う時間
理屈は簡単だ。
世界というものはある程度進むと可能性の統計を取り、
”次の時代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。
不要と判断した世界の並行世界───
その未来を閉ざすんだよ。
具体的に言うと「ここまで」と集計をとって、
”少なくとも、あと百年は続けられる”と
保証された世界だけに可能性を許す。
質量保存の法則に習って言えば、
これは事象保存の法則と言えるだろう。
という、人類史の在り方というか「編纂事象」と「剪定事象」による余計な可能性を伐採し事象の均一化を取り「人理定礎」を穿つタイミングとして、何とかテラで既に語られていますが、対応時間もやはり元はここに起因してるんでしょうかね(100年後も人理が継続しているなら、可能性がある=並行世界があり=まだ変動し得るので未来もまたある。ので、まぁまだ手詰まりではないという訳でもありますし)
あと、路地裏ナイトメアでシアリムが論じた滅びへの対応策の話もここに繋がってくるんでしょうね。
で
私もいま気付いた裏話。 strangeFakeのあの某カレイドスコープ翁の、『蜘蛛が目覚める。対応するには100年足りん』の後半の台詞は奈須さんによるもの。>対応年数 #FGO #strangeFake
— 成田良悟@デッドマウントデスプレイ連載開始 (@ryohgo_narita) 2017年12月31日
成田良悟大先生が仰っている
「おう、このカッティングはなかなか......いや、最悪だ。大蜘蛛が目覚める。対応するには百年足りん」
という、ゼルレッチの台詞はマジのマジに本当に言葉の意味通りだったようですね(というか、成田先生知らなかったんかいというのが衝撃)
あくまで、滅びに対応するに要する時間(猶予)なので、実際に百年の間の準備で滅びに対応できるかはまた別の話ではあるとは思いますが、とはいえ一応文明の発達は何れ魔法すら魔術に成り下がる、何れは魔法そのものの人類にとっても不要なモノになったりするともされていますので、文明の発達が進めば実際に「ORT」に対応するモノも生み出されるのかもしれません(それこそ「魔剣・斬撃皇帝」のような)が、さて。
然し、このように100年という時間はやはり重要視されてるので
「お互い目覚める時間を間違えたな。
宙を目指すのは百年早い。
今はおとなしく、虚無の海に沈んでおれ。」
という台詞もやはり意味深ですね。
この色分けはなんでしょうか。
オルガマリー「お父様は彼らをマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいたけど」
七人のAチーム、そして二部の序章でヴォーダイムが名乗っていた「クリプター」なる名称は本来マリスビリーが付けた呼称。この名称を名乗り続けているのに意味はあるのか、はて。
マシュ「所長、これはなんですか?カルデアで作られたモノでは無さそうですが。」
オルガマリー「それは...おかしいわね。厳重に保管しておいた筈なのだけれど」
オルガマリー「それはアトラス院からの贈り物の一つなの。」
オルガマリー「そう、魔術世界における兵器倉庫。禁忌の穴倉。アトラス院。お父様はアトラスの契約書を持っていてね。その契約書と引き換えに技術提供を知ってもらったの。その一つが、疑似霊子演算器トリスメギストス。そしてもう一つが、それ。”虚数観測機ペーパームーン”。」
レフ「ペーパームーン...平面の月と来たか。その話は私も初耳だ。然し、具体的にどんな用途で?」
オルガマリー「虚数空間を観測、立証する羅針盤よ。カルデアスとの位相差を越える手段として用意されたモノらしいわ。最も、もう使い道は無いのだけれど。シバが完成した以上、レイシフトが実証できるのだもの。」
マシュ「驚きです。レイシフト以外に特異点に干渉する手段が有ったのですか」
オルガマリー「ええ。虚数空間に潜ってから、目的地に浮上する転移手段。”ゼロセイル”と呼ばれていたわ。」
ロマニ「そして、それを可能にする船を”シャドウ・ボーダー”...と、ボクらは名付けた。秘密裏にね。」
二部の序章とリンクしている件ですね「ペーパームーン」「シャドウ・ボーダー」「ゼロセイル」と。
ここで判明したのが、案の定カルデア...というよりもマリスビリーがアトラスの契約書の保有者だったという。そして、トリスメギストスやペーパームーンを保有していたのは契約書の効力あってのものだったようですね。
アトラスの契約書を使用された場合、アトラス院側は協力を余儀なくされ、使用した側の目的が達成不可能になるか契約期間が終了になるまで手を出すことは出来ないとされるのが最近判明しましたが、契約書の利用による契約なら当代のアトラシアである「ズェピア・エルトナム」はカルデアという組織をどう認識していたのかは不明ですが、協力の背景にズェピアの意思の介在の余地は無かったのかもしれないですね。
然し、また契約書の保有者が判明したので現状
・「マリスビリー・アニムスフィア」(霊子演算器トリスメギストス、虚数観測機ペーパームーンの提供に使用 ※FGO以外の世界では保有してるのかも不明。恐らく契約書の使用はしていない?)
・「ブラックモアの墓守」(ロゴスリアクト及びロゴスリアクト・レプリカの提供に使用)
(・聖堂教会or埋葬機関?(黒い銃身の提供に使用?※月姫世界のみの可能性有り))
こんな感じですかね。
ここにきて、アトラス院の諸々も判明してきましたが、然しペーパームーンが七大兵器の一つであるかは...どうでしょうか。
虚数観測機ペーパームーンは、やはり虚数空間を利用しての転移方...ですが、個人的に疑問はありますが後の方で。
オルガマリー「もう私に何も出来ないけど、応援しているわ。たとえ、貴方達の未来がどうしようもないモノにすり替わっていたとしても。」
未来がすり替わってるってなんでしょう。あと、ここで藤丸が所長の事を覚えてすらないのが良く分からなかったですね。
???「諦めろ。君達に守れる人理は無い。」
藤丸に呼びかけるサーヴァント...一体、サー・何ハッドなんだ...
「ロード・キャメロット」。言うまでもなく「サー・ギャラハッド卿」。つい最近、ケイ兄さんが事件簿で似た事を披露したので、かなりタイムリー。
ギャラハッド「遥かな未来...いや、正しい歴史から訪れた漂流者よ。君達に勝機は無い。人間の世界は滅びる。そのように未来は決定した。」
ギャラハッド「その通りだ。文字通り未来は白紙になったのだから。燃えるモノが有るなら良い。残るモノが有るならまだマシだ。けれど、この星はその残滓すら手放した。人類は手詰まりだ。これが人類の未来。君達が人理焼却を破却した事で確定してしまった、これからの地球の姿。かつて、魔術王はこう言った。何もしない事が君達の幸福だと。その言葉をもう一度繰り返そう。僕達の歴史は、未来に続く事は無いのだと。」
藤丸「俺達が人理を修復したから...?」
魔術王の人理焼却が破却された事で滅びが確定されたとの事。
1.5部中でもちょくちょく未だ未来領域が消失したというのは語られていましたが...
然し、2015年の時計塔で「ライノール・グシオン」が見据えていた、何もかもが不足している未来という現状はこれの事だったのかもしれないですね。
然し、マシュの憑依英霊であったギャラハッドがこのように叱咤し、藤丸を正しい人類史より来た漂流者と呼称するのは違和感がありますが、このギャラハッドは一体。
何なんでしょうねこれというか、この人。プロローグでも居ましたが。
何か「ティアマト神」と似てはいますが...然し一体。
ただ、今回のこのロストルームが「失ったモノ/失うモノ」を見てしまう部屋という事で、後半こそ「藤丸立香」視点でしたが、オルガマリー所長視点の映像もあったので、これ所長関係の何かかなと、個人的には思いました(これもロストルーム内に居たので)
そして、某復讐者曰く、世間に忘れ去られた廃墟である時間神殿の玉座と十の指輪。その一つを持ち去る何者か。
FGO 第二部PV
スターズ/コスモス/ゴッズ/アニムス/アントルム/アンバース/アニマ/アニムスフィア
篝火に火を灯せ。
祭壇に供物を捧げよ。
魔術王の名の元に、この星の新生を寿ごう。
見るがいい、この末路を。
人類史そのものが行った足切り、敗れ去った歴史の悪意の果てがこれだ。
だが、嘆く事は無い。何故、と被害者ぶる事もない。
弱いモノを自然淘汰ではなく、自発的に排したのが人類の回答であったのなら、その役割が君達に回ってきただけの話。
我が名はソロモン。
過去と未来を見渡す眼を以て、この結末を予期したモノ。
そして、人類の戦いを彼岸より見届けるモノだ。
空想の根は落ちた。
宙からの信号は途絶え、地表は漂白され、この惑星は一人ぼっちの星となった。
濾過異分子現象。侵略され、白紙化した惑星。
もはや、正しい秩序は無い!人理を護る英霊は居ない!
何一つ、味方となるモノは居ない...この地では、お前達こそが悪なのだから!
だが、こと生存において善悪による優劣は無い。
お前達がまだ諦めないと言うのなら、あの時と同じく!何もかも無に帰したこの状況でまだ生存を望むと言うのなら!
愚かしくも力の限り叫ぶがいい!惜しげもなく過ちを重ね、あらゆる負債を積み上げて尚!希望に満ちた人間の戦いはこれからだと!
フッフッッ、フハハハハ、ハハハハハハハハハハハ!
「全く...中身を作ろうとするのは、この宇宙の悪い癖だ」
本当にまだ始まったばかりでしたね。
という事で、FGO第二部Cosmos in the LotbeltのPVにて色々と明かされました。
かつて、どこぞの科学者は人類の闘争によってドン詰まりの世界から活路を見出すことを論じましたが、そういった種としての生存競争だけでなく、人類史そのものにも生存競争である勝利と敗北が有るとか。
”現在”とは正しい選択、正しい繁栄によって紡がれた勝者の歴史であり「汎人類史」と呼び
過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。”不要なモノ”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた”行き止まりの人類史”───
これを「異聞帯(ロストベルト)」と呼ぶと。
ということで、二部のプロローグによって敵側が名乗っていた「異聞帯」という新たな概念が明かされた訳ではあるんですが...
あり得たかもしれない結末。
切り捨ててしまった関係。
気づく事さえなかった選択。
そういった”もしも”を許容する事で変わる未来。
正確には”変動する未来のある世界”が、並行世界と呼ばれるものだ。
逆に言えば。
もう何を選んでも未来が変わらなくなった世界に、
並行世界は存在しない。
それはただの行き止まり。
過去に戻る事さえできなくなった、孤独な単一の世界だ。
それは必ず生まれてしまう構造的必要悪だ。
人々に選ばれなかった選択が続いた世界は、
あなたの知る『世界』と同じ姿を保てる筈がないのだから。
致命的な選択を続けた事で滅びた世界もあるだろう。
革新的な正解を続けて文明レベルが上がりすぎた世界もあるだろう。
そうなってしまってはもう“他と同じ世界”とは数えない。
世界の基盤がズレてしまったのなら、
それは別世界と言うべきものだ。
不要と判断した世界の並行世界───
その未来を閉ざすんだよ。
分かっただろう?
いきすぎた崩壊、いきすぎた進化を遂げた世界に
並行世界(かのうせい)は存在しない。
そういった異世界は、もう結末が決まってしまった袋小路(デッドルート)にすぎない。
という、以前明かされた「剪定事象」の説明と、パッと見は酷似していますが
亜種並行世界Ⅳの舞台である「下総国」での、キャスター・リンボこと「蘆屋道満」が語った「失われた歴史(ミッシング・ベルト)」と呼ばれた、並行世界でもなく、滅びずして消去された剪定事象ですら無い世界であり、「異なる神が異なる眼で観測した」との事なので、恐らく違うと。
そして、ダ・ヴィンチちゃん曰く異聞帯のサーヴァントはこれまでのどのサーヴァントとも違う(剪定事象出の武蔵もいるので)、異聞帯(ロストベルト)は”並行世界論にすら切り捨てられた”との事なので、近いようで別の括りなのでしょうね。
ただ、ホームズも断定は出来ていないので、性質的には剪定事象と近いのかなという気はします。
が、剪定事象と見るからに説明が酷似しているので、率直に言うと超ややこしい事この上ないですねぇ。
一応、下総国の事例を参照にすると
夢と現実の狭間のような場所であると。
そして、曰く「監獄塔」とも似ているようですが...あとは、下総国が異聞帯と同じなのかは不明ですが、人理に影響は及ばないという観点だと「新宿」もどちらかというと近いのかなという気も。
こういう事では?というか、「ジャンヌ・オルタ」の幕間で怨念や憎悪は残留するという話で、こういったモノや恐らく異聞帯などという並行世界論からも外されたモノは表には出て気すらしないけども、それが今回表に出てきている(ジャンヌの言では何らかの拍子の影響)と、それが2016年末の人理焼却の破却/人理復元中により世界の作りそのものが不安定化→この際に、異なる星の神が異なる眼で観測したから、表に出てきた。(或いは逆)という流れなのかなと。
新宿、下総国、残留した怨念etc...それぞれ人理には影響を及ばないと言われてるので、そういったモノは本来なら表にも出てこないし人類史に影響は与えるようなモノではないのでしょうね多分。異聞帯も同様に。
まぁ、正直まだ何とも言えないのですが、個人的に良く分からないのが
「編纂事象」「剪定事象」
↑この二つが並行世界理論として「並行世界の運営」概念の範疇の管轄として運営・管理されているとし、これら含めて「汎人類史」とするのならば
「異聞帯(ロストベルト)」という、先の並行世界理論にも切り捨てられて間違った人類史の管轄というか、廃棄先や管理はどこが担っているのかなっていうのが良く分からんというか気になると言うか。
二部のプロローグでカルデア一行は虚数の世界へと向かいましたが、異聞帯が虚数空間からアクセスできる位相なのだとしたら
以前、少しだけCCCのイベントや竹箒で語られた「虚数事象」の管轄になるんでしょうか?異聞帯って。
剪定事象と編纂事象などの汎人類史を「観測宇宙」が司るなら、異聞帯は「記録宇宙」の方が司ってる?とかそういう話なんですかね。良く分かんないっす。
この辺りどうにも良く分からないと言うかピンとこないというか。
間違った繁栄、行き止まりとなった人類史といいいますが、やはり説明が剪定事象と似ているので、明確にどう異なるのかというヴィジョンが浮かばないんですよね。
二部のロストベルトに五世紀のブリテンと思われるのがありますが、「ブリテンを長らえる」という方向性に事を進めても、結局は事象固定帯により結果的にブリテンは滅んだという結末になり、そういった可能性は大偉業で固定帯そのものを破壊でもしなければ剪定される。という話もあるので、そういった中でじゃあ異聞帯とは何なのかというのがイマイチ。
先の幕間や1.5部などで、二部に関係のある話もちょくちょく示唆されたようなので、イベントなり色々と見返しておこうかなと思います。
あと
この辺りの英霊の「実在」か「架空」かという話も恐らく二部というか異聞帯に関わってくると言うか明かされるのかなという気が。
FGOがリリースされてから、各媒体で描かれる「英霊伝承」シリーズや一部幕間は特にそうなのですが、伝承・伝説、神話などの物語りとして綴られるお話と実際に型月世界で英霊として刻まれてる彼らが歩んだ生前の実態は実は些か異なる(例えば、モンテ・クリスト伯の復讐劇の背景には「転生無限者ロア」との因縁があった。「H・ジキル」は人類悪を危惧して命を絶った。始皇帝暗殺はある意味で達成していた。「シャーロック・ホームズ」や「ジェームズ・モリアーティ」が実在しているetc)というのが、強調されているように個人的に感じていて、その辺り二部に関与してくるのかなと。
巌窟王の幕間も実装された時は何か良く分かんないなという感じでしたが、オレと俺は異なるのって「あ、何かそういう...?」みたいな感じがします。
まぁ、やはり色々と読み返してみようかなと思います。
そして、第二部のPVで長々と語る、かつて人理焼却を成そうとした魔術王であり統括局であったゲーティア。
>我が名はソロモン。
>過去と未来を見渡す眼を以て、この結末を予期したモノ。
いままで、「魔術王ですら未来領域が見えていなかった」や「人理焼却が起きずとも未来領域は消失したまま」と、断片的に謎だった部分もやはり魔術王もといゲーティアの千里眼ですら、そもそも2017年以降の人類史が観測できていなかったという事なんですね。
>そして、人類の戦いを彼岸より見届けるモノだ。
どこからか見守っているようですが、これは「冠位時間神殿」からなのかまた別(虚数空間)なのか。ロストルームで指輪を拾ってたのはあれゲーティアですかね多分。
一応、マテリアルで
単独顕現:A
特殊スキル。単独行動のウルトラ上位版。
また、存在が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
このスキルを持つ者は特異点による人理焼却も、○○○○○による人理編纂にも影響を受けず、条件が揃ってさえいれば顕現する。
と、されているように、単独顕現持ちはタイムパラドクスによる攻撃どころか人理焼却や人理編纂の影響を受けずに現存はしているようなので、どこかに潜んでいるんでしょうが。
然し、二部の黒幕が扱うのは「人理編纂」だとしたら
今まで、語られてきた「人理再編」とは別なのか。一緒なのか。まぁ、意味合い的にはどちらも似たようなもんなので、同じかなという気はしますが。
ただ、人理再編というワードは「クー・フーリン【キャスター】」も知っているワードなので、人理再編は特異点Fも関係あるのかなと思っているのですが、第二部は特異点Fが関与するのか何か怪しいですよね。(規模のデカさ的に)
取り敢えず、ゲーティアが今度は味方ならだいぶ頼もしい気はします。
一番最後の女性らしき人物は、オルガマリー所長に聞こえますが果たして。
あと、一番最初の台詞は事件簿や去年のアニメでオルガマリー所長が唱えていた詠唱ですね。
そして、第二部の舞台となる七つの異聞帯。
一つ目の異聞帯はイヴァン四世の統治していた時代と被ってるのと、異聞帯名のアナスタシアは普通にアナスタシア皇女なのか、イヴァン雷帝の妃のアナスタシアか。イヴァン雷帝統治次代のロシアが舞台っぽいですがどういう話になるのか分かんないっすね。
二つ目の異聞帯は、ゲッテルデメルング(Götterdämmerung)がもうそのまんま(ラグナレク)なので、とうとう型月世界での北欧神話に触れられそうではありますが、でもだとしたら型月世界だと北欧神話って紀元前10世紀位なんだというか、割と神代の終了の後の方なんですね。
この頃だと西アジア圏の法での神代は実質的に終了してるとされている位なので、もうちょっと前の方かな?と、思っていましたが意外にもこの辺り。
「ブリュンヒルデ」が未だにまともにメインシナリオに出てないのと、そろそろ魔剣のカテゴリでは頂点とされる「魔剣グラム」の担い手として「シグルド」、他のワルキューレや疑似鯖か何かで神霊辺り出るんでしょうかね。大神オーディン率いる北欧の神々はどういう扱いになっているのやら。消えぬ炎の■■■ってなんでしょうね。「戦乙女」位しか思いつかなかったですが。
三つ目の異聞帯は、時代と統合真国という名的には中国を統一して、色々と最近あった秦の始皇帝っぽい気はしますが、ただこの年代が丁度没年とされているので始皇帝が没してない世界なんですかね。
英霊伝承で示唆された始皇帝の不死性の真相は気になるところですが。あと、一応Fakeで本来「繰丘夫妻」が召喚しようとしていたのがかの始皇帝で、結果的に椿が「ペイルライダー」を召喚したという流れなので、芥ヒナコがクラス・ライダーを召喚予定設定なのはそういう繋がりかもですね。
四つ目の異聞帯は、個人的に二部で一番気になるぺペロンチーノ。
ぺペロンチーノの趣向的には、インド神話絡みという気はしますが、黒い神はそういった観点から考えると「破壊神シヴァ」なんですが、ただ英霊剣豪で蘆屋道満の背後に居ると思わしき存在も「黒い神」と呼称されているので、何か純粋にインド神話絡みでもないのか良く分からんですね。
インド神話絡みなら、「アルジュナ」の中のクリシュナネタとそのクリシュナがクルクシェートラの闘いの際に不在だった件もここで消化するのかどうか。自分もインド神話特有のスーパーインド大戦的な世界観は好きではあるので、割と気になりますがはて。
五つ目の異聞帯は、B.C.12000...第二神代黎明期とされる時代に君臨した、アルタミラの石碑、白い巨人である「セファール」及び「ヴェルバーⅠ」に関する話でしょうかね。何とかテラリンクも出ますし、セイレムでもヴェルバーの襲来はそれを利用した人類の救済である事も明かされましたしね。
セファールというか、ヴェルバーⅠもヴェルバーⅠでムーンセルが存在しない場合の月の侵略時に「朱い月」との交戦は有ったのか。地上でセファールが滅ぼした「他天体からの君臨者」とは誰なのか。など、気になる点はまだありますが。
六つ目の異聞帯は、副題のタイトル的には完全にアーサー王伝説に纏わる話でしょうね。
「サー・ギャラハッド」は恐らくここで出そうですが、最近いろいろと明らかになったり露出が増えた「モルガン・ル・フェ」や「サー・ケイ」率いる円卓の騎士はどうなるか。単にブリテンの維持を目指すだけでは剪定事象案件とされる中での異聞帯とは。そして、ブリテンは世界をひっくり返す拠点成り得る土地ですが...はてさて。
七つ目の異聞帯は、情報無さ過ぎますね。
まぁ、その時代・その土地に纏わるサーヴァントが出るとは限らないですし、そもそも異聞帯という正史とは異なる世界が舞台なので、今異聞帯の詳細考えてもしょうがないんですが。
こうして見ると、異聞帯は「神代」の頃が多いのが気になりますね。まだ、人間の時代に移り変わる前の時代...やっぱり、英霊の実在や架空問題は二部に関係ありそうな。
神代へのレイシフトはかなり難易度が高いという話でしたが、ペーパームーンによる時空転移はどうなんでしょう。
FGO 二部PV
個人的にはオルガマリー所長に関係ある存在かなと思っていますが、マシュに手を伸ばすのは...
個人的には、第二部の登場人物の中ではこの二人がやっぱり一番気になります。
ベリル・ガット...唯一一切の詳細が不明なクリプターの一員。
マシュの反応を見るに、過去に何か嫌な事が有ったのか、そもそもベリル・ガットが特異な人物なのか。PVでは口元に血痕は有りませんでしたが、此方のOPだと口元にベットリと付着してるのが気になりますね。
足元は確かにロマンっぽい。
果たして、このイベントクエストの謎は...
アーサーは武蔵の様に、剪定事象やブリュンヒルデの幕間(藤丸の夢)など、特異な位相ばかり転移したり、アーサー曰く「自らは君達の人類史には存在しない」など、そもそも宇宙が異なるという扱いのプロト世界の扱いはどうなのか。など、色々と疑問ですが。
こんなところです。
ぶっちゃけ言うと、異聞帯が未だにピンとこないのとソラからの君臨者であり神代への回帰が目的など、現状だと色々と良くわかんねぇなって感じです。
ただ、地球を神代(真の姿)に戻す事が狙い。というのは月姫世界で似たような事が示唆され、FGO第二部何かTHE鋼の大地って感じが凄いので、元々月姫2でやろうとした事をやろうとしてるのかなと、思いました。実際は知りませんが。
色々とピンと来ないので、1.5部やら見返しておきます。