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【C93】ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 7 [case.アトラスの契約(下)] 読了 その他

チッス

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という訳で今年もやってきました冬コミ

 

近年は当選続きの型月ですが、今回もまた受かっていたので新刊を買いに行きました。

 

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はい。

今回から、厄介な事に型月系の同人は一日目に来てしまったのと、ここ最近公式関係の出展も増え無視する事は出来ないので、初日は東の島を回っていたので二日目に並んできました。

ぶっちゃけると、前日夜~朝方までやってたAbemaTVでらっきょの一挙上映を通して見てたので、30分だけ仮眠取って始発で出ようと思ったら気づいたら四時間爆睡してて完全に出遅れたんですが、まぁ普通に買えたのでセーフですね。

 

そんな訳で今回のコミケに関してや諸々は後の方に書きますが。取り敢えずは前回に続き事件簿の新刊を読んで判明した点などを主にフォーカスを当てて感想というか思った事を述べます。

 

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前回の上巻終盤より、七大兵器・ロゴスリアクトによって半年前のブラックモアの墓場と思わしき位相に転移されたエルメロイII世とグレイ。

その道中に訪れた、ブラックモアの墓場の本質である地下にて遭遇した白銀の騎士と、突如現れた円卓の騎士の1人「サー・ケイ」。

 

と、前回まさかのケイ卿の登場と相成りましたが

 

「だが、答えとしては三十点だ。そもそもオレはサーヴァントでもなければ英霊でもない。座からやってきたんじゃないんだから、世界が植え付けてくれる道理もない。今のはそこのしみったれた封印礼装に刻まれていた知識だよ」

 「もともと、アッドの人格モデルがあなたなんでしょう。この場合、人格モデルというのには細かな肉体や装備の条件も加わります。人格を決定づけているのはけして精神だけではないからです。……もっとも、こうして実体化できた理由までは分かりかねますが」

「厳密に言えば、その『槍』を封印するための、礼装の人格モデル、もともと、この村はアレの亡骸と『槍』を最初に運ばれた場所でな」

「で、その『槍』を封印するにあたって、縁者の中で一番都合のいい人格として、オレが選ばれたってわけだ」 

 

というのが判明しました。

やはり、アッド自体の基本ベースがサー・ケイであるが故のあの言動だったと。

そして、キャメロット崩壊後にはそういった事情もあり、ブラックモアの墓場自体が聖槍ロンゴミニアドを最初に運ばれた土地でもあったという…黒翼公の名を冠する土地に世界の表層を繋ぎ止める神造兵装が持ち込まれたのは中々厄い感が。然も、黒翼公自体もこの土地で討たれとるんですよね。

 

そして、この土地で何が行われようとしていたのかも判明。

 

それは、即ちイギリスにおいて「何れ未来に蘇る王」として語り継がれる、音に聞こえしアーサー…アルトリア・ペンドラゴンの復活/帰還を目的としていたと。

 

その為にもグレイが存在している訳ですが

 

「肉体と、精神と、魂。いずれも人間を構成する、欠かせない要素だ。タンパク質や脂肪を揃えれば人間になるわけじゃない。これらの要素が密接に関わり合うことでこそ、人は人たりえる」

 

「だったら、説明は省けるな。すでに理解してるだろうが、グレイはアーサー王の肉体を摸したもの。千年以上を閲して、ようやっとあの村が辿り着いたかけがえのない結晶だ」

 

「仮面の少女は、アーサー王の精神を摸倣したものだ」

 

「以上をもって、肉体、精神、魂の三者が揃ったとき、アーサー王が未来の王となりて復活する。少なくとも、村の者はそう信じている」

 

というのが、このブラックモアの墓守が数千年に渡る悲願とその成就の過程であるというのが判明し、個人的には成る程と思いました。

てっきり、グレイや仮面の少女のように、依代として適した子を器としてアーサー王を降霊させる「疑似サーヴァント」に近い方法で、アーサー王の復活を成し得ようとしてるのか。と、予測していましたが、三大要素を用いて現世にアーサー王を完成させるとは、これまた壮大な計画。

 

余談になりますがこの肉体、精神、魂の三大要素が人間を人間足らしめているというのは「月姫」「空の境界」「Fate/stay night」でも語られていますが、三大要素を合一して〜という計画は、何とかテラという地獄を体現したような作品がありましたが、あれをプレイしてればかなりイメージし易いかなと。

 

…というのが、ブラックモアの墓守の悲願。グレイの顔がアルトリアに類似していたのもそういった理由からと。

肉体のアーサー王」「精神のアーサー王」この二大要素を司り担うモノは、ブラックモアの墓場から調達可能。然し、問題は「魂のアーサー王」です。

 

「仮に肉体と精神が揃ったとしても、魂は再現できるようなものじゃない。もしも可能だとしたら、"それは大魔術ですらありえない"。"第三魔法そのものだ"」

 

「魂の模倣。その答えは、君なら知ってるんじゃないのか」

 

「サーヴァント……!」

「俺が直接見聞きしたわけではないが、聖杯戦争におけるサーヴァントとは、座に記録された本体から、魂まで模倣して現界させた存在なのだろう」

 

 

…と、第二要素と呼ばれる「」は、そもそもこの地上の法則内に無く、星幽界と呼ばれる高次元の位相に存在する世界の記憶帯とされます。

この魂は、魔術世界においてはとても扱いが難しいモノとされ、これに着目した魔術師も幾人程いる(「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」「ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア」など)のですが、彼らの扱う魔術はそれこそ大魔術のカテゴリ(「魂の転生」「他者の魂との融合」)に分類もされていますが、それでもやはり個人の魂の完全再現や維持ですら難儀であり、ましてや過去の人物の魂の再現など以ての外、然しそれを可能とするのが「魂の物質化」「ヘヴンズフィール」と、呼ばれる第三の奇跡「第三魔法」。

 

「違うわ。たしかに英霊召喚(システム)の基盤は第三魔法の一部を使っているけど、英霊はあくまで降霊でしょう。

   サーヴァントはこの地上に、この時代のモノとして生きている訳じゃない。第三魔法としては不完全だし、英霊なら魔法の力なんてなくても、依り代さえあれば実体化できる」

 

と、HFで語られているように、英霊召喚システム自体が第三魔法を利用したモノであると語られています。

 

その第三魔法(のシステムを組み込んでいる英霊召喚)を利用する事で、欠けている「魂のアーサー王」を揃えるという事なので、ブラックモアの墓守の計画には「英霊召喚」がある事が前提と思われます。故にこそ、この英霊召喚がそもそも不可能であり、死徒二十七祖第十六位にしてかの墓守の一族がその名を冠するきっかけであった「グランスルグ・ブラックモア」が現存している「月姫世界」だと、この一族そのものが存在しているかは怪しいですね。(少なくとも悲願の成就は先ずあり得ないと見えますが)

そんな訳で、ブラックモアの一族が悲願としたアーサー王の復活とは英霊召喚を利用としたものでした。ただ、個人的に疑問になってくるのは「Fake世界(英霊召喚も可能でありながら、死徒も力を持ち二十七祖が存在する世界)」でのブラックモアの一族なんですが…あの世界だとどうなってるんでしょうね色々と。

 

あと、魂の完全なる再現はそれこそ第三魔法レベルでなければ不可能な領域ですが、肉体や精神の模倣に関しては神代の魔術であれば一応可能との事ですが、この辺りは肉体改造の研究、神代の魔術の研究を行っている「彷徨海」が長けていたりするのかなーと思いました。

ヴァン・ホーエンハイムパラケルスス」と「コーバック・アルカトラス」が恐らく面識あるっぽいのと、パラケルススが彷徨海と技術交流を行っていたようなので、この肉体或いは精神の模倣の魔術がアレと関係あったら面白いかなーと思いました。

 

さて、そういった悲願をこのブラックモアの一族は抱えていますが、故にこそ「聖堂教会」は異端であるアーサー王の復活を目論む一族とは対立関係にあると。

 

そんな中で、この村に存在しルールの一つに数えられている「黒い聖母像」の秘密

 

「黒い聖母は欧州のあちこちに見られるものだが、いくつかのパターンがある。その多くは土地の大地母神と習合したものだ」

 

「そうした大地母神の派生に、ひとりの魔女がいる。複数の、時代も場所も異なる伝承で語り継がれ、おそらくは何人かの人物が習合された魔女だ。ああ、モルガン・ル・フェは、あなたが登場するアーサー王伝説でも馴染み深い名前でしょう。サー・ケイ」

「ただ、確かに、この村とモルガンにはつながりがあったんだろうさ。この黒い聖母には、どことなく面影がある。ふん、だからこの村を選んだんだろうな」

 

と、ブラックモアの墓場に存在していた黒い聖母像は「サー・モードレッド」「サー・アグラヴェイン」「サー・ガウェイン」らの母親として有名な「魔女モルガン」由来であり、なお且つこの村自体がモルガン所縁であると…

ていうか、かつて黒翼公が討たれ、魔女モルガン所縁で、アーサー王の復活を目論む一族…ブラックモアの墓場魔境過ぎるんですけど…ナンダコレ

 

そうして、骸王との対峙や一週目の時点から、あの「ドクター・ハートレス」が遠巻きから干渉していたなどなど判明し真相に近づくエルメロイ一行。

そして骸王の正体。それこそが...

 

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マグダレナ」。つまり、グレイの母親ですが...その実二週目の世界においての真なる正体こそが、アトラス院が生み出した七大兵器が一つ「ロゴスリアクト(のアヴァター)」。

...という予想外な展開。何というかあれですよね、今迄でも白銀姫の整形を施していたのが実は橙子さんだったとか、カウレス(中身ハートレス)など、結構斜め上の真相で殴ってくるパターンばかりなので、毎回タネ明かしの際は驚かされます

 

そんな訳で、骸王のマグダレナでもありアーサー王でも有り、この二週目である世界を生み出したのが他でもなくロゴスリアクトだったと。

そしてこの半年前のブラックモアの墓場と一見同じでありながら異なる世界...即ちロゴスリアクトが演算し作りげた「ロゴスリアクトの死後の世界」との事。

 

「なるほど、アトラス院の七大兵器であれば、アーサー王の精神をコピーすることだってかなうだろう。その程度は、本来の機能ならざる余剰でもやってのけるはずだ。なにしろ、人類を滅びから救うためにつくられながら、その結果世界を滅ぼすに至ってしまったとかいう代物だからな」 

 

ロゴスリアクト(というか七大兵器というべきですか)のスペックも開示されましたが、さすアトラスの七大兵器というか。元々、今迄七大兵器はブラックバレルしか判明していなかったのと、そのブラックバレル自体も明確に描写が有ったのはバレルレプリカの方だったので、いまいちこう凄さは掴み辛い感じはありましたが、アーサー王の精神の複製すらやってのけるさす七大兵器。

 

この辺りちょっとややこしくなってきたなと個人的には思いましたが、どうにもアーサー王の精神を再現していたのが他でもなくロゴスリアクトであり、一度アーサー王の精神が死を迎えたことでロゴスリアクトに「」という概念が付与された。死という概念を知らない道具は本来死なないにも関わらず死亡しているという矛盾を内包してしまったが故に、マルファンクションを引き起こしてしまったと。だからこそ、この世界がロゴスリアクトの死が終着であり起点のロゴスリアクトの死の世界で、グレイ達が村に戻ってきた時に村人が居なくなっていたのもマルファンクションに巻き込まれていたからだとか。

 

そして、これも初めて明かされた事ですが、アトラスの契約書に契られた契約は定められた契約期間に達するか或いは契約そのものの達成が不可能である判断された時までアトラス院側は手を出すことが出来ないんだとか。故にこそ、ロゴスリアクトがマルファンクションを引き起こしてもズェピアは監視するしかなかったと。

そうして、ロード・エルメロイⅡ世がロゴスリアクトのマルファンクションを止める事を選んでグレイがイロウシェンでアーサー王の精神とロゴスリアクトを引きはがすことに成功しましたが...

 

砂である。

赤い砂だった。

異様なまでに引き込まれる、鮮烈な赤い砂へと、ロゴスリアクトの肉体がたちまち変換されたのである。

 

「もともと、賢者の石はアトラス院の研究成果のひとつだ!ほぼ無限の情報を記述し得る究極の記憶媒体にして、至高の書物!ロゴスリアクトはそれ自体が賢者の石の特定状態でできあがっていて......おそらくは記録の続く限り、再現なく増殖できる......!ああ、だから村の人々は消えた!初めて、自ら死を知ろうとしたロゴスリアクトに巻き込まれた!人類を救う筈が世界を滅ぼすに足るとはこういうことか!」

赤い砂。赤い砂漠。

どこまでも、どこまでも、真紅の世界が広がっていく。

「自分の性能を、初めてロゴスリアクトは自覚した。自分自身で作り上げたこの仮想演算世界など、すぐに埋め尽くすぞ。長時間触れていれば、我々ですら情報のプールに分解されかねん。そうなれば、次は......」

次は現実だ、ということか。

 

ああ、その姿は......

鳥だ。

「ヘルメスの鳥......」

 

人類を救済するために、人類を滅ぼす、聖なる鳥

 

アーサー王の精神を引きはがされ変形したロゴスリアクト。これは...

 

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霊子演算装置ヘルメス」と「賢者の石」と「疑似霊子理論(ムーンセル)」を以て人類を守護しようとした、死徒二十七祖第十三位の後継である「オシリスの砂」を想起させるネタですね。

というか...エルメロイⅡ世が、仮想演算世界をすぐに埋め尽くし、次は現実世界にロゴスリアクトの賢者の石の変換が及んでしまうという説明も、MBAAにおいてオシリスの砂がやろうとしていた事と(幻影の夏の再演の世界で星の死を地球規模に拡大させて、その結末を現実世界に侵食する)全く同じなので、前巻でズェピアが「ロゴスリアクトとタタリが相似するモノ」と述べたのも成程という感じですかね。

 

あと、これはオシリスとかとは関係ないですが

「お前が、私の死だ」

 

【お前が、私の死だ】 

 

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ここのロゴスリアクトの台詞は、個人的に「ネロ・カオス」を想起させました(台詞だけ)いやまぁ、特に意識はされて無いと思いますけど。

 

そして、冥界の鳥ヘルメスへと変貌してしまったロゴスリアクトを再び止めるべく立ち向かうエルメロイ一行。

然し、その威力はクラス・フェイカーの宝具にも匹敵するほどという。さす七大兵器。

 

で、イロウシェンを再びロゴスリアクトに刺さなければならないので、サー・ケイが遂に

「───疑似展開」

 

「宝具設定。偽装登録。ああ、細かいパラメータ設定は抜きだ。英霊でもないオレには、ギャラハッドの真似事になるがね」

 

騎士(サー・ケイ)の宝具。

ぐるりと指を回すと、乾いた赤い砂漠を、唐突に霧が覆い始めた。

おそらく、本来は水にちなんだ宝具だったのだろうか。だけど、所詮は疑似。サーヴァントならざるサー・ケイのつくりだした宝具など、仮想構築するのだって。本来かなわないはずだ。それほどサーヴァントという存在は隔絶している。

 

「仮想宝具展開───儚くも忘れじの城(キャメロット・イマージュ)!」 

 

 

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ケイ兄さん(と、アッドが混じった状態の)の御顔御開帳。意外とイメージしてたのとは違った感じ。割とガウェインっぽい系譜の顔してますね。

 

サーヴァントではないので、これは本来の宝具ではなくあくまで仮想宝具なので「ロード・カルデア」みたいなもんでしょうが。宝具「儚くも忘れじの城」発動と。

うーん、なんというかまぁ良いんですが、以前にEXTRAの「レオ・B・ハーウェイ」の扱う「ソード・キャメロット」は、まほよで青子も扱っていた「決着術式」とサー・ギャラハッドの「ロード・キャメロット」の宝具(伝承)の合わせ技だという話が有ったので、キャメロット城を宝具として扱うのギャラハッドのみかなと思っていたので、ケイ卿も宝具として白亜の城を発動したのは、個人的にはちょっとうーんという感じがして、そんなに盛り上がらなかったですかね。

まぁ、あくまで仮想宝具ですし本来は水に関係のある宝具(という推測)のようなので、サーヴァントとして顕現した際は白亜の城とは全く関係ない可能性も有りますが。

 

ケイ卿の甲斐も有り、フラットやグレイの功績によってヘルメスは沈黙。

 

あとは一連の事件の解決後の真相の究明、ブラックモアの墓場の四つのルール、ズェピアとハートレスが交わした契約。その中で、ズェピアがハートレスと契約を交わしたのは、ある情報...即ち「冬木の聖杯戦争」のデータを欲していたからでもあったが故というのが判明しましたが...

 

「ああ、そんな気を張らなくてもいい。別に、私が聖杯戦争に参加するつもりだとか、そういうことではない。単に、あの聖杯戦争を形成している術式は、私にとって興味深かっただけだ。そう、魂すら再現して英霊を呼び出すあの術式は、私が希求する第三魔法との因縁がある」 

 

ここですね。こここそが、今回事件簿で判明した事実の中でも重要。

> 私が希求する第三魔法との因縁がある

ということで、Fate世界において「ズェピア・エルトナ」が求める神秘は第六法(Program No.6)」ではなく「第三魔法」である事が今回明言されました。

 

以前に

 

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死徒二十七祖と英霊召喚の共存が(基本的に)不可であると明言もされた「路地裏ナイトメア」の作中内において、シオン・エルトナムが挑戦した仮想シュミレータ世界の一つ「仮想空間:ELTNAM」では、何故かこの仮想世界の「ワラキアの夜」が挑んだ神秘が「第六法」ではなく「第三魔法」という扱いにはなっているものはありましたが、この仮想空間自体は「カルデア」や「死徒二十七祖」「ワラキアの夜(タタリ)」「埋葬機関のシエル」などが存在する仮想空間(つまり、Fate世界と同じ条件ではない)だったので、Fate世界で必ずしもズェピアが第三魔法を求めているとは限りませんでいたが、今回ようやく明言がなされました。

 

なので。少なくともFate世界でズェピアが求める神秘は第三魔法となるので、この辺りも根底からし月姫世界とはやはり異なりますね。

考えられる点としては、Fate世界にはそもそも第六法が存在しない。か、第六法が何らかに対するカウンターだとして、Fate世界ではそもそも第六法を成立させる必要が無い(成立させるような脅威が訪れない)というところでしょうね。

 

Fate世界では恐らく第六法が存在しない。黒翼公が二千年以上前に滅んでいる。そもそも死徒二十七祖の概念が存在しない。ので、第六法はそういうモノであり、それが月姫世界を月姫世界たらしめている要因かなとは個人的に思っていますが、何れにせよズェピアが500年以上アトラシアと君臨している(本来なら15世紀時点でタタリと果てる)ほどにFate世界の事情は猶予がありそうなので、第六法が無いか成立させる必要がそもそもないんでしょうね(逆に月姫世界だとズェピアがアトラシアに就任して間もなく発狂して追い求める程までの脅威が訪れる/第六法が到来すると)

以前にも述べましたが。このFate世界でズェピアが大聖杯或いは第三魔法に対してどう思っているのか。というのは、とても気になっていたので言及していただいて三田さんにはとても感謝ですね。

 

そしてもう一つ判明した事実

 

「ふむ、気づいていなかったのかね?もちろんアッドの記憶には制限がかかっているが、こんなのは、まがりなりにもサー・ケイの精神モデルを顕現させられた時点で、明白だろう。ましてや仮想空間なんて構築できたとあってはほかにあるまい。もちろん、あれとてオリジナルの演算空間の中だからこそできた離れ業だろうが」

 

「封印礼装としてのアッドの核は、ロゴスリアクト・レプリカだ」

 

アッド、まさかのロゴスリアクトのレプリカだった。

正直「え」って感じですし、それさらっと言うか!?みたいな感じで吃驚しましたが、どうにもロゴスリアクトのレプリカのようで、つまるところバレルレプリカみたいなもんだったとは。

ただ、疑問なのが最果ての塔を封印するためにケイ卿が礼装の人格モデルとして選ばれたという話で、カムランの丘の悲劇後にケイ卿とロンゴミニアドはブラックモアの墓に運ばれていた訳ですが、遥か昔にアトラスとブラックモアの墓場が契約してロゴスリアクトとレプリカも同時に貸与していたということなんでしょうかね。

 

然し、ブラックバレルとバレルレプリカ。ロゴスリアクトとロゴスリアクト・レプリカ...七大兵器ってそれぞれ七つにそれぞれ模造品も存在するんでしょうかね。

 

とりわけそんな具合で、事件簿読み終わりました。

世界観の設定として判明した点にフォーカスを当てて書きましたが、今回の第四幕で在りながらも始まりの話でもあるブラックモアの墓場を舞台として、過去の因縁との対峙や事件簿の世界観の根底的な部分の謎の解決もあったりしましたし、いよいよ終局に近づいてるなというのを感じました。

ケイ卿も言っていましたが「死者は蘇らない。現在を変革できるのは今を生きるモノのみ」という型月作品に根幹的なテーマを交えつつ、アドラやイゼルマ。レール・ツェッペリン、アトラスを経てのグレイの変化のようなものは感じたかな思いました。

 

...そういう訳で、アトラス面白かったは面白かったんですが、ただ下巻は何というかややこしいというか、概念的な説明が多かったので理解はできるはできるんですが「な、なるほど...?」となる部分がちょっとあったかなと。

 

あとはそうですね。一応、自分が今一番気になっているのが「Fate世界」と「月姫世界」の二分乖離になってしまった事、「英霊召喚」と「死徒二十七祖」が何故か択一の関係になってしまった点なので、今回の事件簿は特にフォーカスを当てて記事を書きましたが、その点に関してはやはり予想はしていましたが前巻の上巻が主で下巻は特にその辺りに関して判明情報はあまり無かったですね。

流石に魔眼蒐集列車、アトラスとニ連続で上級死徒を交えてきたので、もう事件簿でこの辺りの世界観乖離に踏み込むことはないでしょうし、個人的にも次のゲストはEXTRAかまほよから来てほしいと思ってますんで、言っておくと

 

アルクェイドとアルトルージュは誕生している(活動している)のか

・他未確認(二十七祖が存在しない世界に限る)の二十七祖に該当する祖がどうなっているのか(取り分け気になるのがネロ教授、メレム、黒騎士、白騎士、アルトルージュ、白翼公の詳細)

・ロアやアインナッシュが台頭した時点(12世紀)で、月姫世界では蔓延っていた堕ちた真祖と死徒が蔓延っていたのか。そもそも12世紀時点で真祖という種族自体現存していたのか

・初代アインナッシュを討伐したのは果たしてアルクェイドなのか

・ロアの死徒化のアプローチは魔術探究の果てによるものなのか

・黒翼公は朱い月とそもそも出会っているのか

・真祖を生み出す固有結界はどうなっているのか

・そもそも埋葬機関は創立されているのか

 

など、この辺りがFate世界ではどうなっているのかが気になりますね。なんで、別の何らかの媒体かさっさとインタビュー辺りで何か答えて欲しいところではあるんですが...

Lablynthでの記述も考慮すると、Fate世界での真祖の存在(と、真祖の吸血による死徒化のアプローチ)は個人的に疑問があるので、その辺り何らかの媒体で言及して欲しいところなんですがね。

 

あとは、月姫/Fate世界の片方に限った事ではないのですが、そもそも死徒と真祖がいつ頃誕生したのか。朱い月がいつ頃を機に地球に君臨してきたのか(一応、個人的に予測してるものはありますが)辺りも知りたいところですが、まぁこの辺りは何とかリメイクを待つしかないんでしょうけども。

 

然し、今回の事件簿終盤でハートレスの協力者が時計塔内に存在している事が示唆されましたが、恐らく次で最後と思われる事件簿五作目では時計塔の人物がゲストになるんでしょうかね。

個人的には、EXTRAから誰か出て欲しいなというので、ムーンセルが存在しない場合にトワイスとか見てみたい気はしましたが、とはいえ聖杯戦争間近となると、その関係者からかなと思うと分かりませんね。

時計塔内部からなら、それこそまほよからの枠でリデルも見てみたいんですが、果たして誰がゲストになるのか。橙子さん、死徒二十七祖...と、最終巻でもないのに既にビッグネーム中のビッグネームが出てきてるので、ローレライがゲストでも驚きませんが、気になるところですね。

 

あと、そういえば前巻でも述べましたが、UBWのドラマCDで既にケイ卿が登場してるので今回のアトラスの話が決定的に繋がるのかな?と、思っていたんですが、どうにもそうでもなさそう?この辺りも関連性が良く分からなかったです。一応、士郎の前にケイ卿が顕れてるので、アルトリア縁の「アヴァロン」を内包している点が関係あるのかなとは思うのですが。

あとは、結局「ダン・ブラックモア」とブラックモアの墓守と関係あるのかも謎のままでしたが、一応ベルサックが英国出身の魔術師(ダン卿も英国出の魔術師)のようなので、一族の一員なのかそうでないのか。(ただ、黒翼公とスペルが違いますが。とはいえ、名を拝借してるだけなのでブラックモアの墓守と黒翼公のブラックモアのスペルが同一とも限りませんが)

 

 

以下は今回のコミケに関して

 

本丸TYPE-MOONブース

 

 

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自分が買い終わったのは12時ちょっと過ぎ位だった気がするんですが、この時点で列形成〆切ってましたね。

夏は全然並んでいなかったのに、FGOグッズがあるのに+めちゃくちゃ商品量あるので混んでましたね。初日は列が全く進まないとかで、割とtwitterで叩かれてた気がしますが、実際に並んだ二日目はそうでもなかった気がしますね個人的には。

 

次はシルリン

 

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そういえば、記事書いてて思い出しましたが劇場版プリヤの原画集を購入しておきました。後日、通常販売などもなさそうでしたので。

 

次はプラスワン

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このブランケットのイラストのジャンヌ可愛いですよね。ただ、ブランケットってクソでか過ぎますし使う用途が無いので、タペストリー辺りで出して欲しいです^^;

 

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最早、恒例行事と化したしまどりるさんのライブペインティング。

FGOFes.でも二日間書いて、この間のマチアソビでもぶっ通しでやってらっしゃいましたけど、こう毎回毎回イベントでひたすら書かせるの正気の沙汰じゃないと思うんですが、せめてもうちょい広いスペースを用意すればいいのに...

 

 

次はufotable

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桜セット、喜べ少年セット完売。

自分は勿論並ばなかったんですが、うーん^^;今までも冬の式/夏の静音、UBWキャラ別原画集とか、抱き合わせ商品って結構ありましたけど、その中でも今回「レンゲ」とか...「フレークシール」とか...「カイロ」とか、いや...これ正直歴代でもかなりク...独特だな(婉曲的表現)^^;って思いましたので、これは流石にいr...並ばなくて良いかなっていう事で、完全にスルーしました。

両原画集とミニ色紙両セットで5~6000なら、まだ考えましたけど、レンゲとかカイロは、いやーきついっすねこれ。

 

今回も色々と炎上していましたが、まぁレジ数増加したのと一部だけでも受注対応始めただけでもだいぶ進化したんじゃないかなぁと思いました。Fateの方も受注しろというのは当然の意見だと思いますが、レンゲとかカイロ入ってますからねあれ...受注は難しいんじゃないですかね色々と。

今回、私は特に並んでもないので今回の件はどうでもいいっちゃどうでもいいですね。あと、ufoは今回らっきょ10周年で色々とやってくれたのと、私自身嬉しい物も出してくれたりしたので割と感謝してるところがあるので、そんなに怒りをぶつける要素がないというか。

 

ただ

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この桜のミニ色紙なんですが、これはできればコミケのグッズじゃなくて劇場版の来場者特典にしてくれよとは思いましたね。

せっかくの桜のメインルートの映像化なのに、結局桜単体の特典って9週もあったのに一個もないんですよね。そこは流石にちょっと考えて欲しかったんですよね。ufoに限らず御大も凛書いてた始末ですし。桜ルートの映画ですよ…

 

次はアニプレ

 

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次はシャフト

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次はGift

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あと残り色々と

 

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多分、Fate系の出展や展示は大体こんな感じだったと思います。逃してたブースも有るかもしれませんが。

 

さて、今回もコミケ行きましたけど、なんかここ最近は特に参加するサークル増えまくっててもう訳分かんないですね。カタログ眺めてて頭痛くなってきました。

もう同人の方は公式の方を追うだけで手一杯なんですけど、正直言うと公式に携わってる方はライセンス通した商業の本で出してほしいかなっていうのが本音ですね。追うの大変ですし、同人版ufo並みに並ぶのにドンと来るワダメモさんとかきっついっすわ。

 

今年(ていうか去年ですが)の年末はやたら忙しくて、HFのフィルムを回収しまくったと思ったららっきょ10周年20周年もあったりとか、あと

https://peatix.com/event/322990?lang=ja

これとかも行ったりしたりとか、ここ一カ月はだいぶあっという間に過ぎ去っていった気がしますね。セイレムとかクリスマス、最近では二部も始まりましたしね。だから、コミケもあんあmり余裕なくてだいぶ適当に臨んだ気がします。

 

年内中に書き上げるつもりでしたが無理でした。はい。

 

何かもう疲れました。以上。さようなら。